ブラック・ジャックをよろしく   作:ぱちぱち

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翔んで埼玉が実写化したと聞いてパタリロをひたすら立ち読みしてしまってつい書きました()

※今回パタリロを知らない人は全く面白くないと思うので読み飛ばしちゃってOKです。

一応クロオの住んでる土地は彼の治めるマリネラという島国になりますので、いつか出そう出そうと思ってたんですがそれ以上重要な情報はないので()

ついでに短編で別枠として投稿しようかと思ったくらい通常の話とは違う実験作になってるので、読みにくかったらすみません。場合によっては別枠にするか消しますのでその時はご容赦下さい(平伏)

誤字修正。吉野原様、リード@様、洋上迷彩様、ドン吉様、あまにた様、とくほ様、亜蘭作務村様、kuzuchi様、ゆっくりしていきやがれ様、北犬様、牛鍋SMASH様、名無しの通りすがり様、五武蓮様、竜人機様、SERIO様、名無しの通りすがり様、仔犬様ありがとうございました!


パタリロ

 苦手な人間、というものはどんな人間にも存在するだろう。性格が合わない、といった理由もあれば過去に何かあって、結果苦手になった、という場合もある。ああ、容姿が気に入らない、という身も蓋もない例もあるか。

 様々な理由で誰かを苦手になったり嫌いになったりと言う事は、どんな人間にでも起こりえる事であって決して悪い事ではないと俺は思っている。そういった相手には近づかないのが一番の対処法だとも。

 

「クロオさん……貴方に折り入って相談があります」

「……あの。ミセス、今は問診中でして」

「ミセスだなんて他人行儀な。エトランジュと呼んでと言っているのに! 聞いてちょうだい、あの子ったらまた成人病等と――」

 

 そして、そんな苦手な相手と月に数回は顔を合わせなければいけない自身の現状を呪って、悟られないように小さくため息をついた。

 

 

 何とか宥めすかし、ミセスの屋敷から退出する。俺が今間借りしている土地の主からの頼みで、そういった借りのある相手からの要請は断らないようにしている為、疲れはするがこの依頼を欠かした事はない。家主に逆らっても良い事は無いからな。それに、あの年中春という環境を気に入っているのもある。

 まぁ、ミセスの事は大変苦手だが嫌いという訳ではない。むしろ好意的に思っている相手だ。ただ……彼女にはどうもペースを狂わされてしまう。

 

 最初に会った時はこうではなかった。非常に理性的な女性で、時たま悪戯っぽく笑う姿が素敵だった。数度目の問診の際に一人息子と離れて暮らすのが辛いと涙ながらに語る彼女の手を取って必ず健康にしてみせると誓ったのは本心からの事だった。多分……いや、間違いなく。はっきり言って! 当時の俺は、彼女に惹かれていたのだろう。

 

 その淡い思いは病弱気味だった彼女の体の体質を改善し、彼女を息子の元に返した所で終わりを告げた。たまたま訪れていたというとあるイギリス人と彼女が見つめ合う姿を目にした時、俺は自身の思いに蓋を閉じ身を翻した。その日はトキ先生とレオリオに付き合わせて潰れるまで酒を飲んだ。生涯でも1、2を争うほどに苦い酒だった。

 

 彼女はどうもあれ以来、俺の事を無二の親友だと思っているのか、何かにつけて相談事をされている。しかし顔を見るだけで心をヤスリにかけられている俺は、気の利いた言葉も言えず聞き役に徹する事しかできなかった。

 

 それがどう見えているのか、彼女は俺に息子の事、亡き夫の事、そして今の思い人の事。相談という名目で彼女は俺に様々な事を話してくれた。彼女の楽しそうな姿を見ると文句を言う気にもなれず、そのままずるずると俺と彼女のおしゃべり会は続いている。

 

 ただ、今の思い人に関する愚痴は少し勘弁して欲しい。俺の心情的にも。私情を抜きに話を聞いても関わってはいけない類の男にしか聞こえないし、そうとしか答えられん。そもそもその相手の男は同性愛者なのかバイなのかはっきりしてほしい。いっそ媚薬でも飲ませて手込めにでもしてはと言ってみるか……エトランジュならやりそうで怖いな。

 

 

