ブラック・ジャックをよろしく   作:ぱちぱち

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お久しぶりです。遅くなって申し訳ありません。
挿入投稿でしくじったので再度最新話を投稿し直しました(白目)
しくじりの元になった登場作品一覧は一番上にあるので興味のある方は御覧ください。

あと今回バカ回です。人数がまた増えました()

誤字修正、路徳様、竜人機様、佐藤東沙様、たまごん様ありがとうございます!


本編には出てこない超越者達

「――以上が今季の主要な報告になります」

 

 そう〆の言葉を口にし、メガネを掛けた男はぺこりと一礼すると自分のために用意された座席に戻る。

 

 その空間は――非常に不可思議な形をしているが――会議室、のようなものだった。円卓のようなテーブルにつく先程のメガネを掛けた男を含んだ5名。その5名を囲んで見下ろすように作られた上階の座席5つについた5名。

 

 上階に座する5名の視線を浴びながら、実務担当者であるところの5名は上階からの質問の声が入らないかを十分な時間待機し確認した後。

 

 濃厚な殺意が、円卓の間を包み込む。

 

「で、ゲンソウエリア統括司令殿。君の所から上げられたサイタマ君の出張申請。これはどういう事かな? 以前の取り決めではマカイエリアの間引き作戦には間に合うという話だった筈だが。いや、その前にケダモノに言葉が通じているかを確認するべきだったね。コーン、コーン?」

「わざわざ低い方の役職を出さないとマウントを取りに来る事も出来ないのか? ああ、メガネが曇って文字が読めないのなら狐語で音読してさしあげよう。コーン、コーン? 意味は通じるかな? 随分と下手くそな狐語だったので心配だよ」

「おっとこれはすまない、たかが代表代理の使い魔ごときの事などすっかり記憶から消えていたからね。経緯を一から聞かなければ説明できないという事をすっかり失念していたみたいだ」

「悪魔の癖に痴呆症とは救いがたい無能だな。そんな分際が実務責任者とはな、程度が……ふっ」

 

 まず口火を切ったのは AOG群のほぼ全ての実務に携わると言われている男、デミウルゴス。右手の中指で自身のメガネを押し上げ、視線も送らずに隣に座るヤオヨロズエリア郡の実務者・八雲藍へと舌鋒を向ける。

 

 悪意と蔑みを込めたデミウルゴスの舌禍を、しかし八雲藍は風が優しく凪いだかのような表情で受け流し、倍の舌鋒で以って貫き返す。そんな2名の様子を、ため息を吐きながら。あるいはニヤニヤと笑顔を浮かべながら席を立つ二名の男。

 

「失礼しよう。君たちと違って私の時間は有限なのでな」

「じゃれ合いを見るのも悪くないがオレも忙しい。明日はロッテリやの一日テン蝶を務めねばならないからね!」

 

 返事も待たずに立ち上がったマントを羽織る仮面の男と、彼に合わせるかのように席を立つ全身タイツ型のスーツに身を包んだ蝶仮面の男。2名の言葉にそれまで一切視線を動かさなかったデミウルゴスと八雲藍が険しい表情で2名へと視線を向ける。

 

「じゃれ合い、だと?」

「訂正しろっ! パピヨン! ゼロ!」

「ノン、ノン♪ パピ♡ヨン♪ もっと愛を込めてっ♪」

 

 視線を向けられたパピヨンは、満面の笑みをその仮面の下に隠しながら己へと向けられた舌鋒を楽しむ。彼にとってはこの場も、ロッテリやの一日テン蝶も等しく同じ。己が楽しむための、暇つぶしのようなものなのだから。

 

「……私は、関係ないだろう」

「……ユニーク」

 

 そんなパピヨンとは裏腹に、逃げようと思っていた喧騒に結局巻き込まれたことを悟ったゼロと、一人我関せずと議事録作成を行っていた長門有希の言葉が重なる。互いに視線を向け合い、苦笑を浮かべて口を開けようとした、その時。

 

 

【控えよ】

 

 

 上階の一席から立ち上がった超越者の言葉に、ピタリと喧騒は終わりを告げる。

 

 騒ぎの中心であったデミウルゴスは直様にその声の下方向へと向き直る。膝を折り頭を垂れ、彼にとっての最上位者。文字通り神にも等しい超越者の言葉を待つ。

 

