昔々、ある村に1人の男の子がいました。
男の子は変わりの無いごくごく普通の男の子。そしてそのお母さんは、大昔より悪い怪物をやっつける巫女でした。
ところがある日、男の子がその怪物に連れ去られてしまいました。
お母さんは必死になって男の子を取り返そうをしました。ところが男の子は怪物を守ろうとしだしました。
それにお母さんと村の人たちに怒られ村を追い出されてしまいました。しかし男の子にはお友だちになった怪物がいたので寂しくありませんでした。
男の子が出て行ってしばらくしたある日、突然村に怪物たちが攻めてきました。
村の人々は逃げ惑い、男の子のお母さんも必死に戦いましたがあまりの多さに敵わず負けてしまいました。
その時、村を追い出された男の子が、友達の怪物たちを連れ戻ってきました。
男の子はその力で村を襲った怪物たちを追い払い、残った怪物たちは男の子の新しいお友だちになってくれました。
そして男の子は村を救った英雄として祀られ、その友だちである怪物たちによって村は守られ続けたので襲われる事は、二度とありませんでした。
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夜の灯りの点いていない図書館で本を読み終えた1人の少年が本を戻すと、脚立を上って本棚に上り開けていた窓から外へ出た。
そして屋根から下の道路の街路樹に張ったジップラインを伝って降りる。少年は降りた後に携帯を取り出し何者かに電話をする。
「こっちは用事は済んだ、これからアジトに帰るぜ」
〈了~解。気を付けてね、つけられてるかもしれないから〉
少年は手早く携帯を切ると、街路樹側の道路に停めていた黒いハーレーダビッドソンのバイクに跨りヘルメットとゴーグルを着けエンジンをかける。
バイクのサイドバッグが軽く揺れ、中から小さな狼のような生物と鳥のような生物が顔を覗かせる。
「悪いな、窮屈な思いさせちまって」
少年の言葉に2体の生物は否定の意でか首を横に振る。それに少年は軽く微笑み2匹の頭を優しくなでる。
そしてアクセルを捻りバイクを走らせるがすぐ先の交差点で赤信号に捉まる。だが少年は頭の中では別の事を考えていた。
(あの人からの手紙によれば、近いうちにデカい事件が起きるみたいだって。・・・何であろうがやってやる!!)
少年が心の中で意気込んでいる時、後ろからクラクションを鳴らされた。
信号を見てみると既に青に変わっていた。少年は慌ててアクセルを回しバイクを走らせる。
それをいつの間にかサイドバッグから顔を出していた2匹は少し呆れた様子で見ていた。