 エトランジュの屋敷から出ると迎えの車が門の前に待たされていた。タマネギのような髪型の兵士がペコリと頭を下げてドアを開ける。目礼し、開かれたドアから車に乗り込む。態々送迎用に側近の兵士を貸してくれる辺り、気を使われているのだろう。

 

「先生、エトランジュ様の様子はどうでしょうか」

「ああ。元気なものだよ、えぇと」

「タマネギ1号です」

 

 運転席に座った男、タマネギ1号はそう言って車を発進させる。彼らの部隊はこの国でも最精鋭の部隊らしいが、全員が見分けの付かない変装をしており一見では誰かが分からないようになっている。何でも400名近くがこの格好だそうだ。確かに肩幅や声で見分ける事は出来るだろうが、これほど自身の色を消して国に奉公する集団はそうそう居ないだろう。窓の外を見ながら考えてみる。

 

 思いつくとしたらそれこそ朧君の元にいる忍び達くらいか。最近何故か3人に1人位の割合で獣耳をつけているのだがあれは何かの変装なのだろうか。子供がしていれば微笑ましいのだがムキムキスキンヘッドの偉丈夫がしてもただのテロとしか思えないのだが。獣耳といえばチキュウエリアに旅立つ前に何故か七実君が獣耳をつけて寝巻きで歩いていた事があった。トキ先生と最後の稽古をしていたようで互いに傷だらけで折角の綺麗な寝巻きが傷だらけになっていた為、コートをかけて家に帰したのだ。七実君達は元気だろうか。ケンシロウ君は兎も角ジャギはひねくれているから喧嘩をしていなければ良いのだが。

 

 こちらをタマネギ1号がちらちらと見ているのを感じ、咳払いをする。そういえば今日はいつも運転手をしてくれているタマネギパルン号とかいう青年ではないのか。真面目そうな印象の中に、何故かあの忌々しい赤ジャケットに似通った雰囲気を持った不思議な人物だった。あいつ程人を食った感じはなかったがな。

 

 彼は非常に愉快な人物で、前に「一度の往診でどの位ふんだくってるんですか?」と臆面もなく言ってきたので「10万円」と答えたら愕然とした顔をしていた。流石にただの問診でこんだけふっかけてるとは思わなかったのだろう。

 施設は鉄華団に建てて貰ったし医療設備に関しても殆どが貰い物ばかりだ。本当は土地代として往診位は無料で行っても良かったのだが、何故か依頼主とホシノ中佐の連名で止められたのでしょうがなくそこそこの料金を貰っている。往診に来る度に大層持て成して貰ってるので貰い過ぎているのではないかと気になって仕方がない。

 

 

 タマネギ1号の運転する車は滑らかな動きで宮殿へと向かう。エトランジュの屋敷は空気の良い山の麓に作られているため、先方は一々移動の度に車を用意してくれている。そこまで気を使ってくれなくても良いのだがな。

 

「失礼します!」

 

 宮殿の前に到着すると、バタバタとタマネギ武官が駆け寄ってきてドアを開ける。頼みもしないのに荷物まで持ってくれる為高級ホテルにでも泊まったかのような高待遇だ。薄ら寒いものを感じてネクタイを締め直す。これから会うのは国家元首。気を緩めたまま会って良い相手ではない。

 

「先生、こちらへどうぞ」

 

 タマネギ1号の先導に従い宮殿の中に入る。埃一つ落ちていない良く手入れされた廊下を歩き、目的の部屋の前に立つ。恐らく殿下の護衛だろう、部屋の前に立つタマネギ武官はこちらを確認するとペコリと頭を下げ、コンコン、とドアを叩いた。

 

「ウチは新聞は取ってないよ」

 

 その返答にタマネギ1号はクルリと振り返って俺に一礼すると、返事も待たずにドアの中へと消えていった。

 

「殿下、いつものボケの所失礼しますが今日は診察を受ける日です」

「新冊か。この前100巻が出てたな」

「そりゃ新刊です。そんな事はどうでも宜しい! ブラック・ジャック先生が! 来る日だと言ったじゃないですか!」

「ああ。そう言えば今日はクケ〜〜!?」

 