【デミウルゴス。徒に波風を立てる言動は慎め】

「ハッ……申し訳ありません、モモンガ様」

「ふんっ、良い気み」

【藍、貴方もよ】

「紫様っ!? しかしこの悪魔が」

 

 頭を下げるデミウルゴスに歪んだ笑顔を向ける八雲藍。しかし、そんな彼女の背後から冷水を浴びせるように、彼女の最も敬愛する主からの言葉が飛ぶ。

 

【しかしもかかしもないわよ。毎回毎回、うん百年も生きた大人がピーチクパーチク】

【時と場所と面子を考えようぜ?】

 

 そして、それは背後からだけではない。長門有希とパピヨンの背後、彼らの上司たる上階の主達からの言葉に、デミウルゴスと藍は歯を噛み締めて顔を伏せる。

 

 己が主が同格と認めた相手の言葉を無視することは、彼ら二人には出来ない。そんな事をすればそれは主自身を侮辱するようなものだからだ。

 

 しかし、ではあるけれど。

 

「…………………………………も、申し訳、なかった。八雲、殿」

「……………………………………………………………………ぐ、ぎ、こ。こちらこそ、申し訳……ない、デミウルゴス、殿」

 

 デミウルゴスは握りしめた掌から血をにじませながら、噛みしめるようにそう口にし。噛み締めすぎた口からはつぅ、と血をしたたらせながら八雲藍はその謝罪を受け入れる。

 

 文字通り、血反吐を吐くような形相で行われるそのやり取りに、巻き込まれる形でその場に『残らされた』ゼロが深い溜め息をつく。自分と同じく退席を邪魔されたパピヨンはすでに居ない。

 

 野郎、先に逃げやがった。

 

 内心でそうほぞを噛みながら、ゼロは上階の面々を窺うように視線を向ける。切実に帰りたい。そもそも俺の上司はどこいった。なんだあのクマの人形は代理だとでもいうのかあの野郎1週間飯抜きにしてやろうか。

 

 心を読んだわけでもないのに周囲に漏れ伝わる荒れ狂うゼロの内面を慮ってくれたのか。デミウルゴスと藍の様子に処置なしと思ったのか。上階から小さなため息が漏れた後、議長役を務めるアンデッド、モモンガが椅子から立ち上がり、音頭を取るように声を張り上げた。

 

【必要な伝達は終了したと判断するが、如何に】

 

 モモンガの言葉に欠席者1名を除く残る3名が賛同の意を込めて頷き、モモンガに視線を向ける。モモンガはそれに大きく頷きで返すと、下階で自らの言葉を待つ4名に向かい視線を向けて――

 

 ピシリッと背筋を伸ばし、絶妙の角度で頭を下げる。

 

【それでは第32回実務報告会議はこれにて終了させていただきます。皆様、お疲れさまでした】

【【【お疲れさまでした】】】

「「「「お疲れさまでした!」」」」

 

 労いの言葉を掛け合い、互いに向け礼を行う。自己主張の少ないモモンガが強行してまで進めたという始まりと終わりの挨拶を終えると、円卓上にある上階が野外ドームが閉じるかのように動き、やがて上階と下階を完全に隔てる。

 

 完全に締め切った後も一礼の体勢を維持していた下階の4名は、十秒ほどそのまま待機し、そしてふぅ、と誰からともなく肩の力を抜いた。

 

「ふぅぅぅ」

「はぁ」

「「やはりモモンガ(紫)様こそ至高の……あ”あ”んっ?」」

「……いい加減にしろ、貴様ら」

「主人の目が離れた瞬間に気を抜くのは良いことではない」

 

 最早処置なし、と疲れたかのように呟くゼロと、議事録を纏め終えコミュニケ型のインターフェースを閉じた有希の言葉に、睨み合っていた二人はバツが悪そうに視線をそらす。

 

「すまないな。どうも、その。会議等で八雲殿と意見がぶつかるとな。感情的になってしまうんだ。私もまだまだ精進が足りないらしい」

「私も売り言葉を買ってしまうのは、まあ……申し訳ない、反省している」

 

 僅かにずれたメガネを掛け直したデミウルゴスの言葉に、少し気落ちしたような声音で藍が返答する。それを主人の前でやってやれよとゼロ等は思うのだが、この二人はどうにも『ある意味』で相性が良すぎて主人の前だとバチバチと弾けあってしまうのだ。

 

「忠誠心が強すぎるのも困ったもの……そろそろ私は移動する」

「むっ……ああ、頼む」

 

