幻想仮面闘争~二人の英雄の闘い   作:紋章

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 暇があったら投稿していくつもりです。


第零話

「かつて、ある世界で15人の人間達による争いがあった」

 

 

 戦いを止めようとした人間

 愛する者を助ける為に戦った人間

 出世の為に戦った人間

 永遠の命を求めた人間

 現実を楽しむ為に戦った人間

 運命を変える為に戦った人間

 自らの戦闘欲を満たす為に戦った人間

 英雄になる為に戦った人間

 幸せを得る為に戦った人間

 平和を求めて戦った人間

 自らの進化の為に戦った人間

 姉を蘇生させる為に戦った人間

 自らの存在を確立する為に戦った人間

 妹に命を与える為に戦った人間

 全てをめちゃくちゃにする為に戦った人間

 

 

「その誰もが自らの願いを叶えることは出来なかった」

 

「そして今、新たに五つの欲望が加わった二十の欲望達が新たな闘いを始める」

 

 

 

 

 

 

 

 

「こらぁぁ!!いい加減捕まりなさいよそこのバカ猫!!」

 

 よく見かける夏のセーラー服のリボンや袖の部分が紅くなったセーラー服を着た高校二年生位の頭に大きなリボンをつけたショートヘアーの少女、博麗霊夢が三毛猫を追いかけていた。すると一緒に追いかけていた普通のセーラー服を着た同年代の黒髪のショートヘアーの日本人の手本のような少女、神埼静香が話し出した。

 

 

「れ、霊夢ちゃん。そんな大声じゃ逃げられるよ!」

「えっ?私の知ってる猫は逃げたりしなかったけど?」

 

 二人が会話をしている隙に三毛猫は曲がり角を曲がったが「ニャッ!?」と言う鳴き声が聞こえ、その曲がり角の先から三毛猫を抱えたリボンや袖が黒色のセーラー服に金髪の片方だけおさげにした同年代の少女、霧雨魔理沙が歩いて来た。

 魔理沙は二人を見つけると近づいて来て話し出した。

 

「いやいや、霊夢それは橙とかの例外だけだろ?」

「おっ、魔理沙ナイスよ」

 

 そう言うと霊夢は魔理沙が抱えている三毛猫を預かった。

 預け終わると魔理沙が喋り出した。

 

「ていうかまた猫探しか?毎回おんなじ仕事で飽きたりしないのかだぜ」

「煩いわね。こちとら生活がかかってるのよ!」

「しっかし、こういう仕事ばっかりでよく学校のお金が払えてるよな」

 

 揚げ足ばかり取ってくる魔理沙をジト目で霊夢が睨み出した。

 

「……何?さっきから人の揚げ足ばっかり取って……大体私の生活がヤバイのは魔理沙、あんたがちょくちょく人の食事を食ってくからでしょうが」

「い、いやーそれはそれであってだな……」

 

 霊夢がジト目を続けていると場の空気に耐えかねたのか静香が謝り出した。

 

「ご、ごめんなさい」

「静香が謝ることは無いわよ、悪いのは魔理沙何だから。まあ、今回は静香に免じて許してあげるわよ」

「悪かったのぜ。静香もありがとな」

「べ、別に気にしてないからいいよ魔理沙ちゃん」

 

 三人は並んで帰り道を歩いていた。

 

「それじゃあ私はこのバカ猫を依頼主に渡してくるから、二人は先に行っといて」

「わかったよ霊夢ちゃん」

「了解したんだぜ」

 

 二人と別れた霊夢は依頼主の所に向かって歩いて行っていた。

 ここで霊夢と魔理沙について話して起きたいと思う。

 博麗霊夢も霧雨魔理沙も本来ならばこの世界の住人では無い。幻想郷、あるいは【東方project】と呼ばれる場所の住人だ。何故、二人がこの世界に居るかと言えばある【異変】があった際に二人は死んでしまった……のだが気付けばこの世界の中学卒業直後の今の体に憑依していたからだ。しかし、当時の二人は霊夢がツインテールに魔理沙がサラサラのロングヘアーだったのだが約二年の月日と本人の行いで原作と同じ様な容姿となっていた。

