ブラック・ジャックをよろしく   作:ぱちぱち

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前回のあやや◯さんの話がシリアスにもギャグにも振り切れていなかった感じがしてもやもやした+アイマスの更新でストレスが溜まったので許してください!なんでも(ry

誤字修正、匿名鬼謀様、とくほ様、路徳様、たまごん様、ちさー様、佐藤東沙様、赤頭巾様,竜人機様ありがとうございます!


本編に出てこない人たちと黒夫くんwith最適解さんの話

「…………」

 

 何も言わずにその船の長は、地上を映す映像を切った。軍人として生きてきて早数十年。こんな光景を見ることになるとは露とも思わなかった。次元統合とやらは本当にろくなものではない。

 

 ブリッジ内で所々から響く嗚咽、憤りの声――嘔吐の音がする方には視線を向けない。若い女性士官では、仕方のないことだろう。自分だって許されるならばこの場に跪き、天に向かって祈りを捧げたい気分だ。

 

 だが、立場が彼にそういった行動を許さない。彼はこの船の長であり、最高指揮官であり――現状を打破する力を、この場に持ってきた者なのだ。

 

 タイヨウ系エリア群の職員全てに配布されている通信端末、コミュニケを起動し、空中に表示された画面を指で操作する。半年ほどしか扱っていないが毎日のように使用した結果、淀みなく操作できるようになったそれを駆使して目的の人物への連絡を行い。

 

 自分の息子ほどの年端も行かない青年を地獄へ落とす事に、死にたくなるほどの後悔を味わいながら、彼は自分へ視線を向けるブリッジクルーに指示を出し始めた。

 

 やがて地獄は終わる。その後が、自分たちの仕事だ。

 

 だから……

 

「頼む、スーパーロボット……っ!」

 

 

 

 その頬を伝う雫は、涙などではない。

 

 目の前で貪り食われる男性。突撃級に建物ごと轢き潰される少女、要撃級の一撃でコクピットを潰され圧死する兵士。逃げ惑う人々を無差別に殺して回る異形の者どもを上空から眺めながら、彼はそう心のなかで呟いた。

 

 間に合わなかったという思考と、全滅する前に間に合ったという思考。相反するその感情を心の炉に焚べ、彼は吠える。

 

 意味のない、ただ激情を声にしただけの叫び。スピーカー越しに響き渡るその音に、おそらく音の届く範囲全ての存在の視線が彼に向けられる。

 

 それで良い。俺を、俺たちだけを見ろ。

 

 お前たちの死が来たぞ。お前たちはもう死を振りまく死神ではない。

 

 魔神が、お前たちに死を振りまくのだ。

 

 グイッと腕で頬を流れる雫を振り払う。

 

『ヤイヤイヤイてめぇら!』

 

 戦士に涙は、似合わない!

 

『この兜甲児とマジンガーZが来たからには、てめぇらの横暴もこれまでだぁ!』

 

 スピーカーを全開にし、全方位に音声を飛ばす。それに合わせるかのように数多のビームがマジンガーを襲う。数十、いや。数百を超えるビームの照射。その光景を見た人々が再び絶望しそうになり、そしてついで現れた風景に歓声を上げる。

 

 父が開発した超合金ニューZ、そしてそれらを別世界の技術で改良したマジンガーの装甲を、奴らのビームが貫くことはなかった。

 

 その様子を見て危機感を募らせたのか、単にそう命令されているだけなのか。大型種と呼ばれる敵対者達が一斉にその歩む先をマジンガーに向ける。その光景に不敵な笑みを浮かべながら、兜甲児は操縦桿を握りしめる。

 

 たった一機の特機。相手は数千か数万か。

 

 だが、恐れることはない。絶望することもない。

 

「特機だ! 特機が来てくれた!」

「あれは、くろがねの城だ! マジンガーZだ!!」

 

 特機とは特別な機体という意味ではない。

 

 特機とは――

 

『しゃらくせぇ! ブレストファイヤー!』

 

 スーパーロボットなのだ!

