幻想仮面闘争~二人の英雄の闘い   作:紋章

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 今回のは龍騎のとある話を元にしてます。
 それから今回から城乃内鈍愚裏さんが考えてくださったオリキャラとオリジナルライダーが出てきますよ!
 城乃内さん、何か違うところがあったらビシバシ指摘してくださって結構ですよ!!

 それからアンケートの方ですがオルタナティブは決めれましたがタイガ、インペラーが中々悩む選択肢ですね。
 因みに自分はゼロが慧音でタイガが寅丸さんでインペラーがナズーリンでしたね。
 ※今回は作者の精神的な息抜きのためシリアスが減っております


第拾玖話

「……はぁ、古町はサボリですか?」

「ああ、何か自分探しの旅に出るんだって・・・・」

 

 まったく古町は……とぼやく詠姫と最近古町が町に買い物に行ったときに見つけてどういうわけか連れてきて、今では住み込みで働いている暁鎌華という女性が仕事をしながら話していた。

 因みに彼女の服装は緑色のロングコートと革ズボンに身を包みこみ、鋭い緑色の瞳と伸びきった緑色の髪をしている。

 

「それにしても古町といいあなたといい……その胸は私への当て付けですか?」

「そんなことはないけど・・・・」

 

 余談だが古町と同等かそれ以上に胸が大きいにも関わらず合うサイズの下着を持っていないと言って上の下着はつけてない。

 なのでコートの中に深緑色のタンクトップを着ているが谷間などの部分の面積が凄いことになっていて詠姫が酔っぱらうと必ず揉んでいたりする(八つ当たりで)。

 

 

「まあ、それでも働けば優秀なんですよね。実際、あなたのような優秀な部下を連れてきましたからね」

「別にそこまで誉められるほど優秀ではないさ・・・・」

 

 詠姫が笑顔でそう言うと軽く照れながら鎌華が答えた。

 それから二人が着実に仕事をしていると玄関のドアがおもいっきり開けられ古町が入ってきた。

 

「古町!もっと静かに入ってきn……」

「え、詠姫ぃ。どうしよう……」

 

 高校時代の……所謂プライベートの時の呼び方をした古町を疑問に思い仕事を中断して古町のほうに近づく。

 

「どうしました、昔の彼氏とかにでも会いましたか?」

「古町、彼氏なんていたんだね・・・・」

「ええ。いましたよ……まあ今回のこととはどうも関係は無さそうですけどね。それで古町、何があったのですか?」

 

 詠姫が聞くと少し躊躇いながらも古町が答える。

 

「プ、プロポーズされました……」

 

「…………はい?」

 

 詠姫が石のように固まった。

 

「先生固まっちゃったね・・・・。それで古町、どういうこと・・・・?」

「何か一目惚れ何だって」

「それでOKだしたの・・・・?」

「いやいや!そんなに私だって軽い女じゃないさ!それでまだ話してもいないのに付き合ってとか無理って断ったら次の土曜日にお見合いをしようって言われて……」

「つい、受けちゃったと・・・・」

 

 古町が大まかな事情を言うと詠姫が再起動する。

 

「こ、古町。その人と会う場所は……何処ですか?」

「え。●××の二丁目のお屋敷だそうですよ」

「そうですか。……古町今日はもうあがっていいですよ」

「え、いいんですか!?」

「はい。それではまた」

 

 古町が身支度をして出ていく。

 

「いいの・・・・?」

「何のために場所を聞いたと思いますか?古町に告白する男の顔を見るためですよ。だから鎌華、早く終わらせますよ?」

「は、はい・・・・(これ絶対嫉妬だよね?確か詠姫って今年で3z……)」

「変なこと考えてませんか?」

「いや、そんなこと無いさ・・・・」

 

 後に二人は語るがこの時の仕事はいつもより多かったのにいつもより早く終わったと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、何で私達まで呼ぶのかしらね?」

「まあまあ霊夢。ここ最近忙しかったんだから息抜きしとこうぜ?」

「私にとっての息抜きは神社の縁側に座ってお茶と饅頭を食べることだけよ」

「先生、この人たち煩いんだけど・・・・」

「三人とも……黙れ」

 