 そして二人は別々の場所に居たのだが自分の持ち物を確認して幻想学園高等部の合格通知と携帯電話を持っているのに気付きそこには霊夢も魔理沙も何人かの名前と相手の番号それから静香の番号が入っていてすぐに霊夢と魔理沙は合流し話し合った結果この世界の博麗霊夢と霧雨魔理沙として生きていくことを決め今に至る。

 

「……(でも、まあ私達と話し方が一緒だったのはラッキーだったわね)」

 

 昔のことを思い出しながら歩いていると目的の家につきそこの依頼主に猫を渡すと報酬金を貰い家である神社に帰っていった。

「……何をしてるか説明してくれるかしら魔理沙?」

「いや、神社の縁側で寝てるんだが、見れば分かるだろ?」

「……はぁ、もう好きにしなさい」

 

 霊夢はそう言うと買ってきたお茶(お勤め品75円のペットボトル茶)を飲みながら現状をもう一度振り返った。

 

「……(再開した私達は取り敢えずお互いの自宅に携帯の住所を頼りに帰ることにしたわ。魔理沙の場合は両親から捨てられていて孤児院で暮らしていたそうよ。で、私はと言うと金持ちの娘だったわ。……いや、帰ったらメイドやら執事に心配されまくるとかレミリアの気分が何となくだけど味わえたわ。

その後は両親と会ったのだけど……完全に失敗したわ。開幕早々父親に「雰囲気が変わったがどうした?」って言われて動揺で言葉が詰まってね……兎に角その場は誤魔化して私は部屋に戻って家出しますってメモを残して窓から【空を飛ぶ程度の能力】で逃げたのよね。……あの人達今はどうしてるんだろ?でも、警察沙汰にはなってないしまあ、いいか)」

 

 そうやって逃げてきた霊夢は今居る【鏡面町】の、人が居なくなっていた神社に住み着いたのである。ただ、山の中に在るためか頻繁に虫が入って来るのだが……その虫は災難としか言えないだろう。

 

「……ん?また蜘蛛か、えいっ」

 

 霊夢がふと壁の方を見ると蜘蛛がおり霊夢は豆粒程度の霊力の玉を作ると死なない程度の威力でぶつけて落ちてきた蜘蛛を箒で外に出した。

 

「おいおい霊夢いちいち霊力使うなよなー。てっ、蚊か。ていっ!」

 

 そう言って魔理沙は手にくっつこうとしていた蚊に向かって魔力弾をぶつけて消し炭にした。

 

「……あんたも使ってんじゃない」

「私のは魔力だから何の問題も無いんだぜ」

「うわー屁理屈」

「屁理屈なんて言葉は私の辞書には生憎と無いのぜ?」

「あっ、そう。そう言えば魔理沙」

「ん、何だぜ?」

 

 学校や生活の為のお金を便利屋と言う名の探偵業(非公式)で稼いでる霊夢は魔理沙に質問した。

 

「何か面白い噂か依頼とかないかしら?猫探しの依頼も飽きそうだし特別にただで聞いてあげるわ」

「上から目線過ぎないか?まあ、霊夢らしいけど。……そうだなー、あっそういえば何でも鏡の中に化け物を見たって噂があるぞ?」

 

 それを聞いた霊夢は一瞬怪訝そうな顔をするがすぐに飽きたかのような顔をして縁側に寝転んだ。

 

「化け物なんて幻想郷で純分に見たからパス」

「化け物って言い過ぎじゃないかだぜ?まあ、吸血鬼だの神だの核融合だのと化け物みたいなのは多いけどな」

「まあでも本当に居るって言うなら見てみるのも面白そうね」

「だろ?」

「あくまでも居るのなら、よ」

 

 そんな風に二人は話していたがこの時の二人はまだ知らない。自分達を鏡の中から見つめる二匹の龍と一匹の蝙蝠が居ることに。




 何故書いたし(困惑)

 次回の投稿は完全に未定ですがそれでも良ければ今後もよろしくお願いします。
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