Raison d'etre・・・in the...   作:タバニャン

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Raison d'etre・・・in the...

BOOTING

Commencing System Check

Memory Unit…Green

Vitals…Green

EG Status…Green

IFF…E̵r̵r̵o̵r̵ Complete

FCS…Activating

Inertia Control System…Activating

Environmental Sensors…Activating

Equipment Authentication…Complete

Equipment Status…Green

SYSTEM ALL GREEN

 

 

【挿絵表示】

 

 

The Mysterie of our Creation

The Age of many years

and the conclusion of the World

Throw away the body of the meat

The soul that illuminates the night

Give every blessing

I will keep telling you

 

raison d'etre…In the...

誰かが喋っている。

???「▫▫▫▫、▫▫▫▫▫▫▫▫▫…▫▫▫▫▫(language analysis start…言語設定を日本語へ)ちでしか…、あなたを…。ごめんな、さい…。」

知らないけれど知ってる声、誰かが私に謝っている。ゾワゾワする、これは嫌悪感?これは不快感?これは…。

I?「失礼ですがあなたはどなたに謝っているのです?話を遮って申し訳ないのですが、私を起動させたのはあなたでしょうか?」

気がつくとわたしはまくしたてるように喋っていた、私に向けられた謝罪が嫌で、怖くて、悲しくて…。これは

???「!?起き、てた、の…。『先程起動を完了しました。』…そう、だよ。わたしがあなたを、起こした、の…。」

少し意地悪だったろうか。知っているのに知らないフリ。露骨なまでの作業報告じみた返事。これは?

I?「そうですか。質問なのですが私は、私はどうすればいいのでしょう…。」

???「どうすればっ、て…?」

I?「私には製造番号はおろか、識別信号、製造目的すら未設定…いえ、自由意志が与えられています。私にはそも理由がわからないのです…。私は、どうしたらいいのでしょうか?」

ウソ。起動シークエンスで確認した要項、その後に込められた祈り、私がわたしになった理由。IFFがないのもそれで察しが付く。

???「それは、ね…あなたには、あなたの意思で、…この世界を見てもらいたかったから。この世界に触れてほしかったから…。だから、あなたは、…あなたの名前も、したいこと、も全部自分で…決めていいん、だよ…?」

彼女は優しく、そしてちょっぴり哀しそうに言う。覚悟はしていた、でも勇気が少し足りなかったのだろう。これは・・・・・・。

I?「そういうのであればまず手始めに、私の名前はアオノリ『え!?』…Vivi『あー!!』…ふむ、やはり名前というものは生みの親につけてもらってこそだと思うのです…。」

冗談ですよ。そもそも人につける名前じゃないじゃないですか。断片的な私の記憶を呼び起こしながら矢継ぎ早に言う。傷を舐めるように・・・。これは・・・・・・・・。

???「え?あぁ、そう?なら、それなら…夕暮れ。あなたの髪の色も、黄昏時の…穹のような綺麗な色、でしたもの、ね…。あなたの名前はダスク…黄昏穹のダスク、だよ…。」

ダスク、彼女らしい名付けだ。少し癖のあるクサイ名前。でもこの匂いは、清々しいほどにすっと染み込んでくる。・・・これは。

ダスク「ダスク…。いい響きですね。私はダスク、黄昏穹のダスク。…もう一つ質問をしてもよろしいでしょうか?この私に与えられた過剰とも思える装備は、一体何なのでしょうか?いささか物騒とも思えるのですが…。」

???「そう、思えるんだ…(よかった)『よかった、といいますと?』ふえぇ!?えっとそれはその、…今のこの世界は過酷でね、…ダスクの記憶にある平時とはかけ離れた情勢にある、の…。だからそれは、過剰でもなく、必要なもの、なの…。・・・・・ちょっと盛りすぎたかもだけど…。でも、でもね…この右手には【憧れ】を、その左手には【情熱】を、そして最後に、あの荷物には【希望】を…あなたがそう思えると信じて創り上げたんだよ…。」

踏み込みすぎたかもしれない。それでも反応せざるを得なかったのだ、わたしは。やっぱりちょっとチクリとする。憧れと情熱を込められたという両腕を交互に視やる。

これは、

ダスク「…ではその思いを察するに、私はこれらを駆使して世界で善行を為せ、と言うことでしょうか?」

???「ち、違うの!あなたのすることを縛るつもりなんかはなくて、えっと、でも…悪いこともして欲しくなくて…『冗談です』・・・・・・え?」

またまた意地悪。彼女をいじめるのは少し楽しい、でもそれと同時に・・・これは。

ダスク「冗談です。…分かりづらかったでしょうか?私はあなたが褒めてくれた髪の色と同じ、この綺麗な黄昏色の穹の下を旅してみたいと思います。幸い危険に対処できる装備はあるようなので自分のやりたいことを見極めてみようと。…あなたとともに。」

???「!?…ごめん、なさい…。私は、一緒に…行くことができない、の…。」

知ってます・・・。ごめんなさい、その一言が言えなくて。ありがとう、この思いを伝えられなくて。これ、は

???「でも、そのかわりに、あなたのパートナーを用意しておいた、の…。これ…。」

ダスク「…そうですか。このイヤリングh『ハロー!私はリトル!!退屈な旅にならないようおしゃべりやサポートをするね!!!』…なんですかこれは。」

???「それはリトル…。【理想】を詰め込んだ多目的バトラーAI搭載の端末d『そうだよ!色々と頼りになるスグレモノなのさ!!』…」

ダスク「…ネックレスにしてもらえないでしょうか?『…はい』それと、これはあなたの【理想】なのですか?あなただと思ってリトルと世界を巡って、と?」

抑えが効かない、また彼女の顔が歪む。今度は抑え切れないようだ・・・。これは、、

???「・・・・・・そう思ってくれても、かまわない…のかな…。…あと!これとこれ!!」

ダスク「…長めのコンバットグローブと、…ガスマスク、ですか?」

誤魔化すように…いや、誤魔化しながらわたしに物々しい物を手渡してくれる。温かい、けどこれは。

???「そう、あなたの、…正体がばれないように、ということと…これにも特殊な機能をつけてあるから…、リトルと合わせて、餞別…、かな…?」

ダスク「そうですか、…分かりました。色々と用意してくださって、…大変だったでしょう?…少々名残惜しいですが、もう行こうかと思います。」

???「…うん。行ってらっしゃい…。」

ダスク「はい、行ってきます。」

 

「これはわたしの始まりの記憶。と浅ましい感情の嵐。わたしはよく感情表現に乏しいと言われます。そう、ポーカーフェイスは得意なのです。それがわたしの最強のJOKER…。」

 

『これはわたしとワタシの自分探しの旅。』

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