 

 

 

 そして、半日に及ぶ戦いは人類側の勝利に終わった。夥しい犠牲。決して華々しい勝利などと口が裂けてもいえないそれに、しかし生き延びた人々の表情は柔らかだった。

 

 人類は負けない。スーパーロボットが、人々が諦めない限り。

 

 きっと。

 

 

 

 

【黒夫くんが野戦病院で修羅場ってる時の話】

 

 

 

 鳴り響く電話の音。絶え間ない喧騒。

 

 シャカ、シャカ、シャカ

 

 時刻は午前10時過ぎ。最も活発に企業が、そこに勤める会社員たちが動き出す時間帯。

 

 シャカ、シャカ、シャカ

 

 室内のほぼ全てが慌ただしく動く、そんな中。

 

 シャカ、シャカ、シャカ

 

 男はただ一人窓際の机に陣取り、積まれた鉛筆にナイフを走らせていた。

 

 その場所だけが周りから隔離されたかのような空間。男の周囲だけ数デシベルは音量が引き落とされたかのような、そんな場所で。

 

 シャカ、シャカ、シャカ

 

 男はただ静かに鉛筆を削っていた。

 

「…………」

 

 時折、男のナイフが止まる事がある。削った鉛筆をジィっと見つめているときだ。

 

 丹精込めて削られた鉛筆には気合が乗る、と言われている。

 

 彼が、自身が削った鉛筆に何を見出しているのか。忙しい合間、それをチラチラと見ている他の社員が疑問に思う中、彼は少しの間を置いた後にまた新しい鉛筆に手を伸ばした。

 

 ここ1週間。毎日、朝8時に出社してから17時に帰宅するまでの間。彼はただひたすらに鉛筆削りを行っている。それが自分の仕事なのだと言わんばかりに、毎日、毎晩。

 

「……貴方、何やってるの?」

 

 が、勿論そんな訳はない。

 

 現場では頼りになる相棒、空条承太郎が延々と鉛筆を削っていると連絡を受け、自身の持ち場だった世界の探索を終わらせて帰還。その足で防衛機構内部にある総務課に足を運んだ暁美ほむらは、山と積まれている削られた鉛筆とそれを生み出す空条承太郎の姿に絶句した後、絞り出すような声でそう尋ねた。

 

「……暁美か」

「ほむらでいいと言ったわ。それより質問に答えなさい」

 

 ジロリ、と鋭い視線でこちらを見る承太郎の言葉を切って捨て、ほむらはそう言って近くにあった空席の机の椅子に腰掛ける。

 

 そんなほむらの様子にフン、と軽く鼻を鳴らすと、承太郎は手に持ったナイフを鞘に収め、彼女に向き直る。

 

「うちの爺さんがな」

「爺さん……確か不動産王のジョセフ・ジョースターだったかしら。貴方の世界では著名な人なのよね」

「ああ。そのジョセフ・ジョースターにな。こないだ帰省した時に出くわしたんだが」

「ええ」

 

 確か茨のようなスタンドを持ち、遠方を撮影するという能力がある人物だったか。頭の中で承太郎の関係者のリストを並べ、そこにあった彼の祖父の情報を抜き出しながら、ほむらは承太郎に続きを促した。

 

「その際に今の職場について伝えたら、軽く説教を受けてな」

「……それは、なんて?」

「働きの対価に給料を貰って生活する以上、今の俺らはサラリーマンだろう。それも、ペーペーの」

「……ま、まぁそう、なのかしら?」

 

 何度もループしたとは言え、サラリーマンという存在がどういうものなのかをほむらは知らない。故に疑問を懐きながらも承太郎の言葉に頷きを返し、続く彼の言葉を待つ。

 

「で、だ。ペーペーのサラリーマンってのは、爺曰く基本を身に着けなければならんらしい」

「なるほど。そういうものなのね」

「ああ。俺が鉛筆を削っていたのは、ペーペーのサラリーマンが行う作業で一番辛く苦しいのが鉛筆削りらしいから、だ。丁寧に削った鉛筆には気合が乗る。先輩方の仕事を助けるために、気合の入った鉛筆を用意する。俺が今やってるのは、そういう仕事だ」

「なるほど……なるほど?」

 