 ゼロの心を代弁するようにそう言葉にして、有希は出口のドアに向かって歩き出す。防衛機構でも最上位の情報処理能力を誇る彼女は、有希が実務会議に参加を始めるようになった第24回目以降、会議の場での記録とこの後に行われる本番――代表者会談の議事録作成、及び全エリア群への通達の役割を担っている。

 

「長門君、君なら心配はいらないと思うが……」

「分かっている。会談の映像は後日各実務者限定で」

「うん、うん。頼むぞ有希!」

「善処する」

 

 俺が議事録をつけていた時はひたすらアインズ様の映りが悪いだの紫様に逆光がだのと文句を言っていたんだがなぁ。等とゼロがなんとも言えない感情を抱いていると、無表情な筈の長門が少しだけ可愛そうなものを見る目でゼロを見て、そしてドアの外に消えていく。

 

 何も言わない彼女の優しさが、少しだけしみる。

 

「……帰ろう」

「ああ、お疲れ様。来月もよろしく頼むよ、ゼロ君」

「どれ、転移ゲートまで送ってやろうか?」

「……頼む……」

 

 何かを言う気力も失せたゼロを藍のスキマが包む。その姿を見送って、デミウルゴスは軽く室内を見回し、異常がないかだけを確認して部屋を後にした。

 

 

 

【実務者達】

 

 

 

 

「ご苦労さま」

 

 上階に上がった長門有希は軽く身支度を整えると自身用に調整されたインターフェースを空中に映し、警備担当にアクセス。これから代表者会談を行うことを告げる。

 

 代表者会談の場には、資格を持った人物以外は決して立ち入れない。有希ですら無許可で立ち入ろうとすれば取り押さえられかねない警備体制が布かれているのだ。

 

 警備担当と2,3言会話を行い異常がないことを確認し、有希はとある扉の前まで移動する。

 

 大仰に【この扉をくぐる者は一切の希望を捨てよ】と文字を刻まれたこの扉は、別に地獄に繋がるわけではない。第1回か2回の会談の際に当時の代表者たちがノリで決めたものらしい。とある医者からの情報であるが、彼が何故それを知るのかまでは有希も知らない。

 

 ドアノッカーを使い数回のノック。中からの返事はない。小さくため息を付いて有希はドアノブに手をかけ、ギィ、と音を立てて扉を開ける。

 

「失礼する……はぁ」

 

 ドアを開き、中を覗き込むと――5つのエリア群を支配する最高権力者、5名(欠席1・代理1)のエリア群代表達の予想通りの姿が彼女の視界に映り込む。

 

 すなわち。下階と同じような円卓に突っ伏し、ピクリとも動かない、4名の姿が。

 

 

「あ」

「……あ?」

 

 円卓の側まで行き、用意された書紀用の机に移動した有希の耳に、上司――涼宮ハルヒのか細い声が届く。疑問に想い問い返すも、彼女はぷるぷると全身を震えさせるだけで続きを言葉にはしなかった。

 

「「あいつら、マジね(か)……」」

 

 続きを口にしたのは、別の者達――モモンガと八雲紫であった。

 

 そんな二人の嘆きの声に反応したのはハルヒではなく、もう一人。

 

 シューエーエリア(仮)郡代表、安心院なじみである。

 

「忠誠心厚い子飼いが居て羨ましいね。うちなんて代表の僕に全部の作業が降り掛かってくる超ブラック組織だぜ? あ、蝶ブラックのが良いかな。あいつほんと氏ね」

「なじみんのとこはもう少しなんとかしなさいよ?」

「無☆理。私は所詮主人公の器じゃないからね、周りがついてこないのさ! ――お願いハルヒちゃん、太公望さん頂戴。伏羲さんでも王天君さんでも良いんだけど。ほら、うちのエリア群の名前的に太公望さんはこっちでしょ? ね?」

「全員同じじゃない。あと、こんな世界じゃなきゃ伝わらないネタを使うな」

 

 若干自虐の入ったなじみの言葉に、苦笑を浮かべながらタイヨウ系エリア群超代表、涼宮ハルヒが返す。彼女からしても有能なのに全力でサボリ続ける前任者を働かせることが出来るなら働かせたい、のだが。全能に近い力を持つ今の涼宮ハルヒでも、あのサボり魔を勤勉にさせる道筋は思いつかない。

 

 仮に彼女が全力で己の力を行使したとしても、それで出来上がるのはロボットのような画一的な動きしか出来ないナニカだろう。それではハルヒと役目を交代する前の、辣腕とも言える彼の力を引き出すことは出来ない。

