それでは
『どうぞ!!』
第1種目が終わり上位42名が第2種目へと進出した、種目は騎馬戦、この時通常のルールならば制圧力のある愛莉や轟、戦闘能力のたける爆豪に声が掛かるはずが愛莉には1人として声をかけようとしない、理由はこの騎馬戦、上位である程ポイントが高くなり1位の愛莉には1000万ポイントという破格のポイントがつく、組めば第3種目進出間違いなしだが同時に狙われる確率も跳ね上げる、そんな相手に誰が好き好んで声をかけるのか、愛莉も愛莉で誰にも声をかけようとせず棒立ち状態である
『主よ、何時までそうしてるそろそろ騎馬を決めるなりしないと失格だぞ?』
(問題ねぇさ、そろそろ来る)
愛莉「そっちからアプローチしてくれるとは有難いね、俺と組む気になったか?普通科」
後ろからの気配に反応し振り向くと目元にクマを作った目つきの悪い男子がいた
???「俺が声かけるの待ってたろ…なんで待ってた?」
愛莉「お前はあの中で唯一闘志を燃やした、だからってのもあるがお前を勝たせたいからだな」
???「俺を?」
愛莉「あぁ、個性の使い方、周りを見る観察眼どれをとっても優れてる、何よりお前ほどヒーロー向けの奴が普通科なんて勿体ねぇからな」
???「…なんだと?」
愛莉「ま、話はあとだ俺が騎手やるけどいいな?」
???「何か策があるのか?」
愛莉「残り1分」
???「は?」
愛莉「その時点でハチマキあれば俺らの勝ちなければ負けだ…どうだ?」
???「…フッ、いいよ、面白そうだ」
愛莉「オーライ、剣崎愛莉だ、よろしくな」
心操「心操人使(しんそうひとし)だ、頼むぞ」
2人は握手を交わす、その後ろで尾白が心ここに在らずな状態ではあるが
愛莉「さーて、楽しいゲームにしようや、な心操?後尾白いい加減起きろ」
尾白「あれ?もう始まりそう?」
愛莉「悪い起こし忘れてた、作戦は単純残り1分まで死んでも俺を守れ、Bのお前もいいな?」
???「え?あ、う、うん分かった」
『主何故俺を腰につけてる』
(個性ならなんでもありなんだろ?)
『おいまさか』
ケルベロスは嫌な予感がし止めようとするがそこで思いとどまる、彼女は師匠であるダンテ含む雄英教師に恩返しの為にこの大会に挑むと前日に魔具達に話していた、それを見せるにはある意味最適だとも言える事を愛莉は成そうとしていた
『…良かろう、確かにこれなら勝てるし今の主なら使いこなせるだろう…無理はするなよ』
(当然)
プレゼントマイク「START!!」
話している内に開始の合図がなる、そして当然の様にほぼ全員が愛莉達目がけ突っ込んでくる
愛莉「ハッハー!やっぱそう来るよな!けど残念!」
愛莉はヴァイオラを射撃モードへと変換し空目がけ撃ち込む全員がそれに立ち止まる、するとそれが空中で分裂し雨のように降り注ぎ始める『アシッドレイン』ダンテが使う魔具であるアルテミスの技を模倣したものだ、各自がそれぞれの方法で防ぐなり避けるなりする中愛莉は全員に指示を出す
愛莉「心操はそのまま前方警戒俺の合図は気にしないで使いたい時個性使え、尾白は後方警戒、Bのお前は…あーとりあえず守れ」
尾白「わ、分かった!…あれ死人出ないよな?」
愛莉「加減ぐらいしてる、当たっても痛い程度だ」
プレゼントマイク「おっとA組剣崎!全員の特攻を個性で難なくしのぎきる!イレイザーありゃなんだ!」
相澤「先日データを貰ったがあれはどうやら新しく作った魔具『ヴァイオラ』だそうだ、いくつかの姿に変形が可能だそうだ」
相澤(実際はアイツらからの贈り物らしい)
プレゼントマイク「個性でこの日のために備えたってのかよ!クレバー!!」
プレゼントマイク(マジで?)
サラッと嘘の情報を流しながらもマイクに真実を告げる相澤
相澤(あいつの腰にはケルベロスがついている…何をする気だ)
少し嫌な予感がする中試合が進みそれぞれが愛莉からのポイント奪取を諦め奪い合いが始まって数分それでも迫ってくるA組メンバーに1部生徒達、それを捌き続け残り1分となった時場は急展開を迎えることとなる
ピタッと全員が動きを止めた、それは単に疲れや睨み合いのためではなく、妙な気配を感じたからである、それはまるで殺意にも似た何かだった、観客にもこれに気付いたものがおりその発信源に目を向ける、それは1000万ポイントの愛莉達…いや、愛莉から出ていた、その周囲はまるでその部分だけ冬であるかのように冷え、凍り、息すらも白くなっていた、そしてその主犯たる愛莉は腰からケルベロスを外し静かに…笑う
愛莉「…さぁ?準備はいいか?ここからは地獄の一丁目だ!」
ケルベロスを天高く掲げるとケルベロスが光だし愛莉達を包み込む、全員がその眩さに目を瞑り目を開くとそこには悪魔がいた
そこには犬がいた、しかしその全身は氷に覆われ、何より首が3つあった、それを見た観客、選手達は恐怖に駆られていた、圧倒的強さ、その3つ首の猛獣はその存在だけで他者を圧倒していた
『この姿で外に出るのは久々だな…』
愛莉「さぁ、ケルベロス、分かってるな?やり過ぎるなよ?」
『無論だ…さぁ勇気あるものは挑んでくるがいい!我を超え点を稼いで見せよ!!』
爆豪「上等だクソ犬が!!」
第1に反応を示したのは爆豪だった、ケルベロスに突っ込み爆発を見舞う、しかし
『舐めるな小童!』
ケルベロスの放つ咆哮によりそれすら掻き消され吹き飛ばされる、直ぐに瀬呂がテープでキャッチするも今の一連の動きで誰もが諦め、そしてそのまましあいの終わりを告げるプレゼントマイクの声だけが静かなに響いた…結果として愛莉、轟、緑谷、爆豪の4名のチームが進出する事となったが全員が複雑な顔をしていた
余談だがこの後教師陣から愛莉は説教をされるハメとなった
という訳で今回はここまで!
リハビリも兼ねてるので短いand大雑把です、すいません
次回は決勝戦、どう戦って貰おうかな?
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』