幻想仮面闘争~二人の英雄の闘い   作:紋章

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アビスについてのアンケートは現状②になりそうですね。ただ鮫が似合うと言ったのですが正確には鮫自体ではなく、イメージ的になんですよね。
王蛇とかも似合う方ですし。

それと今回のは自分的にはでき悪いです。


第拾捌話

「ふむ、これが神埼の言っていたエネルギーか」

 

王蛇と龍騎が対峙をしているころ言峰教会の鏡から小さな粒子のような物が出てきて綺礼の手に集まり球体になる。

 

「何ですかそれ?」

 

 ローブの一人がそう聞く。

 

「ふむ……私も詳しく知らないが奴が言うにはライダーの成れの果てだ」

「成れの果てだと?つまりそれはガイとでも?」

「さあな。私はお前たちの仲間では無いんだ。教える義理はない」

「まおそれもそうですね」

「お前たちもそろそろ出ていったらどうだ?」

「そうですね……行くよ」

「はい。わかりましたよ」

 

 ローブの二人が出ていくのを見届けるとその球体を持ったまま綺礼が例の石板があるところに行き、手に持つ球体を石板に投げる。

 すると石板の白いサイの紋章が光を灯す。

 

「ふむ。神埼士郎、貴様は順調だと思ってるかもしれないが私が素直に従っていると思うか?」

 

 綺礼が石板を見ながらそう呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふんっ!!」

 

 王蛇がベノサーベルをふるう。

 

『SWORDVENT』

 

「こんなものかしら?」

 

 龍騎がドラグセイバーとドラグソードが柄の部分でくっついた薙刀の形をした武器ドラグハルバードでベノサーベルを防ぐ。

 

「そうこなくちゃなぁ!!」

「……はあっ!」

 

 ドラグハルバードを縦に回転させることでベノサーベルを弾き飛ばしその勢いのまま王蛇を切り裂く。

 

「おおっと」

「これであんたの武器は召喚機となる杖だけ……それでどう戦うのかしらね?」

 

 龍騎が冷静に……それこそ感情が無いくらい冷静に聞き出す。

 

「……ちっ」

『くっ、八雲様。こいつ結構ツヨイデス……』

『ふっ。強いのは威勢だけかな?』

 

 ドラグカイザーが大した疲れも見せずにベノスネーカーを睨む。

 

「さて、どうするか……あ?」

 

 王蛇が不意に横を見るとメタルゲラスが突撃してきていた。

 

『グギャァァァァ!!!!!』

「うおっ!?」

 

 そのまま鏡に吹き飛ばされてミラーワールドから追い出された。

 

『グォォォォ!!』

 

 メタルゲラスが叫ぶがその声は何処か悲しそうだった。

 

「……カイザー帰るわよ」

『よいのか?』

「ええ。次会ったときに何とかするわよ」

 

 龍騎がそのままミラーワールドから出ていくのを見てずっと見ていた他のメンバーも外に出ていった。

 その後は霊夢と詠姫、命と魔理沙に分かれて自分達の家に帰っていた。

 

 

「ところで、詠姫。言峰の言ってた時間が無いってどういうこと?」

「それは……」

「言いたくなきゃ言わなくていいわよ。誰にでも言いたくないことはあるし」

「……いえ、構いませんよ」

 

 詠姫が一息間を置いてから話し出す。

 

「私の両親は海外でとある事業を経営していました。ですがここ最近そこの国である殺人事件があって私の両親が犯人として裁判にかけられたのです……」

「なるほどね。でもそれとこれに何の関係が ?」

「でも、私の両親は冤罪なんですよ。その事件の犯人も調べがついてます」

「それなら告発すればいいじゃない」

「その犯人は実は……政府の重役何ですよ」

「なるほどね。だから告発も出来ないと……」

「はい。だからこそこの戦いに勝って私は両親の無実を、真犯人の告発を願うのです」

「……願う?どういうことよ……」

「知らないのですか?この戦いの勝者はあらゆる願いを一つだけ叶えることができるのですよ」

「成る程。だから皆必死なのね」

 

 霊夢が全てに合点がいったような顔をする。

 

「ありがと。教えてくれてね」

「いえ。構いませんよ」

 

 その後二人も分かれて自宅まで帰った。

 

 

「なあ能裂持?あの時の言峰の発言ってどういう意味なんだ?」

「……簡単だ。俺の命は長くない……そうだな後一年も生きてられないな」

「……は?冗談は嫌いだぜ?」

「奇遇だな。俺も冗談は嫌いだ」

「……本当なのか?」

 

 魔理沙が未だに信じられないといった顔で聞く。

 

「ああ。新型の癌だそうだ。むしろ医者からすると今生活できてるのが不思議と言われたさ」

「なら……なんでこんな戦いに参加してるんだよ?」

「そもそも最初にこのライアになったのは俺じゃないんだ……」

 

 命が話し出した。

 

「この癌はそもそも俺が中学生の時に発覚したんだが当時俺には幼なじみの彼女がいたんだ」

「お前が付き合ってたなんて意外なんだが」

「俺もそう思う。彼女はアメリカ人と日本人のハーフだったんだがな、いつも人形を持っていたな」

「それで、そいつがどうしたんだ?」

「……ある日俺が病院から出ていくのを見ていた彼女がその病院の看護師さんから聞いたんだ癌のことをな。そして……神埼が彼女にデッキを渡した」

 

