男子高校生が戦車道で何かをしてみる話   作:シデンカイ

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劇場版が見たいのにタイミング悪くて見に行けない


第8話

黒森峰に着いた俺はコンビニ店員の服を着てバイトをしていて俺はレジで仕事をしていたら黒森峰で戦車道をしている人達が結構いたけど怪しまれずに済んだ。もちろんアンツィオみたいに変装しているけどレジに並んでいた人達が沢山いたので会計をして最後の1人の品物を受け取って会計をして金額を伝えてお金を貰いお釣りを渡して袋に品物を入れて渡そうとした時だった。

 

 

 

「ちょっといいかな?」

「何でしょうか?」

「この辺りでは見かけない顔だな」

「今日からこのコンビニのバイトに入ったんで今まで俺を見かけ無かったのは仕方ない事ですよ」

「それなら確かに見かけないな」

「今まで観光を目的に行ってましたがちょっとお金が少なくなったのでバイトを始めたんですよ」

「確かにお金が無いと厳しいな」

「俺の名前は滝清十郎で高校1年生」

「私の名前は西住まほだ。黒森峰で学年は君と同じ1年生だ」

「よろしくな」

「こちらこそ」

「君は戦車道についてどう考えている?」

「戦車道ですか?まあ戦車道についてはテレビで見た事あるから知っているには知ってますけど興味は無いですね」

「それはどうしてだ?」

「戦車が移動する音とか撃つ音がうるさいじゃないですか?ドーン!とか」

「確かに戦車で移動したり撃つ時とかの音が凄いな」

「だから嫌いなんですよ」

「そうか」

「それに戦車道には興味が無いんでテレビで見る事あっても、だから何?って感じですかね?」

「確かに戦車道は女性がしているが男性も少なからず戦車道に関わっているぞ?」

「でもそれは戦車の整備員としてですよね?」

「そうだな」

「テレビで見てた時に整備員の人達が戦車を整備してる姿を見てましたけど戦車道で戦車を動かしている男性いませんよね?」

「確かに戦車道で男性が戦車には乗ってないが戦車道については今後は男性にも理解して貰いたいと戦車道連盟が動いているらしいが」

「でもそれは男性は乗ってませんよね?」

「・・・・・1人だけいる」

「何がですか?」

「戦車道で戦車に乗っている人がな」

「何て名前の人なんですか?」

「沖原由衣って名前なんだが知っているか?」

「知らないな」

「戦車道の公式戦で7連覇をしている男性でその男性が乗っている戦車道は青と白の2色の色で全ての戦車には龍の絵がある事から白龍と呼ばれているんだ」

「強い人なんですね」

「ああ!私が目標にしている人だ」

「いずれ会えるかも知れないですね」

「そうだと嬉しいがな」

「新入り!今度はコッチを手伝って」

「わかりました!それじゃあまた今度どこかで会ったら話しましょうね」

「今日からバイトを始めたんだろう?ならここに来れば会えるじゃないか?」

「あはは・・・・・それじゃあ」

「また来る」

 

 

 

 

西住まほと名乗った人と話が終わった後はコンビニ店員の先輩に頼まれて仕事をした後は帰るように見せかけて実は黒森峰の戦車を見た後にブリーフィングに参加した。良く参加したなって?最近になって気配を消す事が出来るようになったので相手に気付かれないようになりました。近くにダンボールが実際あったがダンボールには隠れなかった。それと黒森峰のフラッグ車はティーガーIに決まったので後はサンダースに帰るだけになった。コンビニでは1日だけのつもりでバイトしたので1日分の給料を貰った後に黒森峰から離れて後は帰りながら隊長に連絡して数時間後にサンダースに着いたので俺は皆に会う前に隊長室に行って隊長室に着いたのでノックして向こうから返事が来たので俺は中に入った。

 

 

 

「失礼します」

「おかえり!沖原君」

「メモしたので提出します」

「・・・・・なるほど」

「こんな感じで良かったでしょうか?」

「大丈夫よ」

「それなら良かった」

「アンツィオについては良くわかった。けれど黒森峰のブリーフィングに良く出れたね」

「まあ色々とありましたから」

「けどありがとう!コレで黒森峰の対策が出来るわ」

「この後は俺どうすれば良いですか?」

「今日は疲れたでしょう?休んで良いわよ」

「わかりました」

「それじゃあ明日ブリーフィングに参加してくれるかな?」

「いいともーーー」

「はい!CMに入ります!」

「入りませんからね!」

「冗談よ」

「には聞こえませんでしたがね。それじゃあ俺は戻っても?」

「構わないわ」

「それでは失礼します」

「また明日からよろしくね」

「はい!わかりました」

 

 

 

俺が隊長室から出て自分の家に帰ろうとしたらケイを見掛けた。ケイも俺に気付いたみたいなのでお互いに歩いて近づいて行った。

 

