Viran May Cry   作:真明

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どうも皆様真明です!!今回は個性把握テストとなっております!
それでは
『どうぞ!!』


MISSION:4 能力テスト

入試を終え春、殆どの学生がそれぞれの新学期や新生活に期待に胸を膨らませる中藍莉はと言うと

藍莉「なんで入学式前にクソどもと戯れなきゃならんのだ!」

『相変わらずモテモテだな主よ』

藍莉「嬉しかねぇよ!くっそ!飛ばすぞキュバリエーレ!」

エンジンを吹かし最高速で雄英へと向かうのであった

 

 

何とか時間前に到着しキュバリエーレを収納し教室を探していると携帯に着信が入る、内容を見ると相澤先生からで職員室に来るようにとの事だったので向かう事に

藍莉「失礼します!今年度からお世話になります剣崎藍莉です!マス…相澤先生に呼ばれてきたのですが…何やってんですかマスター?」

何故か寝袋に潜り込んだ状態で床に転がっている相澤先生を見て呆れ返る藍莉、相澤先生は寝袋から出てきて話し出す

相澤「今朝、お前の住所近くでバイクで爆走している生徒がいると連絡があった、入学早々何やってるんだお前は、まぁ大方想像はつくが」

藍莉「そう言うなら今回…というかこれからも目つぶって下さいよマスター、流石に朝からアイツらの相手させられて疲れてんですから…」

疲れた顔で相澤に訴える藍莉、早朝から流石に悪魔の相手は疲れるものがあるのだろう

相澤「今回は大目に見る、だがこれからは更にゆとりを持って行動するように…後生徒の前ではその呼び方はなしな」

藍莉「了解マスター、っとこれからは相澤先生って言わないとだめか」

相澤「分かればよろしい、そろそろ時間だ着いてこい」

相澤(寝袋)について行く長身の生徒と言う奇妙な絵面だが教室付近へと到着する、するとかなり賑やかな声が聞こえる

藍莉「ずいぶん活きが良さそうですね先生、やっぱ今年もアレやるんで?」

相澤「あぁ…全く。お友達ごっこがしたいならよそに行け、ここはヒーロー科だぞ」

寝袋からゼリー飲料を取り出し一瞬で飲み干す相澤、藍莉は後ろで生徒達を見ていた

藍莉(今年の生徒はかなりの豊作っぽいな何奴も此奴も活きがいい)

『主よ、考えが完全に教師側だぞ』

相澤「はい、静かになるまで8秒かかりました、時間は有限君達は合理性に欠けるね…担任の相澤だよろしくね。早速だが体操服来てグラウンドに出ろ」

藍莉(さーて今年は何人生き残るかな?)

藍莉は少し楽しみにしていた

 

『個性把握…テストォ!?』

???「入学式は!?ガイダンスは!?」

相澤「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ、雄英は自由な校風が売り文句、そしてそれは先生側もまた然り」

そこからテストの内容と何故か文部科学省への愚痴が飛び出し爆豪と呼ばれた爆発頭の少年が指名される

相澤「爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」

爆豪「67m」

相澤「じゃあ個性使ってやってみろ円から出なきゃ何してもいい早よ、思いっきりな」

爆豪は軽くストレッチをした後ボールを投げる

爆豪「死ねえ!!!」

藍莉(死ねはねぇだろ死ねは)

その後1部生徒の発言に相澤が反応し最下位は除籍処分となった

藍莉(楽しくなってきたねぇ!)

藍莉はこの展開を楽しんでいた

 

第1種目 50m

『3秒04!』

「あいつ速いな!!」

藍莉(ケルベロス、トリガー行くぞ)

『良いのか?』

藍莉(やるなら全力!マスターもそれ望んでるし)

『了解した』

『START!』

合図とともにトリガーとスタイルのトリックスターを発動し全速力で走る

『1秒07!』

「速すぎだろ!?」

藍莉「まぁこんなもんか(他、皆の力も借りるからな)」

『『『了解』』』

第2種目 握力

瀬呂「すげぇ!!540キロってあんたゴリラ!?タコか!!」

峰田「タコってエロいよね…」

藍莉「あいつ何言ってんだ?…あ、壊れた」

障子「得意分野で負けた!?」

相澤「測定不能だ…」

 

第3種目 立ち幅跳び

相澤「おい剣崎、お前それ何時まで維持出来る?」

藍莉「羽だけなら丸一日以上!全身となるとまだ30〜40分が限界」

相澤「測定不能だ…」

 

第4種目 反復横跳び

藍莉(あのチビ助面白いことするな)

そう考えながらひたすらやり続ける、周りはその速さに少し引いていた

 

