…設定としては『幻想魔伝・最遊記』に出てきた『闘神・焔』が最高のヒトを作り出す禁断の実験の果てに完成したスーパーコーディネーターとして生まれてデュランダルの下までやってきたときの会話と言うものスゴイ設定。
なお、キラ君は出ません。唯一の成功体がスーパーコーディネーターなのでね。
デュランダル議長
「君がこんな所まで来るとは正直思っていなかったよ・・・だが、本当にいいのかな? それで。
やめたまえ。やっとここまで来たんだ。そんな事をしたら世界はまた元の混迷の闇へと逆戻りだ。・・・私の言っている事は本当だよ?」
ホムラ・ヤマト
「そうなるだろうな。――だが、それでいい。
たとえ叶わない夢だろうと己の意思で見続けている事に意味がある。自分の進むべき道を自らの意思で選ぶ権利のなくなった世界に生きるくらいなら死んだ方がマシだと俺は思うがね」
デュランダル
「ふむ・・・だが、誰も選ばない。人は忘れ、そして繰り返す。もう二度とこんなことはしないと、こんな世界にはしないと。一体誰が言えるんだね!?
・・・誰にも言えはしないさ。無論、君にも、彼女にも。――やはり何も分かりはしないのだからな」
ホムラ・ヤマト
「言えるさ。当然の事だろう? それを言えない者に今の世界を否定して壊す権利や資格など、あるはずがないのだからな」
デュランダル
「・・・・・・っ」
ホムラ・ヤマト
「わからなくていいのさ、自分の限界なんてものはな。わかったところで退屈になるだけで、得られる物はなにもない。
分からないから、分かろうと欲することが出来る。知らないからこそ、知る喜びを勝ち取る権利を与えられている。
誰もが生まれつき与えられた物だけで生き、何も求めない世界は死んでいるのと何も変わらない。未来永劫に今が続くだけ・・・死なないために生きるためだけに人生の全てがある命は生きていない。ただ死んでいないだけでしかない」
デュランダル
「・・・・・・傲慢だね、さすがは最高のコーディネーターだ・・・」
ホムラ・ヤマト
「その通り、俺はスーパーコーディネーターだ。その様に生まれ、その様にしか生きる事を許されていない存在だ。だが、それが何だと言うんだ?
ナチュラルはナチュラルでしかなく、コーディネーターはコーディネータでしかない。それ以上にも、それ以下にも成ることは出来ない。
だが、それはスーパーコーディネーターとて同じこと・・・死ぬまで俺はお前たちより優れ続けて、お前たちから同格の生き物として扱ってはもらえない。
人格や個性よりも、能力の優劣と種族によって俺という存在は定義されて生きていく以外に俺の選べる道は最初から用意されていなかったのだからな。
・・・もっとも、下から見上げることしかしないし出来ない連中にしてみれば、これも傲慢な言い分としか思えんだろうが・・・」
デュランダル
「・・・・・・」
ホムラ・ヤマト
「俺は俺でしかない。
俺にしかなれない。
デュランダル
「だが、君の言う世界と私の示す世界、皆が望むのはどちらだろうね。
今ここで私を討って、再び混迷する世界を君はどうする?」
ホムラ・ヤマト
「それは俺が決めることじゃない。無論、お前が決めることでもない。
皆が何を望むかは、人間一人一人が自らの意思で決めるべきことだろう。一人の人間ごときが優れた能力を持っているからと偉そうに定義していいことではない。そう言うのはな、神様気取りで全人類を見下したがってるバカな独裁者だけがやってればそれでいいんだよ」
デュランダル
「な・・・っ!? んだとぉぉ・・・っ!!」
ホムラ・ヤマト
「混迷する世界でどうするかも同じことだ。ただ、あるがまま・・・生きたいように生き、成りたい自分に成れるよう目指し続ける。人にはそれが許されているのだから、やればいい。
出来るか出来ないかなど、やる前から結果をどうこう言うよりよほど楽しくてやり甲斐がある。退屈しなくていい。退屈は死に至る病と言うからな、毎日が退屈しないで済むのは喜ぶべき幸福さ。
――さて、辞世の句はこれくらいでいいだろう? 終わりだ」
パァンッ!!
デュランダル
「ぐ・・・あぁ・・・・・・」
ホムラ・ヤマト
「・・・・・・」
デュランダル
「こんな・・・こんな形で終わるのか・・・? 私の人生は・・・。
誰も皆亡くなったこの場所で・・・誰の温かみにも抱かれてもらえないまま・・・一人だけで寂しく冷たいところへ連れて行かれてしまうのか・・・・・・?
――い、いやだ! 死ぬわけにはいかない! 一人だけで死ぬ運命は嫌なんだ・・・!!」
ホムラ・ヤマト
「無一物・・・・・・」
デュランダル
「・・・?」
ホムラ・ヤマト
「昔、今のお前と同じようになったとき、友人に言ってもらえた言葉がある。
【仏に逢えば仏を殺せ・・・
祖に逢えば祖を殺せ・・・
何物にも捕らわれず、ただ、あるがままの
己を生きること・・・・・・】
それが出来なかったから、お前は他人にもそれを許さなかった。その結末が今を創っている。お前はただ今まで歩み続けてきた人生の答えを与えられただけだ。見た目ばかりを取り繕った中身の醜い生の果てに、死だけが美しく飾り立てられていい道理がなかろう?
お前は今、自分自身に裁かれようとしてるんだ。自分のしてきたことの結果を甘んじて受け入れながら死んで逝け」
デュランダル
「い、いやだ・・・助けてくれ・・・殺していってくれ・・・せめて、せめて最高のコーディネーターの手にかかって死ぬ人生の最期をこの私にも・・・・・・」
ホムラ・ヤマト
「駄目だ。お前には今まで俺が殺してきた全ての者たちと違い、その死に方を迎える資格がない。
それが、お前たちが夢の果てに造り出した人造の神【スーパーコーディネーター】ホムラ・ヤマトが下した決定だからだ。受け入れろ」
ザッ、ザッ、ザッ・・・・・・
デュランダル
「・・・ああ・・・タリア・・・レイ・・・。
君たちの姿が、今の私には見ることができな・・・い・・・・・・」
*お伝えし忘れていましたが、今話はもともと『転生憑依キラ』を初めとする私なりに考えたオリキャラやオリジナル設定を付与させた原作キャラと色んなガンダム作品のキャラたちとを対話させる趣旨の下で書き始めたものでした。ホムラ・ヤマトはその内の一人です。
候補は他に
宇宙世紀好きの転生憑依者・Gジェネやスパロボで台詞の言い合いが偶然マッチした相性最悪キャラ・逆シャアのアクシズショックから過去にTS転生したシャア等々。
これら複数のやり取りを1話内にまとめたものを近く投稿する予定でおります。
ページ下にプロフィールを載せて、他のところを含めて何かの折に使えればいいなと候補をストックしておきたい算段ですので、よければご協力くださいませ。