 

 

「ただいま!ケイ」

「おかえり!由衣」

「そっちはどうだった?」

「私達は特に変わりは無かったわ」

「そっか」

「由衣は?どうだったの?」

「俺の方は色々と調べられたから良かったよ」

「アンツィオと黒森峰ってどんな感じだった?」

「アンツィオは資金不足で修理したい戦車も修理が出来ないしアンツィオの戦車道のメンバーは1人だけしかいないみたいだから全国大会に参加する事は無いだろうな」

「黒森峰については?」

「黒森峰はティーガーIがフラッグ車になった。全体的に見て来たが後は西住まほが俺に話しかけてきたしな」

「そうなの?」

「でも最後に勝つのは俺達だけどな」

「それじゃあ帰りましょう」

「ああ」

 

 

 

それから数日後・・・・・

 

 

 

「さてと・・・皆!今日は全国大会の決勝戦よ!これに勝てば私達の優勝が決まるけど決して油断しないように!」

「イエスマム!」

「次は・・・沖原君に頼みたい事あるのよ」

「何でしょうか?」

「今回のフラッグは私にしてくれるかしら?」

「隊長にですか?」

「私は・・・・・いいえ!私達3年生は今年の全国大会で高校生の公式戦が終わりになるけど最後ぐらいはフラッグ車として大会に挑みたいのよ」

「わかりました。今回の全国大会決勝戦のフラッグ車は隊長にします」

「ありがとう!沖原君」

「それじゃあ全員に告げる!3年生の先輩達の為にも・・・全員が笑って楽しめるように俺達の手で優勝を掴み取るぞ!」

「オー」

 

 

 

俺と隊長とケイの3人が歩いて近づいて行くと黒森峰の人達は集まっていた。

 

 

 

「サンダースに男がいますよ」

「お情けで出てるんでしょ?」

「サンダースの質も落ちたわね」

「強豪校なだけに出さざるを得ないなんて」

「情けないわね」

「黒森峰は私語は慎みなさい!」

「はい!」

「それでは黒森峰女学園対サンダース大学付属高校の試合を始めます。お互いに礼!」

「よろしくお願いします」

「おい!黒森峰!さっきの言葉を俺は忘れないからな?試合が終わった後に泣いても許さないし謝っても許さないから覚悟しておけよ!」

 

 

 

 

挨拶が終わって離れた後に俺達は戦車に乗るが今回も俺は専用の戦車に乗る事にした。

 

 

 

「沖原君は何に乗るんだい?」

「俺はマウスに乗ります」

「でもアレって動きが遅いんじゃ?」

「俺の専用の戦車は全部だけど俺用に魔改造してあるから他の人には絶対に扱えないように工夫がしてあるのさ」

「って事は・・・」

「本来のマウスよりも速く動けるって事さ!」

「全体の指揮は沖原君に任せるから・・・お互いに決勝戦は20両だけど頼んだわよ!」

「イエス・マイロード」

「これが最後の試合だから!それじゃあ行くわよ!」

「イエスマム!」

「それでは試合開始!」

「ケイは俺と一緒に行くぞ」

「わかったわ」

「隊長のフラッグ車とシャーマン10両は隊長のフラッグ車を相手に撃たれないように周りを警戒しろ!隊長を含めた11両で相手を見付けたら直ちに報告しろ!」

「イエスマム!」

「残りの7両は俺に一緒に来い!」

「イエスマム!」

「由衣!相手の戦車を見つけたわ!」

「流石だな!ケイ・・・卓越している!」

「沖原君!こちらも見つけたわ!」

「相手は隊長のフラッグ車を狙ってくるだろうと思いますから隊長は周りを動きを見ながら移動を開始してください!隊長の周りにいる戦車は隊長のフラッグ車の周りに敵がいるかどうかの確認を!相手の戦車を見つけても単独で動かないようにしてください!相手は予想外の動きをされると棒立ちになります!報告は正確に間違いが無いようにハッキリと伝えるようにしてください」

「イエスマム!」

「俺達は奈落落としをして黒森峰の戦車の数を減らす!その後は俺とケイの戦車でダブルアタックだ!」

「それじゃあ由衣!やるわよ!」

「さてと・・・・・どう動くかな?黒森峰は」

「君が白竜か?」

「他校の人達は俺の事をそう呼んでいるよ」

「私の名前は西住まほだ!」

「俺の名前は沖原由衣だ!」

「私と勝負してくれないか?」

「その勝負を受けてやるよ!」

「私も協力するわ」

「ケイは俺と一緒に来た人達を一緒に移動しろ」

「でも!」

「俺が負けるとでも?」

「思わないわね」

「そういう事だ」

「気を付けてね」

「ケイもな」

 

 

 