第5種目 ボール投げ

麗日「セイ!!」

ゆっくり投げたボールはゆっくり飛んでいき見えなくなった

「おい∞って出たぞ!?」

藍莉「なるほど…(ネヴァン、トリガー使うぞついでに魔具、アグニ達はまた今度な)」

『私はいいけど何するの?』

『『我らも構わん』』

藍莉(こうするのさ)

渡されたボールを地面に置き魔具状態でネヴァンを取り出し奏で始める、周りは何をしたいのか分からず疑問符を浮かべていると藍莉を中心に電撃が発生し始めコウモリの形をした電撃がボールを持って飛んでいく

相澤「あれは何処まで行く?」

藍莉「俺の意識が続くか誰かに個性を消されない限りずっと」

相澤「測定不能だ…」

「あいつどんだけ測定不能出すんだよ!才能マン過ぎるだろ!」

ネヴァンをしまい伸びをする円から出る

その後余りいい結果の出てない緑谷が投げるが普通な結果となる

藍莉(あれは…ダメか?マスターもそう考えてるみたいだけど)

耳郎「ねぇ藍莉はどう思う?」

藍莉「ん?あぁ、あいつ?そうだな…見込みは今のところないかなけど」

耳郎「けど?」

藍莉「アイツやるよ」

緑谷「SMASH!」

叫ぶのと同時にボールは天高く飛び結果は700m代を叩き出す、それを見て相澤、藍莉は笑う

藍莉(これは、見込みなし…じゃないですねマスター…ん?)

見ると爆豪と呼ばれた少年が緑谷に突撃していた、それを一気に接近し組み倒しアグニとルドラで首を固定し拘束する

藍莉「おいおい、そいつ怪我人だし今はテスト中だぜ?もう少し行儀良く出来ねぇか?」

爆豪「んだてめぇ!どきやがれ!!」

藍莉「あのなぁ今にも殴りますって人をはいそうですかって解放するか?お前こそ除籍されたいか?」

相澤「剣崎の言う通りだ爆豪、それ以上やるようなら除籍処分とするぞ」

それを言われ大人しくなったのを確認して武器をしまい元の位置に戻る藍莉、今の1連の動きをマトモに見えたのは相澤だけだった

(今あいつ何した?組み伏せたのは分かるけどその動作が見えなかったぞ!?)

(あの剣顔ついてなかったか!?)

(何もんだよアイツ…)

その後順々に進んでいき持久走ではキュバリエーレで藍莉が爆走したもののお咎め無しとなった(後程電話で要注意を受けた)

 

相澤「んじゃパパっと結果発表、ちなみに除籍はウソな」

『…は?』

相澤「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

『はー!?』

八百万「あんなの嘘に決まってるじゃない…ちょっと考えれば分かりますわ」

藍莉「それがそうでも無いんだよなマス…先生過去に何回もクラス全員除籍処分とかやってるし」

八百万「それ本当ですの?」

藍莉「あぁ、俺ここの教師とは前から知り合いとか多くてさ、その人らから聞いた」

それを聞いて全員が血の気が引ける

相澤「…緑谷、リカバリーガールのとこ行って治してもらえ、明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」

 

放課後

切島「なぁなぁ!お前のあらなんなんだ!?」

藍莉「あ?あぁ、魔具の事か?あれは俺の個性みたいなもんだが…どうかしたか?」

切島「マグ?なんだそりゃ」

藍莉「読んで字が如く悪魔の道具、俺はそいつらと契約する事で力を借りてるんだ」

耳郎「じゃああのギターとか顔の着いた剣も魔具って言うやつなの?」

藍莉「そ、ギターがネヴァンで、双剣がアグニとルドラ」

それぞれを取り出し見せる、すると上鳴がギターに触ろうとするが電気が発生し弾かれる

上鳴「いって!」

藍莉「あぁ気をつけなコイツら俺以外に触られるの嫌うから」

上鳴「先に言えよ…」

『ふむ、今年は全員が除籍処分とはならなかったな、兄者よ』

『うむ、主の友が増えることは良いことだ』

『『主もそう思うであろう?』』

『喋ったぁ!?』

突如喋りだしたアグニとルドラに驚き素っ頓狂な声を上げる一同

藍莉「お前ら…喋るなとは言わんがもう少しタイミング考えろよ…」

耳郎「あ、そうだ、あの時のヌンチャクもそうなの?」

藍莉「おう、あれはケルベロスって言ってな?」

そこから自分の魔具達の紹介をした後キュバリエーレに跨り家へと帰る藍莉であった、その時の藍莉の顔はとても楽しそうに笑っていた




という訳で今回はここまで!朝から悪魔に襲われる藍莉ちゃん、今後もこんな事があると思うと気が気でないね
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』

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