 その時の命の顔は見えなかったが後悔しているように見えた。

 

「だが彼女は戦えなかったんだ……俺がそんなことはしなくていいと言ったから、誰かを犠牲にしてまで生きたくはないと言ったせいで……」

「ちょっと待ってくれよ。それなら今彼女はどうしてるんだよ?」

「死んだ。……黄金のライダーに殺されたんだ」

「そうか……悪かったのぜ」

「いいさ。そうして俺はライダーになった。彼女に戦わないように言った人間としてライダーバトルを止めるためにな」

「そういうことか。わかった、私もその止めるのに改めて協力するのぜ!」

「ありがとう。霧雨」

 

 そうして二人も各々の家に帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仮面ライダーガイ、霍淳。来世がよい物であることをここに祈ろう」

『何をしている。言峰?』

「ゴルトか。何、死んでいったライダーへの供養だ」

『クク、他の連中が知れば驚くだろうな。貴様のような奴が人の死を悲しむとはな』

「何を不思議に思う?そもそも死を悲しまないのなら貴様の力を借りてまで生きてはいないさ」

『それもそうか。それで、だ。貴様の言っていたカードは手に入ったのか?』

「……ああ。パラレルベントのカードは手に入れた。後は博麗、霧雨、八雲、詠姫の姓名を持つ四名だけが揃うタイミングだけだ」

『ふふ、神埼士郎の驚く顔が今にも楽しみだ。そう思わないか言峰?』

「まったくだ」

 

 そう言って一人と一匹が歪んだ笑いをした。

 

 

「あぁ!!鬱陶しいなあのサイ……」

『でしたら……奴隷ニシヨウヨ?』

「奴隷?……ああ、あのカードか。確かにいいかもしれんな」

『そのためには誰かライダーヲネラウ?』

「それならやっぱり龍騎だ。あいつは戦っている時以外に存在してると思うとイライラする」

 

 そう言って威は鉄パイプを持って隠れ家を出ていった。

 

 

 

 次の日

 

「二匹とも、体調はどう?」

『回復できたのは私だけですね。レッダーは未だに寝込んでます』

「まあ怪我ももともとしていたからね」

 

 霊夢が自分のモンスターの調子を確認していると神社の前で何かが壊れる音がした。

 

「何よ?」

『さあ、誰かが野球でもしていてボールで窓ガラスでも割れたのでしょうか?』

「流石に無いんじゃないかしら」

「ボールじゃなくて鉄パイプだ。白い龍」

 

 入り口から威が歩いてきた……鉄パイプを持って。

 

「何であんたがスターの声を聞いてるのよ」

「スネーカーに聞いたが俺は特異体質でなぁ、そのお陰で全てのモンスターの声が聞こえるそうだ」

「……はぁ?何よそれは」

「そんなことより、俺と戦え。イライラしてるんだよ」

「……いいわ。もともとあんたを倒すって言ったのは私だし」

 

 霊夢がデッキを鏡にかざそうとすると

 

「ふんっ!!」

「……やれやれ。女にそんなことするなんてやっぱり腐ってるわね」

 

 威が鉄パイプをふるってくるが横に避けて回避する。

 

「まあ防がれたなら仕方ないか」

 

 威と霊夢がデッキを構える。

 

「「変身」」

 

 

 

 

 

「そっちから来るなんて自殺祈願者としか思えないわね」

 

『SWORDVENT』

 

「ふん(さて、あのサイが来るまで時間を稼ぐか)」

 

 

 

 

 

「あんたやる気ないのかしら!!」

「好きに考えろ」

 

 龍騎がドラグセイバーを振るう。

 だが、王蛇は武器を持たずにずっと攻撃を回避していた。その時メタルゲラスが再び王蛇に突っ込んできた。

 

「……!!邪魔だぁ!!」

「はい!?」

 

 突然龍騎を殴り飛ばしてメタルゲラスの背中に乗った。

 

『グォォォォ!!!』

「黙れ。貴様は今から……俺の奴隷だ」

 

 王蛇がデッキからコントラクトのカードを取り出す。

 そこから光が出てしばらくするとメタルゲラスから王蛇が降りて。

 

「ふん。これで二度と邪魔できないだろ」

 

 そう言った王蛇の手にはメタルゲラスが書かれたカードが握られていた。

 

『くそっ、淳さまを殺したやつと契約なんて……』

「……あぁ」

 

『SWORDVENT』

 

 王蛇がベノサーベルを持つ。そして……

 

 

 メタルゲラスを切り裂いた。

 

「なっ!?」

『グワッ!?』

「いい加減前の主は忘れろ。煩くてかなわん」

 

 そう言って何度も何度も……それこそメタルゲラスがボロボロになるまで傷つけてから龍騎のほうを向く

 

「龍騎、貴様とは次決着をつけてやろう。俺はこれからこいつを調教するからなぁ」

 

 そう言って王蛇は去っていった。

 

「王蛇……あいつだけは許せない。それに……早苗だって○○○いたら私と同じこと言うはずよね……」

 

 そう悲しそうな声で行ってミラーワールドから出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その場を赤いカラーをした、背中から炎の翼を生やすライダーが見ていたことも知らずに。




 最初の言峰が行っていたことで最後どうなるかわかった人は多分天才か何かです。

 それとアビスのアンケートが意外と参加多かったのでもうひとつアンケートします。
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