 詠姫が呼んだ霊夢と魔理沙が喋ってると鎌華が煩いと思って詠姫に言うと何故か鎌華まで怒られた。

 

「というかそこの弁護士は何で殺気だってんのよ?それから初めまして博麗霊夢よ」

「私は普通の女子高生の霧雨魔理沙だぜ!よろしくなー」

「ああ……暁鎌華だ・・・・。よろしく・・・」

 

 そうやって自己紹介をしあってると古町と例の告白者が入ってきた。

 

「お前らターゲットが来た。……配置につけ」

「マジで詠姫の奴どうしたのよ……」

「配置つってもただ塀にぶら下がるだけなんだよなー」

 

 と言いつつもちゃっかり中の様子を見ている二人だった。

 

「い、いやー、こんなお屋敷に入るの私初めてなんですよね……」

「申し訳ありません」

「……へ?」

「いえ。そんな変に気を使わせるぐらいなら近くの……それこそファミレスなどにすれば良かったのに気づかなかったことを謝罪させてください」

「え、ええ!?い、いえいえ別にそんな謝らなくてもいいですって!!」

「そうですか?やっぱり古町さんは優しいですね私が一目惚れするわけだ」

「そ、そんなことないですよ」

 

 

 

 

 

「……何あれ?」

「何か秘書の人嬉しそうにしてないか?」

「意外といい人だったんだな・・・・」

「オ・ノーレ。……何故私にはそういった話がないのでしょうか……あれか。やっぱり胸なのか!!」

 

 中の様子を見た感想をあげていると詠姫が怨念の声をあげていた。

 

「それにしても……」

「どうしたぜ、霊夢?」

「何かあいつ胡散臭いのよね、わざと笑ってる感じがするわ」

「気のせいじゃないのか?」

「……だと良いけどね」

 

 そして中の状況も程よい感じで最後に二人で酒を飲んでお見合い?は終わった。

 

 

「別に良さそうな男だったね・・・」

「少なくとも気がきくのは確かだな」

「……もうこうなったら自棄酒でもしますか……鎌華付き合いなさい」

「いいけど・・・・」

 

 そんな風に覗き組が会話をしていると

 

「キャア!!」

 

 古町の悲鳴が聞こえた。

 

「っ!古町!!」

「ちょっと先生・・・・!!」

「……まったく、私の行くとこは事件しかないのかしら?」

 

 詠姫と鎌華が悲鳴の聞こえたほうに向かうのを見て霊夢と魔理沙もその後を追う。

 

「あれは……古町のバッグ?」

 

 詠姫たちがその場につくと古町のバッグだけがあった。それを見て霊夢と魔理沙が小声で話し出す。

 

「まさかモンスターか?」

「気配を微塵も感じなかったしドラグ達にそれとなく調べさせたけど今この付近にモンスターはいないわ」

「それなら……誘拐か?」

「もしくは……監禁かしらね」

 

 二人が話を終えると丁度いいタイミングで詠姫が話す。

 

「あのお見合い相手……怪しいですね」

「何でそう思ったの先生・・・・?」

 

 詠姫が落ちていた古町のバッグから携帯を取り出して通話履歴を全員に見せる。

 

「ええーと、さっきの人ってのが最後の通話相手だな」

「古町はよく面倒くさがって電話帳の登録の名前を適当につけるんですよ。その後でこの人誰だったか聞いてくるんですよ……私に」

「本当にあいつって秘書なの?」

 

 霊夢が呆れながら聞く。

 

「まあ働けば優秀ですよ……働きませんが」

「いや、それ駄目じゃない」

「先生、話が脱線しているよ・・・・」

「ああ、すみません。とにかく消える直前に彼から電話がきている……こんな偶然ありますか?」

「まあ普通はないわね(幻想郷だとあり得るけど)」

「私も霊夢に同感だな(てゐとかなら偶然そうなる……いや逆にないか)」

「それで、どうするの・・・・?」

「仕方ないですね。ここは私が彼に見合いでも申し込んで見ましょう」

「あら。珍しいわねあんたが自ら犠牲になるようなことするなんて」

「貴女達二人は流石に早すぎます。鎌華にそこまで頼むのも申し訳ない。だから私しかいないのです」

「わかったぜ。なら警護は任せろ!」

「ええ。お願いしますよ」

 