 うん、今の言葉にどこかおかしい場所が無かっただろうか。首を傾げながらそれを考え始めるほむらから視線を逸し、もう話は終わった、とばかりに承太郎は鉛筆を削り始めた。

 

 あれ。これおかしいのは私のほうだろうか、とほむらが周囲を見渡すと、こちらのやり取りを見ていた周囲の職員達が必死の形相で首を横に振っているのが見える。

 

 ――ああ、うん。そうよね。

 

 そんな彼らの様子に心が乾いていくのを感じながら、ほむらは鉛筆を削り続ける承太郎に視線を向け、口を開いた。

 

「貴方、自分の受け持ち世界を回るって仕事があるでしょ。休養が明けるまでちゃんと体を休めないと駄目じゃない」

「「「違う、そうじゃない!!!!」」」

 

 はぁ、とため息を付きながらのほむらの言葉に、その場に居たほむらと承太郎以外の面々の叫びが部屋中に木霊する。

 

 なおこの後無事にジョセフはオラオラされました。

 

 

【サラリーマン承太郎~鉛筆削り編~】

 

 

 

「今、なんと?」

 

 信じられない言葉を聞いたかのように目を見開き、黒夫は目の前で椅子に座る彼――デミウルゴスにそう問い返した。

 

「ですので、ソーマの使用は認められない、と言ったのです」

「……彼の治療に当たっては可能な限りの助力を頂けると、そういう話の筈ですが」

 

 ふつふつと湧き上がる感情。それらを押し込めながら話す黒夫に、デミウルゴスは内心をアルカイックスマイルで覆い隠し、ふるふると首を横に降った。

 

「それは勿論約束しましたとも。しかし、ソーマの使用は認められません。ユグドラシル産のアイテムが補充できるかは未知数。明日死亡する、というような状況でもなければ使用は控えたいのです」

「……彼の内臓関係の手術は成功しました。現状こそ点滴に頼っていますが、彼の体に新しい内臓が馴染むのは時間の問題です。その際、ソーマがあれば彼の回復は非常にスムーズな物になる」

「ええ。それは勿論そうでしょう。なんせ一ヶ月で餓死寸前だった雷禅氏を全盛期にまで回復させたのですから。しかし、言ってはなんですが今回の相手は人間。しかも世界の代表でも国家元首でもない人物です」

「……彼は、かの世界では精神的支柱とも呼ばれたヒーローだ」

「ええ、それは重々承知しています。ですので、数に限りがある物以外なら、どんな支援でもお約束しましょう」

 

 黒夫の言葉に重々しく頷きを返し、デミウルゴスは手元にある書類に目を向ける。話は終わった、という事だろう。

 

 その態度が、その言葉が。そして、黒夫自身の、かのヒーローに対する想いが、黒夫の中に残っていた自重という言葉を消し去った。

 

 瞳の色が変わる。深く黒く、そして輝くほどのエネルギーに溢れたソレに。しかし、自身の意思を無視して動く普段のソレとは違い、今の彼は一挙一動に至るまで彼自身の意思で動いていた。

 

 最適解(チート)と黒夫の意思が完全に一致した故の奇跡。しかしそんな事は勿論知る由もなく、黒夫は静かに席を立ち、デミウルゴスに背を向ける。

 

「わかりました。では、私は職務(治療)に全力で当たらせてもらいます」

「ええ。吉報をお待ちしています」

 

 言葉のみはにこやかなそれら。いや、デミウルゴス側はにこやかな、と付け加えるべきだろうそれらを交わし、そして黒夫は部屋を去った。

 

 一つだけ弁護するのならば、デミウルゴスには悪意はない。いや、主と黒夫の関係性を考えて最大限の配慮を行っているというべきだろう。なにせ補充の利く品物ならば無制限に使っていいと明言しているのだから。

 

 だが、しかし。

 

「――ああ、サトルさん。すまないが八雲さんに連絡を」

 

 自分の医療を邪魔された間黒夫(最適解)に、その理論は通らない。

 

 

 

「料理で人を……ああ、勿論いいさ!」

菊下楼 特級厨師劉昴星(リュウマオシン)

 