 

 いや、そもそもあの男。仮に無理強いしたとしてもいつの間にか身代わりを置いて消えているんじゃないだろうか。

 

「……駄目ね、そう思い込まされちゃってる」

「あー、んー……ハルヒちゃんでも無理か。全能笑」

「どやかましい」

 

 ほぼ無制限の空想具現化。現在判明している能力の中でもトップレベルの危険物を扱うハルヒだが、それでも不可能な事は多い。そもそも彼女は自らを人間だと肯定して生きている。どんな能力を持っていても、どんな立場であっても、どんな状況でも生き延びれる存在と成り果てたとしても、涼宮ハルヒは人間である。そう自分で決めたのだから。

 

「なじみさんのブラック勤務は対岸の火事じゃありませんからね。うち((AOG))としてもなんとかしたいと思うんですが」

「君んとこのNo2(アルベド)送ってくる、とか言うなら全力で拒否るぞ? クロオ君が余計うちのエリア群(シューエーエリア(仮)群)に寄り付かなくなるじゃないか」

「そ…………そんなこと思うわけ、ないじゃないですか」

「おいぃ? 4拍子も間を開けて白々しくないですかねぇ? にやにや」

「なじみもあんまりサトル君をイジメないで頂戴。はぁ……一番上はこんなに仲良しなのに……」

「これ、仲良しって言うんですか……?」

 

 延々と弄られ続けるモモンガ――サトルの姿に思わずハルヒが漏らす。

 

 まぁ、この会談とは名ばかりの雑談はどちらかというと重責を担う代表者達が互いの苦労を労いストレスを解消するために設けられている為、彼らが良いと言うならこれで良い訳ではあるのだが……

 

 鈴木さん、もしかしてエmいや止そうそんな勝手な考えをというか実現しかねない。咄嗟に飛びそうになった思考を頭を振る事で霧散させ、ハルヒは話を逸らすように己の左側――かわいいクマのぬいぐるみに【代役】と書かれた紙をはりつけたくそふざけたソレ――に目を向ける。

 

「まぁ、鈴木さんの特殊性癖は良いとして」

「特殊性癖!?」

「こっちのクマちゃんはどうするべきですかね」

「あー……そっちはゼロ君が頑張るから大丈夫でしょ」

「まぁゼロ君ならね……ゼロ君、またこっちの会議に来てくれないかなぁ」

「あの子が居た時は弄られ役も二分割だったしね?」

 

 口々に愚痴る彼らの言葉に、あぁやっぱりあの人そういう役回りなんだ、と半ば予想していた感想を想い、ハルヒは今度会う時はもう少し優しくしてあげようと決めた。 ゼロはハルヒや有希が参加する前は議事録作成を担い、この会談にも参加していた。相当おちょくられていたのは想像に難くない。

 

 まぁ、鈴木さんもそろそろ満足したろうし話を進めるべきだろう。ハルヒが一人話の輪から外れた所で全体を見ている有希に視線を向けると、視線を受けた有希が小さく頷きを返す。彼女は軽快な仕草でインターフェースを操作して、自らが作成した議事録の台本……カンペを各代表の前に出現させ、口を開いた。

 

「それでは皆様。少しお時間を頂きます」

 

 有希の言葉にそれまでだらけていた代表者達が居住まいを正す。彼女が会話に入ることは一つのトリガーなのだ。

 

「うむ。エー……【それではこれより代表者会談を開始する】

【えっへん】

「ちょっとなじみ? そんなの台本にないわよ。【まず先の実務者会議で――】

「ふたりとも、遊ばないでよ。【次回の要望としては――】

 

 各自、自らの目前、台本と共に映る『威厳ある支配者らしい自分』の画像を見ながら、割り当てられたセリフに感情を込めてあてる。生音声でないと熱狂的なファンの審美眼を突破できないのだ。

 

 彼らがあてた音声と撮影した画像は長門有希の手で編集され、後日各エリア群へ通達という形で配布される。彼女が議事録作成者に任命されて以降の通達は、「よく~様の魅力を引き出している」「前任よりもカメラワークが良い」「安心院さんちゃんかわいい」と一部界隈で評価を得ている。らしい。

 

 

 