 そう言って各々が準備に入り……次の日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回は相手が先にいるわね」

「というか相手の男も昨日の今日で別の人と見合いとかどうなんだ?」

「知らないわよ。……大方昨日のは演技だったんじゃない?」

「二人とも……先生から連絡がきたよ・・・・。今から入るって・・・・」

 

 鎌華が詠姫のコネで入手した通信機からの連絡を二人に知らせる。

 

 

「わかったわよ。……っ!」

 

 霊夢がそう答えた時一瞬だけモンスターの気配がした。

 

「ん?霊夢どうした?」

「……何でもないわよ(魔理沙が気づいてないってことは私の気のせいかしら?」

 

 

「失礼いたします」

 

 部屋の襖が開けられると着物を着て軽く化粧をした詠姫が入ってきた。

 恐らく素人目に見ても美しいと思える容姿に護衛の三名はというと

 

「……おい。詠姫の奴、マジで化粧してないか?」

「そうよね……まさかあれと結婚でもする気?」

「先生いわくもし無実ならいいかもしれないと言ってたよ・・・・。後、有名なメイクアップアーティストの人にしてもらったんだって・・・・」

「有名なって誰よ?」

「確か……風の道を行き全ての女性を愛でる男とか言ってたよ・・・・」

「何かその男とは会いたくないわ」

 

 そんな感じで何故か風の道を行く人の話をし始めた。

 

 

「…………」

「……どうぞ普通のお茶ですがどうぞ」

 

 詠姫が急須からお茶を注ぎ相手に渡すと詠姫が入ってきてからずっと無言だった男が言葉を出す。

 

「古町さんの知り合いと言うから期待していたのにがっかりですよ」

「え……私、何か失礼なことしましたか?」

「強いて言うならもうその壁が失礼」

 

 場の空気が完全に凍った。

 そして外でも

 

「…………はぁ?」

「気のせいか、失礼な発言が聞こえたなぁ?」

「…………(話したら……殺されるな・・・・。多分だけど・・・・)」

 

 霊夢が霊力を軽く放出し魔理沙が軽く威もしくは某学園都市最強のレベル5のような感じで声を出す。

 

「……壁ですか。それを私に言われましても……文句ならこの屋敷の持ち主にでも言ってください」

「何いってるんですか?貴女の胸がですよ……断崖絶壁かと思いましたよ」

「……ほうほう、そうですか。私の胸が絶壁とそう言いたいんですかね?」

「そうですが?」

「………………(マグナギガ!!)」

 

 その頃の外

 

「……(レッダー、スター?)」

「はは(ウィング……)」

 

 そして三人の指示が偶然にも同じタイミングで出された。

 

(((こいつを殺せ!!)))

 

『落ち着け霊夢。怒るのはわかるが殺すのは不味い』

『そうですよ霊夢さん』

「(何で不味いのよ!!)」

『『殺したら古町の場所わからないだろ?』』

「(……あ)」

 

 他の二組も似たような説得をされていた。そして詠姫はというと

 

「さあお前の罪を数えなさい!!」

「はあ!?」

 

 急須の中のお茶を全て相手にぶっかけてマウントポジションを取る。

 

「あなたが罪を数えたというまで殴るのを止めませんよ!!」

「わ、わかった。俺が悪かっただから許してください!!」

「罪を数えろと言ってるのですよぉ!!」

「ぎゃあああ!?」

 

 数分後

 

 止めに入った魔理沙や霊夢まで殴り出して結局それを止めたのは詠姫だった。

 

「それで先生、どうします・・・・?」

「そうですね。……あの男は胸の大きい女性しか相手にしないようですが、私たちの中で大きいのなんて……鎌華だけですよね」

「私は別にやってもいいけど、先生・・・・」

「え?……でも危険なのはわかってますよね?」

「勿論・・・・。それでも古町には借りがあるし・・・・。それに……」

「それに……どうしました?」

「な、何でもない・・・・」

 

 鎌華が小声で何かを言っていたが誰もそれを聞き取れず。

 