 絞め殺された鶏の様な声が響いたかと思うといきなりドアの向こう側で戦争でも始まったのか爆音が鳴り響き、ドアが縦に横にと動き回る。

 いやいやそうはならんだろうと思いながら暫く見ていると、全身に包帯を巻いたタマネギ頭の武官がドアから姿を表し「ど、どうぞ」と言った後にその場に倒れ伏した。

 

 流石にこの怪我人を放置する気にもなれず、彼の手当を行う。多少依頼主を待たせる事になるかもしれんがやむを得まい。傷は、裂傷が多いな。多少大袈裟に包帯が巻かれているが、抑えている場所は的確だ。念の為に【治癒】(リカバリィ)の魔法もかけておき、部屋の前に立つタマネギ武官に彼を預ける。

 ……あの後にこの中に入るのは、少し勇気がいるな。

 

「失礼します。殿下、ご無事ですかな」

「わぁ、先生! いらっしゃいませ!」

 

 一言断ってから室内に入ると、部屋の中は思ったよりも荒れてはいなかった。部屋の中央には何故かボロボロになったタマネギ1号と、ふさふさの髪をたらした金髪の少年が立っていた。頬までかかる金髪はあでやかな光沢を持ち、彼のぱっちりとした目は星のような光沢を放っていた。普段着ている国王の正装とは違い、黒い子供用のタキシードは彼の子供らしい丸みを帯びた体をより小さく見せている。

 一言で言えば別人である。

 

「殿下は忍術の心得もお有でしたか」

「いやだなぁ先生! 言われたとおりダイエットに成功したのですよハッハッハッ」

「成る程。では問診を始めましょう。そのカツラと服を脱いでください」

「……駄目。月が見てる」

「まだ昼前ですが」

 

 よよっ、と少し服を肌蹴てしなを作る少年、御歳10歳のマリネラ王国国王、パタリロ・ド・マリネール8世は節目がちにこちらを見るが、俺には少年愛の気はない。こういった人をからかう悪癖が無ければ才能豊かで優しい少年なのだが。エトランジュが彼を何かにつけて心配するのも仕方の無い事だろう。しかし、彼のような少年に無理やり診察を受けさせるのも気が引ける。

 これは困ったと傍に居るタマネギ1号に目を向けると、彼はコクリと頷いて胸のポケットから笛らしきものを取り出し、ピピィー!と吹き鳴らした。

 

「緊急集合だ~!」

「また殿下が何かやらかしたのか!」

「もしかしたら賞与が」

「「「それはない」」」

 

 どたどたとドアから窓から床から天井から、ぞろぞろと現れるタマネギ頭の武官達。先ほど怪我をしていたタマネギ武官まで仲間に肩を借りて現れている。何が起きたのかと呆然と見ていると彼らは1号の指示に従って一斉に自らの主人であるパタリロ殿下に襲い掛かり、その体から衣装やらカツラやらを剥ぎ取っていく。誰もそこまでしてくれとは言っていないんだが、止める間もなく殿下を素っ裸にした彼らは一礼するとまた床や窓、ドアから部屋の外へと出て行った。

 ぺちゃん、とうつ伏せのまま床に倒れこんだ国王の真横にタマネギ1号が立ち、俺を見て言った。

 

「さぁ、先生。どうぞお願いします」

「……君達は、この国の兵士なんだよな」

「勿論です」

 

 何か見てはいけない物を見てしまった気がして俺はそう尋ねたが、何を当たり前の事をと言わんばかりに彼はそう返事した。もしかしたら俺が間違っているのだろうか。

 

 

「成人病の塊ですな」

「ふにゃ」

「猫の物まねで誤魔化そうとしても駄目です。しかし、殿下の身体能力なら成人病どころか大抵の病気はあっちからお断りだと思うんですが」

「お前は僕を一体何だと思ってるんだ」

「何でしょうかね。少なくとも人ではないかと」

 

 手持ちのサブマシンガンをタマネギ1号に向かって乱射して追いかける国王を尻目に、俺は診察をした結果を見る。前回と全く同じ、か……

 体質改善という難しい事柄を最近成し遂げ、少し取り戻していた自信が急速に萎えるのを感じる。もしかしたら俺は医者としては無能なのだろうか。この姿になる前は町医者として外科も内科も行っており、そこそこ手広く出来る自信はあったのだが。『最適解』さんも体を入れ替えろとありがたい答えを返してくる為、余り頼りにならんのだ。体ごと入れ替えろってそれはもう他人なんじゃないだろうか。というかそんな事をしてエトランジュに泣かれたらどうする。死ぬぞ。俺の心が。せめて綺麗な思い出で彼女との関係を終わらせたいというのに。