【超越者達】




デミウルゴス:出典・オーバーロード
 AOGエリア群実務担当。モモンガが例えどのような姿でどのような思想を持っていても彼に対する忠誠は嘘偽りなくデミウルゴスの心に宿っている。クロオや鴨川に対するスタンスは興味深い駒。
 同僚の八雲藍とは仲良く喧嘩してる。別段嫌いという訳ではないのだが仕事の場では互いに不倶戴天のレベルでやりあってる。

八雲藍:出典・東方シリーズ
 ヤオヨロズエリア郡実務担当。同僚のデミウルゴスとは仲良く喧嘩してる。別に嫌い合っているわけではない。上司の心部下知らず。ちぇぇぇんって叫んでほしい。基本的には苦労属性の九尾の狐(式神憑き)
 やる事の範囲が広がったせいで妖怪なのに過労死寸前。とある話ではなんとか則巻アラレの被害だけでも止めようと画策したが熨し付けて返される事になる。

蝶人パピヨン:出典・武装錬金
 シューエーエリア(仮)群の名ばかり実務担当。安心院さんが居るから安心。こんなんが実務担当なのはやる時はとっても頼りになるのと頼めば会議をサボらず出席してくれるため。人材は多いのに人材不足。

ゼロ:出典・???
 苦労人。怪しい仮面とマントを身に着けたCV.福山潤。いったい何ルルなんだ……?
 長門有希が来るまでは上階の会談にも参加させられていたらしい。

長門有希:出典・涼宮ハルヒの憂鬱
 本編には出てこない超越者達】で正体が判明した()涼宮ハルヒにより『わたしのかんがえたさいきょうのうちゅうじん』を本当に体現させられた。端末さえあれば5つのエリア群どこにでもアクセス・掌握が可能な為、防衛機構全体通達、俗称【回覧板】の作成と発行も行っている。
 カセイエリアの軍政官にして防衛機構のタイヨウ系エリア群の指揮官。むしろ一時期彼女だけでタイヨウ系エリア群は持っていたとも言われる。
 BETAに対する最終兵器という役割も持っている超多忙な人。でも安心院さんよりはマシ。

モモンガ(鈴木サトル):出典・オーバーロード
現在防衛機構の勢力下にある5つのエリア群の一つ、AOGエリア群の代表。数多の魔法を修め、数多の魔を従える死の支配者。
 初登場字は人間の姿で登場。次元統合という未曽有の危機に対して自身陣頭に立って立ち向かっている。骨の姿にもなれるらしいがご飯を食べる際に支障をきたすので人化姿が普段着代わりになっているらしい。
 代表者会談に出席する度にかわいい部下のお茶目と同僚からの舌鋒に毎回机に突っ伏している。なお若干それらを楽しんでいるように見受けられるのは気の所為。

八雲紫:出典・東方シリーズ
現在防衛機構の勢力下にある5つのエリア群の一つ、ヤオヨロズエリア郡の代表代理兼ゲンソウエリアの代表兼そこに所属する幻想郷の代表兼管理人。スキマを操る程度の能力を持ち、どこにでもいつだって現れる神隠しの元凶。
 かわいい。
 雁夜の一件以降とある掲示板等から新しい知識を(主に骨とカエルから)得ては使ってみて感性の若さをアピールするようになり式の藍と橙を困惑させている。
 ちなみにクロオをタイヨウ系エリア群に運んだ後は他のエリアを回って戦力の運び屋のような事を(藍が)行い、久方ぶりにたっぷり(藍が)働いて良く眠れると布団に入った所で宇宙怪獣がエントリー。彼女について行ってもクロオは結局地獄絵図の中に飛び込む事になっていた。
 あととてもかわいい。

安心院なじみ:出典・めだかボックス
 現在防衛機構の勢力下にある5つのエリア群の一つ、シューエーエリア(仮)群の代表。1京2858兆0519億6763万3865個のスキルを持つ人外。
 エリアの名前に(仮)がついている理由は、代表を任せるに足る主人公が見つかればそいつに渡して名前を変えるため、との事。全エリアで最も仕事量の多い個人。

涼宮ハルヒ:出典・涼宮ハルヒの憂鬱
 【本編には出てこない超越者達】で正体が判明した() 現在防衛機構の勢力下にある5つのエリア群の一つ、タイヨウ系エリア群の超代表。己の想像を具現化するある種全能の力を持つただの人間を称する人。
 元来破天荒な性格であるが、その自分が真面目に見える代表者会談に憂鬱を覚えている。どうやら恋人ともうまくやっているらしいが、最大の問題は忙しすぎて互いに時間が取れない事。

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