男子高校生が戦車道で何かをしてみる話   作:シデンカイ

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昨日の夜の話ですけど友達からPS4のソードアート・オンラインのフェイタルバレットを無料で貰いました。


第2話

「由衣」

「ケイさん」

「この後は何か用はあるかしら?」

「無いですね」

「まだ案内してない場所あるから案内してあげようかと思って」

「助かります」

 

放課後になったので俺は帰ろうとしたけどケイさんが案内をしてくれると話してくれたので俺はケイさんと一緒に歩く事にした。何とか全部行けたけど学校が広かったからか学校の中を案内して貰って時間は結構経っていたけどケイさんの案内が終わったので俺は家に帰ろうと歩いていた。

 

「そういえば由衣は戦車道してるの?」

「してるよ」

「ちょうど良かった」

「何でそれを聞いたんだ?」

「明日なんだけど戦車道で今いる2年生3年生の連合チームと私達1年生で練習をするの」

「そうなんだ?」

「それで出来たら由衣にも出てほしいなって思ってね」

「戦車道の練習に?」

「そうそう」

「男の俺が女子と一緒に戦車道をやると思うか?」

「やるわ」

「何故そう思ったんだ?」

「私はサンダースに来る前は由衣の試合を良く見てたから知ってるのよ」

「何を?」

「由衣の乗ってる専用車は試合と練習も無傷で相手の攻撃に当たらないし僅かな動きで避けてるよね」

「良く見てるな」

「私は由衣と同じ1年生だけど由衣の実力は知ってるつもりよ」

「じゃあその練習に出てみるよ」

「本当に!?」

「ただし!1年生の指揮するのは俺で頼む」

「わかったわ」

「ここが俺の家だから・・・・・」

「話ながら歩いてたけど気付いたら着いちゃってたわね」

「また明日な」

「それじゃあね」

 

俺がケイさんと別れた後は家の中に入って夕飯の準備をしてから洗濯とか勉強をして思ったけど引っ越しの荷物はまだまだあるので日曜日か土曜日になったら引っ越しの荷物を出そうと決めた。その後は夕飯を食べた後お風呂に入って寝る事にした。次の日の朝になって俺は布団から起きた後は制服に着替えて朝ごはんを食べてから学校に行く準備と戸締まりをしてから家を出るんだけど男子の制服はサンダースには無かったので前の学校で着ていた制服を着て行く事にした。サンダースで男子は俺しかいないようなので男子の制服は無いらしい・・・・・

 

「おはよう!由衣」

「おはよう!ケイさん」

「教室まで一緒に行かない?」

「良いですよ」

「転校してきて何か不安な事は無い?」

「あー・・・・・あるっちゃあるな」

「そうなの?」

「サンダースから見たら男が俺だけだろ?だからかな?女子からの視線が凄いんだよ」

「視線?」

「動物園に行く時に人がパンダとかゾウとかを見ている時みたいなあんな感じの視線を感じるんだよ」

「へぇ」

「クラスでは俺の他に男子いないから人数だけなら女子が圧倒的に多いからな」

「他では困った事あるかしら?」

「後は・・・・・着替える時だな」

「着替える時?」

「制服から整備士が着る服とか」

「それね」

「俺が女子ならこんな事を考えなくて良かったんだろうな」

「でも実際は男の娘・・・・・いいえ!男の子だし」

「今なんか字が間違えてなかった?」

「気のせいじゃない?」

「学校に着いちゃったね」

「気付いたら着いたわね」

「あのさ・・・・・」

「どうかした?由衣」

「放課後の事だけど本当に俺が戦車道するの?」

「やっぱり嫌になっちゃった?」

「正直に言うと不安なんだよね」

「不安?」

「俺は男で女じゃなかったし男だから戦車道で関わるとしたら整備士しか無いからさ」

「確かにそうね」

「俺は男で初めて戦車道で試合をしようと相手チームの人達と挨拶をする時とか他にも周りの人達が男が戦車道するなって毎日言われてイライラしてたから周りの人達に俺が戦車道するのを認めて貰う為には俺が勝ち続けるしかなかった」

「・・・・・」

「だから俺は勝ち続けなければならないし負ける訳にもいかないんだ」

「わかったわ!なら私が由衣と一緒に頑張るわね」

「ありがとう!ケイ」

「さんが無くなったわね」

「あっ!しまった」

「別に良いわよ」

「良いの?」

「私も由衣の事を呼び捨てにしてるし」

「そっか」

「放課後になったら私と一緒に行くわよ」

「もちろん」

 

 

放課後になったので俺はケイと一緒に戦車道をしている人達がいる場所まで案内して貰ったので今いる人達に挨拶をすると向こうも挨拶をしてくれた。だけど中には挨拶をしない人達がいたのであの人達はきっと俺が戦車道をしているのが反対なんだろうなって思ってしまった。

 

 