 

「殿下。それでは今回の分の薬は処方します。殿下の消費カロリーを見るにお腹が減ってしまうのは仕方ないでしょうがせめて薬を飲んでから食べてください」

「うん? ああ、薬ね。もちろん毎食前に飲んでるよ。虹色の奴だろう?」

「……精神方面の薬は処方して居なかった覚えがあるのですが。また~日後に参ります。それでは」

 

 西部劇に出てくる悪徳地主のような服装でタマネギ1号を鞭でしばきながらそう答えるパタリロに首をかしげながら俺は一礼して部屋を出る。さて、次は警察長官か。何故彼は地下牢に住んでいるのだろうか。ちゃんと換気をマメにしていれば良いのだが。

 

 

 

side.P もしくは蛇足

 

「……行ったか?」

「はい。足音は地下へ向かっています。この後は警察長官の下へ向かわれるのでしょう」

 

 ブラック・ジャックが去った後。暴れまわっていたパタリロとタマネギ1号は静かに肩の力を抜いた。服装の乱れを直した時、タマネギ1号は自分が大量の汗をかいていた事に気付く。体は正直なものだ、と苦笑しながらタマネギ1号はメガネを外しレンズを拭いた。

 

「信じられない魅力でした。パルン号が任務から外れたいと言った時は半信半疑でしたが」

「うむ。あの曲者が今までの自分を見失うほどというから何事かと思ったが、お前でもそうなのか」

 

 数ヶ月に渡りブラック・ジャックの専属運転手兼案内人をしていたパルン号が、リーダーである1号に辞表を持って来たのは前回の来訪の時だった。普段は飄々とした態度を取る奴が鬼気迫った表情で直談判をしてきたのだ。このままでは自分が自分ではなくなってしまう、と。その様子に1号は事態を深刻に捉えてパタリロに報告。彼と接した事のあるパタリロは特にそう言った認識を持ったことが無かった為首を傾げつつも1号の言葉の通り今回の訪問の際、役割を変える事を了承。そして今、1号のただならない様子にパタリロは意識を悪戯好きのクソげふんげふん少年からマリネラ王国国王へと切り替える。

 

「似たような奴を知っているが、あれとはまた別のベクトルだろうな」

「似たような奴?」

「バンコランだ。奴の美少年キラーの魔眼に近いが、お前の様子を見るに若干違うように思う」

 

 ああ、と頷いて、1号は先ほどまでの彼……ブラック・ジャックとの会話を思い出す。

 とても楽しかった。彼の言葉は間違いなく本心を語っていて、その中身は思いやりに満ちていた。エトランジュ様が窓から手を振る姿に微笑を浮かべていた姿を見た時の事を思い出す。強烈な光。人を引き寄せて放さない引力を持った何かを、確かに1号はあの時に見た。そして、心の底から怖いと思ってしまった。

 この身はマリネラ王家に忠誠を誓い、命さえも預けたモノ。そんな自分が、忠誠心をそのままに引き込まれそうになった。その事に気付いたからだ。

 

「……陛下。彼は、危険です」

「……」

 

 1号の言葉に何も言わずに窓の外を見るパタリロ。その姿に、1号は更に詰め寄ろうとし、パタリロが上げた左手に制される形で止まった。

 

「それは、出来ん。2重の意味でだ。防衛機構とマリネラ王国との間で結ばれた関税条約によりマリネラは他世界へのダイヤモンドの販路を確保する事が出来た。軍事的な援助もある。どれだけ我々が恵まれた立場にいるのかという事がわかるだろう」

「……確かに、仰るとおりです。ですが!」

「そして! ……母上と一緒に暮らせるようにしてくれた恩人なのだ。仇で報いるような事は……したくない」

 