「カカッ! 本物の魔法みてぇな、と来るか! 良いぜ、秋山の魔法を見せてやる!」

五番町飯店 秋山醤(あきやまじゃん)

 

「ヒーローを一晩で。面白ぇじゃねぇか。いいぜ、やらせてくれ」

食事処 ゆきひら 幸平創真(ゆきひらそうま)

 

「半死人が飛び上がって食べるパンを作る! ジャぱん88号じゃ!」

サンピエール 東和馬(あずまかずま)

 

「外の世界の食材で……っとと、すみません。勿論、力をお貸ししますよ!」

ホテルグルメ 小松(こまつ)

 

 デミウルゴスは確かに約束をした。数に限りがないのであれば出来得る限りの支援をする、と。

 

 故に間黒夫(最適解)はまずモモンガに連絡を取った。彼の持つ物資と情報、そして八雲紫へとコンタクトを取るために。

 

 八雲紫につなぎを付けた間黒夫(最適解)はモモンガの持つ情報を頼りにある条件の下、人を探し回った。

 

 或いは、死人すらも料理で跳ね起きさせるような魔法の腕の持ち主。それらに該当しそうな料理人の選定と、彼らの持つ情報、技術、人脈。

 

 たった数日でそれら全てをフルに活かし、間黒夫(最適解)は場を整えた。

 

 後は、彼の目覚めを待つだけという状態まで。

 

 

 

「……ぅ」

 

 鼻孔をくすぐる匂いの群れ。これは、なんだろうか。ジューシーな肉を焼いたような。いや、或いは魚。スープかもしれない。

 

 長らく食欲という言葉と無縁だった体に襲いかかる匂い。それに導かれるかのように意識が浮上していき、やがて重い瞼がこじ開けられる。

 

 白い天井、知らない天井だ。ぐるりと回りを見渡す。おそらくは病室なのだろう、清潔感のある部屋。ここはどこだ。体中をめぐる違和感に突き動かされ、彼は意識を完全に取り戻す。

 

 ムクリと体を起こす。長い時間眠っていたのか強ばっている体をほぐすように伸ばし、ハタと体に襲い来る違和感の正体に気づいた。

 

 

 

 鳴り響く大きな腹の音。5年前のあの日から失っていたその感覚――空腹に突き動かされ、彼はベッドから降り自身の足で立ち上がる。

 

 強張った体を動かし、匂いの続く方――部屋のドアに向かって歩みをすすめる。予感がする。いや、間違いないだろうという確信を持って彼はドアに手をかけ。

 

 ガラリとドアを開けた瞬間。彼の全身を匂いという名の暴力が襲った。

 

 一面を覆い尽くすほどの料理・料理・料理!

 

 中華に和食・洋食からパンに至るまで。様々な種類の料理が所狭しと並ぶ姿。ゴクリと彼はつばを飲み込み、一歩前に歩みをすすめる。

 

 美味しさとは味覚だけで味わうだけではない。視覚、嗅覚。或いは聴覚すらもが美味しさという情報を伝えてくる。

 

「あ……あぁ」

 

ぐぅぅぅぅぅ

 

 そして、暴力的なまでのその美味しそうな匂いは、ただそれだけで彼の胃袋に目の前に並ぶ料理たちの美味しさを伝えてきた。

 

 美味い。間違いなく、美味い。

 

「よう、待ってたぜオッサン!」

 

 本能のままにもう一歩足を前に出そうとした彼の肩をぐいっと誰かが引く。そちらに視線を向ければ、鋭い視線を持つ青年の姿があった。青年は手に持ったスープらしきものが入った器を彼に手渡し、ぐっと肩に腕を回した。

 

「最初の一杯は俺のこいつがオススメだ! 滋養強壮、吸収率も抜群だ! それに固形物より最初は汁物で胃袋を慣らした方が良いぜ!」

「ああ、てめぇジャン! 抜け駆けはずるいだろーが!」

「やかましい! 最初に美味いって言わせんのは秋山の魔法だ!」

「ははは。僕も固形物よりはスープがいいかなって用意してたんですが」

「誰でもいいさ! ちゃんと食べて元気になって貰えれば」

「うーん。ワシのパンは流石に次以降かな」

 