ケイが離れたのを確認した俺は西住まほに話し掛ける事にした。

 

 

 

「待たせてすまなかったな」

「対して待ってないさ」

「話してる間にも撃ってくるんじゃないかと思っていたんだけどな」

「私はそんな事はしない」

「そっか」

「それに西住流に後退の文字は無い」

「なら始めるとしようか!いざ!」

「尋常に・・・」

「「勝負」」

「今だ!撃て!」

「残念だったな」

「避けられた!もう1度撃て!」

「何処を見ている?ちゃんと狙えよな」

「まだだ!」

「これだけマウスは大きくて的になりやすく当てるのも簡単なのにも関わらず当てられないなんて・・・・・何か残念だわ」

「何だと!」

「もっと楽しめるかと思ったけど・・・もういいや!」

「撃て!」

「当たらないな」

「この距離を避けただと!」

「お返しだ!撃て!」

「しまった!履帯をやられた!」

「これでしばらくは動けないだろう」

「しかしマウスは次を撃つまでに時間が・・・」

「掛かると思ったか?撃てぇぇぇ!」

 

 

 

 

「隊長!サンダースの戦車を見つけました!」

「良くやったわ」

「先手必勝!撃ちなさい!」

「よし!撃っ・・・」

 

 

 

 

サンダースの戦車を見付けたので今から撃とうとしたら私達が撃たれて周りにいる戦車が何両かが白旗を上げた

 

 

 

 

「ティーガーI行動不能!」

「・・・・・はぁ!」

「ティーガーⅡ行動不能!」

「えっ!」

「パンターG型行動不能!」

「なに!」

「エレファント行動不能!」

「なん・・・だと・・・」

「ヤークトパンター行動不能」

「いったい何なんだ!」

「ヤークトティーガー行動不能!」

「これはぁぁぁぁぁぁ!」

「ラング行動不能!」

「嘘だ!誰か・・・・・嘘だと言ってくれ!」

「コレで・・・・・チェックだ!」

 

 

 

 

私は後ろから声が聞こえたので後ろから振り替えると白龍の戦車のマウスが目の前にいた。そして・・・・・

 

 

 

 

「嘘だぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

私の乗っているフラッグ車のパンターG型も白旗を上げた。

 

 

 

 

 

「パンターG型行動不能!サンダース大学付属高校の勝利!」

 

 

 

 

相手フラッグ車の撃破判定の白旗を上げたのを確認した俺達は全員で戦車から出た。

 

 

 

 

「あああああああああ!」

「やったぁぁぁぁぁぁ!」

「勝った!あの黒森峰に・・・・・勝った!」

「本当に勝ったんだよね?嘘じゃないよね!?」

「俺の・・・・・俺達の・・・・・優勝だぁぁぁぁ!」

「私の代で・・・・・優勝が・・・出来た!?」

「由衣」

「ケイ」

「私達の優勝が決まってよかったわね」

「そうだな!だがしかし!?まだ終わってない!」

「そうかしら?」

「全員!整列しに行くぞ!」

「そうだったわね」

「沖原君の言う通りね。全員!行くわよ!」

「イエスマム!」

 

 

 

 

 

 

 

俺達は全員揃ったので並んでいると黒森峰が歩いてきた。歩いてきた人達は何人か泣いてたのか酷い顔をしていた。

 

 

 

「それではお互いに礼!」

「「ありがとうございました」」

「おい!黒森峰!最初にお前らが言っていた男にお前らは負けたぞ!どうだ!男だと言っておきながら、あーだこーだ言ってたヤツに負けた気分は!俺は最高だ!ふざけた事を言いやがったお前らに勝てたんだからな!」

「本当に申し訳ありませんでした」

「はぁ!土下座すれば俺が許してくれると思ったのか?甘いな!そんな考えで許されると思うなよ!俺は黒森峰!お前らを絶対に許さないし許す気も無い!そしてこれからも俺に怯え続ければいい!」

「ヒィィィ!」

「沖原君・・・」

「フフフフフ・・・・・ハーーーハハハハハハハハ!」

「由衣・・・」

「これからも勝ち続けるし負けるつもりも無い・・・絶対は俺だ!」

「白竜」

「西住まほか」

「今の私は未熟で実力も君より下だろうし今は君に勝てないかも知れないが・・・・・いつか君に勝ってみせる!」

「へぇ!」

「そして次こそ黒森峰が勝ってみせる!」

「黒森峰には期待しないが西住まほ!君には期待しておくよ」

「そうか」

「俺を失望させるなよ?」

「ならその期待に応えられるような実力を身につけて君に挑戦する」

「じゃあな!西住まほ」

「また会おう!白竜」

 

 

 

そして俺と西住まほの2人は、お互いに握手をしてからその場を離れる事にした。




最近は雨ばかりで本当に困ります

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