 尚も詰め寄ろうとしたタマネギ1号に、パタリロは本心を持って答えた。

 そう。恩人なのだ。元々体が弱かった母・エトランジュは父の死にショックを受け、静養のために国を離れていた。仮令(たとえ)どれほど図太い神経の持ち主であろうと、10歳で両親との別離を経験させられたことは、パタリロにとっても辛い事であったのだ。そんなエトランジュが、長年の虚弱体質を改善してマリネラに帰ってきた時。どれほど嬉しかった事か。

 かの医師に対する母の信頼。そして、当人が決して悪性の人物ではない事もあるが故に、パタリロは彼をマリネラから遠ざけるという選択を取る事はできなかった。

 

「彼と接する人間は交代制で決めてくれ。時間が経てば収まりもするだろう」

「……はっ。詮無き事を言ってしまい、申し訳ありませんでした」

「構わん。今日は、お前がそのまま担当してくれ。明日は休んでもいい」

 

 主君の言葉にタマネギ1号は一礼をして部屋を後にした。パタリロは1号が退室した後も窓の外、山のふもとに見えるある屋敷を見ながら考え込んでいた。

 

「……バンコランと同じ、か。あいつとぶつけたら面白いかもしれんな」

 

 恩人でも面白そうならオチョくり倒す。それがパタリロという少年である。彼にとってこの位は仇で報いる事にならないのだろう。

 

 

 

side.K 間違いなく蛇足

 

「警察長官。余り働きすぎては駄目ですよ」

「いやいや、この位。家族がひもじい思いをしない為ですから。ははは」

 

 鎖につながれ書類の山と格闘する警察長官に、どこもお偉いさんはこんなもんかと呟きながら俺は栄養ドリンクを差し入れる。

 しかし、彼の家族はマリネラでも有数の富豪の筈なのだが。この間招待を受けた時には大きな屋敷で優雅な生活をしていた彼の家族を思い返し、クロオは首をかしげた。この国はどうも良く分からない事が多すぎる。本物のブラック・ジャック先生ならこんな富裕層とも上手く付き合えるのだろうか。

 このままこの国に深入りすると俺の庶民的な感覚が毒されてしまいそうだ。神様、俺が変な思考に染まってしまう前に、早めにブラック・ジャックをよろしく!




パタリロ・ド・マリネール8世:出展・パタリロ!
 設定が多すぎて書き切れない。この話では母親思いの部分がクローズアップされてますが本来はこんな大人しくありません。

エトランジュ:出展・パタリロ!
 パタリロの母親。原作では病弱の為スイスで静養している。原作ではバンコランというイギリス人の男に恋をし、彼に媚薬を持って思いを遂げる位アグレッシブ。尚バンコランは恐らく同性愛者よりのバイである。今作では病弱な体質をクロオの助力で解消した為常時アグレッシブモードに入っている模様。

タマネギ1号:出展・パタリロ!
 マリネラ王国精鋭タマネギ部隊のリーダー。全員がタマネギ頭をして口の形が◇みたいになっているが、これは変装であり実際は全員美形の上戦闘能力が高く、また頭脳も明晰。軍・官のトップ400名が所属している事実上の政府組織。飽き性のパタリロに代わり彼らが国を運営している為マリネラは栄えている。
 クロオの危険性を初見で見抜いたが、それがどうしようもない類のものだった為、敬して遠ざけるを選択する。

タマネギパルン号:出展・パタリロ!
 手癖の悪いタマネギ部隊の新人教育担当の1人。天才盗賊少年だった疑いがある。かなり人を食った性格をしているのだが、長い間クロオと接したせいで絆されそうになり任務を辞退。今は療養中。

警察長官:出展・パタリロ!
 メガネを外したら凄いイケメンのナイスミドルの有能。家族は彼が仕事をする代わりに豪遊できているのであながち間違っては居ないがもう少し待遇がよくてもいいと思う人。
 
トキ:出展・後書き
 最後の最後でやらかそうとした弟子との修行中(阻止)、現れたクロオが数秒で事態を終わらせた為少し弟子に同情している。現在はチキュウエリアで南斗聖拳巡りツアー中

七実:出展・後書き
 最後の最後でやらかそうとしたが服が汚れていると心配されコートをかけられる帰される。割と勝負を決めに行っていたらしい。数日悶々としたがジャギに襲い掛かることでストレスを解消した。現在は南斗聖拳道場破りの旅の最中。五車星は最高だったと供述している(二人負けた模様)

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