 喧々囂々。調理師だろう青年たちが彼の周囲に集まった。どうやら目の前に用意された、一面を見渡すこの料理の数々は彼らが用意したらしい。

 

 手渡された器に視線を向ける。透明なスープ、いっそ水かと見間違うほどのソレは、しかし芳醇な香りを持ってその美味を彼に伝えてくる。

 

 ごくり、とツバを飲み込み、そっと器を口に寄せる。

 

 近づけば香る匂い。これは、コンソメだろうか。にしては色合いが。唇に感じる温かさ。そのまま器を傾ける。なんだこれは、凝縮された旨味。透明なスープからは思いもつかない濃厚さに目を白黒させながらごくごくと喉を鳴らし、瞬く間に器は空となる。

 

 胃袋に降りてきた温かい感触は、長年その仕事を忘れていた体に食を思い起こさせる。青年が言う通り抜群の吸収率で体中に染み渡るように栄養を伝えていくその感覚に、彼の体が覚醒の叫びを上げる。

 

 もっとだ、もっと食わせろ。栄養を! さらなる栄養を!!!

 

 その様子に料理人達が笑顔を浮かべ道を開ける。彼と料理を遮るものは、もはや何もない。

 

 一口、二口。食べるほどに空いていく胃袋。過剰摂取される栄養により全身を赤く染め上げ、蒸気すら拭き上げながら食べ続ける彼――オールマイトの姿が、段々と変わっていくのを背後から見つめながら、料理人たちは互いを見回し、笑顔を浮かべる。

 

 そんなオールマイトと自身が呼び込んだ料理人たちの様子を遠巻きに眺めながら、最適解を解きただの間黒夫に戻った男はうんうんと頷きながら口を開く。

 

「凄いな、人体」

 

 それで済ませて良いのか甚だ疑問が浮かぶ感想を呟き、間黒夫は背を向ける。治療は終わった。アフターケアもこれで良い。なら、次は自身が仕事をこなす番だろう。

 

 八雲氏に頼まれた厄介事を思い浮かべながら、間黒夫は部屋を出た。

 

 ああ、そういえば彼らにはまだ伝えなければいけないことがあった。今回の件の報酬はすでにAOG側から出してあるそうだが、頼み事をしたのは自身である。であるならば、彼らが何か困ったことがあれば自分も彼らの助けになるのが筋、というものだろう。

 

「セバスさん、彼らに伝えてほしいことが」

「はい、承ります。どのような言伝をすればよろしいでしょうか」

 

 歩みを止め。部屋の外で待機していた、今回の件で最初から最後まで黒夫を支援してくれたセバスに声をかける。一礼した後に要件を尋ねるセバスの言葉に少し考えた後、黒夫はふっと笑みを浮かべて口を開いた。

 

「誰かを助けたい時、治療が必要な時。そんな時は――ふっ。いざ口にするとなると少し恥ずかしいですが」

「はい」

 

 頷くセバスの姿に苦笑を浮かべながら、少しの逡巡の後。黒夫は呟くようにこう口にした。

 

「【ブラック・ジャックをよろしく】、と」

 

 

 

【記念すべき第一回】




最後の話はちょっとシリアスでもコメディでもない気がするけど布石になる話なので!!!(多分)


兜甲児:出典・マジンガーZ
 前回ちょろっと話が出た人。普段はヤオヨロズエリアで宇宙怪獣と戯れてたりする。
彼のシーンの推奨BGMはFIRE WARSで(カイザーじゃないけど)


空条承太郎:出典・ジョジョの奇妙な冒険
 なにかおかしいとは思っていたが最近読んだ漫画で似たような場面があったのでそんなものかと仕事に邁進していた。作業自体も若干気に入ってた模様。

暁美ほむら:出典・魔法少女まどかマギカ
 この後ほかの同僚から間違っている部分を聴き赤面した。

デミウルゴス:出典・オーバーロード
 支援するとはいったけどさぁ、と事後に話を聞いた際に頬をひくつかせた

セバス・チャン:出典・オーバーロード
 誰かを助けるのは当たり前、と創造主ムーブが出来て嬉しい
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