「あの人は誰だろう?」

「転校してきた沖原由衣ですよ」

「それって確か・・・・・」

「戦車道で7連覇している男子よ」

「白龍ね」

「知っているんですか?先輩」

「男で戦車道していてあの男が乗ってる戦車の色が青と白で白い所に龍の絵があるんだけどあの男が戦車道やってて不快だけど今までの実績あるからね」

「先輩は反対なんですか?」

「当たり前でしょ!」

「静かに!これから2年生3年生の連合チームと1年生チームで別れて試合をする」

「先輩達と試合・・・・・」

「大丈夫かな?」

「ちなみに今回はフラッグ戦だ」

「やったわね」

「それじゃあ今から10分後に試合を始めるぞ」

「わかりました」

「ちなみに転校生の沖原由衣は1年生チームに入って貰う」

「待ってください!先輩」

「何だ」

「男を戦車に乗せるんですか!?」

「そうだ」

「私は反対です」

「私も」

「私も」

「私もです」

「文句あるなら10分後に始まる試合で勝てば良いだろう?」

「そうね」

「転校生が戦車に乗るのは反対だって者は試合で負けたら転校生が戦車に乗っても口出しするな」

「良いんですか!」

「勝てば官軍・・・・・負ければ賊軍・・・・・分かりやすいだろう?」

「そうですけど・・・・・」

「そういうのは勝ってから言え!わかったな」

「わかりました」

「それじゃあ転校生は1年生チームに入ってくれ」

「わかりました」

「それでは解散」

「由衣」

「ケイ」

「この試合」

「この試合」

「勝つぞ」

「勝つわよ」

「指揮は俺に任せてくれ」

「わかったわ」

 

試合を始める10分が経ったので1年生チームと2年生3年生チームが並んだので挨拶をする事になった。

 

「それでは1年生チームと2年生3年生チームの試合を始めます。お互いに礼!」

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「それでは各自の場所に移動するように」

 

先輩達と別れた俺達は戦車に乗って試合開始の合図が出たので動く事にした。

 

 

「AチームとBチームとCチームとDチームとEチームは敵戦車を見つけ次第に報告!ケイ達は他のチームと一緒に協力して相手を倒すように」

「わかったわ」

「沖原隊長!敵戦車を発見しました」

「数は?」

「5両です」

「ならば相手を挟み込むように別れてください」

「わかりました」

「わかりました」

 

俺が指示を出してからすぐに移動してくれたので俺達も移動を始めた。

 

「AチームからEチームどうですか?」

「AチームはOKです」

「Bチームも大丈夫です」

「Cチームも」

「Dチームも」

「Eチームも」

「大丈夫です」

「よし!それじゃあ相手に気付かれる前に攻撃します!全車!一斉射!撃てぇぇぇぇぇぇ」

「いっけぇぇぇ」

「沖原隊長!相手5両を白旗が上がりました」

「良し!なら次はAチームとBチームとCチームで偵察をお願いします」

「わかりました」

「了解しました」

「了解」

「由衣」

「ケイ」

「私達はどうするの?」

「とりあえず移動するけど相手に気付かれないように出来るだけ少しずつ動いて相手の戦車が見えてきたら周りの味方の戦車と一緒に攻撃開始だ」

「わかったわ」

「さてと・・・・・次は相手がどう動くかな?」

 

 

私は今とても驚いていた。何故ならいきなりこちらの5両がやられるとは思わなかったからだ

 

 

「1年坊主に何をしている!」

「申し訳ありません」

「こちらの5両が全部やられました」

「何だと!」

「気付いたら前と後ろから撃たれまして」

「チッ」

「どうしますか?」

「こちらの残りは残り5両だ!見つけたらすぐに撃てるようにしろ」

「はっ・・・・・はい!」

「こうも簡単に半分がやられるとは・・・・・クソ!」

「1年生だからと侮ったからだぞ」

「隊長!」

「私もお前も3年だがお前が今回のこの試合を任せてほしいって言ったから任せたのに失望したよ」

「待っ・・・・・待ってください!私は!」

「お前はこの試合が終わったら2度とサンダースで戦車に乗る事を禁止にする」

「そんな・・・・・」

「相手を甘く見ていたからこうなるんだ」

「隊長!どうしますか?」

「残りの4両は偵察しなさい!フラッグ車の私達はこの場所で待機だ」

「良いんですか?」

「相手は1年生とはいえ5両もやられたんだからせめて1両ぐらいは倒したい所だし」

「敵戦車を発見しました」

「撃ちなさい!」

「これで!」

「撃て」

「ダメです!避けられました」

「やるわね」

「撃て」

「待ちなさい!今その場所で撃ったら」

「誰よ!私達を撃ったのは」

「同士討ち!じゃあ1年のフラッグ車は・・・」

「これで・・・・・終わりだぁぁぁぁぁ」

「しまった!」

 

俺達の攻撃が先輩のフラッグ車に当たって白旗が上がったのを確認した。

 

「2年生3年生チームのフラッグ車の走行不能!この試合は1年生チームの勝ち!」

「やったぁぁ」

「勝った」

「由衣」

「ケイ」

「貴方のおかげで勝てて良かった」

「違うな」

「えっ」

「間違っているぞ」

「何処が」

「戦車道は1人では出来ないんだ。皆が協力してくれたから勝てたんであって俺がいたから勝てた訳じゃないんだよ」

「なるほどね」

「バスケみたいに試合や練習に必要な人数を揃えれば後はその人に任せっきりにすれば良いだろうけど戦車道は5人以上いないと無理だから何とも言えないけどな」

「でも今日はありがとうね」

「どういたしまして」

「本当はやりたくなかったんでしょ?」

「正直に言うとやりたくなかった。でもケイは転校してきた俺に色々な事を教えてくれたにも関わらず俺がこのままケイに対して何もしないでいるのは失礼じゃないかな?っと思って今回の放課後の練習に参加してみたんだ」

「本当に正直に言ったわね」

「最初から自分の意思でコレをやりたいアレをやりたいって思っていたんだったらそりゃあやっていたんだろうけど今回の放課後の練習については違っていたからね。でも勝てて良かった」

「私も不安だったし今回は勝てて良かったって思ったわ」

「誰だって不安なんだ。それは仕方ないと思うよ」

「それじゃあこの後なんだけど一緒に帰らない?」

「そうだな」




眠い時に書いていたので間違った所あったらスイマセン

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