「取り敢えず鎌華が囮になるのね?」

「ああ・・・・」

「わかったぜ。防衛は任せろ!!」

「気をつけてくださいね、鎌華。今では貴女も私にとって居なくてはならない人材なんですから」

「ああ、わかってる・・・・」

 

 

 

 数日後

 

「失礼します・・・・」

 

 前のと同じ屋敷で今度は鎌華が襖を開けて部屋に入る。

 

「ど、どうぞ。お待ちしてましたよ」

 

 相手の男性が鎌華の体を見てすぐさまそう答えた。

 

「し、しかし貴女のような女性が私にお見合いを申し込むとは……何か裏があるのでは?」

「いえ・・・・。お慕いしていますよ・・・・」

 

 鎌華が相手の腕に抱きつく。

 

「ひゃ、あ、当たってますよ!」

「当ててるんですよ・・・・?(魔理沙が言ってた通りにしたけどこれでよかったのか?)」

 

 因みに見ている三人は

 

「魔理沙、鎌華に何を教えているのですか……」

「いやー、天然って怖い」

 

 そんな感じで話しているとモンスターの気配をライダー達が感知した。

 

「……詠姫、魔理沙はここで監視続けて私が行くわ」

「一人で大丈夫ですか?」

「野良モンスターに私が負けるなんてあり得ないわ」

 

 そう言って霊夢がミラーワールドに向かいに行く。

 

 

「……」

「鎌華さん?どうしました?」

「何でもないですよ・・・・。そうだ散歩に行きませんか・・・・?」

「え?……ええ、いいですよ。あーその前に少しメールしてもいいですか?」

「別にいいですよ・・・・」

 

 男のメールが終わってから二人は外に出て詠姫と魔理沙もその後を追う。

 そして人通りの少ない路地に入ると男が話し出す。

 

「そうだ、鎌華さんに一つ忠告を」

「何ですか・・・・」

「女性が男にホイホイついてきちゃ駄目ですよ?こんな風になりますからね」

 

 突然背後から男が襲ってくるが

 

「……!!」

「ひぃ!?」

 

 詠姫と魔理沙は離れていたため気づくことはなかったが突然背後に人が現れたため……彼女の本性ともいえるものが自然と殺意をぶつけて相手は気絶した。

 

「な、何なんだよ、お前は!?」

 

 男も直接は浴びてないのに怯えていて

 

「おーと、逃げるなよ。逃げたら痛いからなぁ!」

 

 魔理沙が鎌華を襲おうとした男が出てきたところから男を蹴って倒れてる男に重ねる。

 

「何だ、お前は!!」

「諦めなさい。貴方は完全に黒ですよ」

「なっ!?この前の絶壁女!!」

「「ふんっ!!」」

 

 魔理沙と詠姫の拳が相手の顔面にささる。

 そのまま男は崩れ落ちた。

 

「さてと後は警察を呼びますか。古町の居場所も魔理沙が蹴った彼から聞きましたしね」

「そうだな。ところで鎌華の奴は何処に行ったんだ?」

「え?さっきまでそこにいたはずなのですが……」

 

 鎌華が忽然と姿を消した頃

 

「あー!何よこのモンスターは!!」

 

 龍騎が猿型のモンスターデッドリマーとセミ型のソノラブーマを相手に苦戦していた。

 デッドリマーが自らの尻尾でもある銃を撃つ。

 

「くっ、今度こそ!」

 

 龍騎がカードを読み込ませようとするとソノラブーマがミンミン鳴いて妨害してきてカードを落としてしまい銃弾も当たってしまう。

 

「っ!勝てなくはないんだけど面倒くさいわね……」

 

 そんな時だった龍騎から距離をおいているデッドリマーの背後から斬撃が放たれ、デッドリマーがこちらに飛んできた。

 

「え、何よ?」

 

 龍騎が斬撃の放たれた方を見るとカマキリを模した新緑や黄緑の装飾や装甲をしていて胴体の装甲はカマキリの足と顔を模し、全体的に鋭角なデザインをした見たこともないライダーがいた。

 

「…………」

 

 手に持つ召喚機でもある鎌……緑召鎌レイズバイザーを構えて仮面ライダーレイズがモンスター2体に向かう。

 

「邪魔・・・・」

 

 そう言ってデッドリマーに斬りかかる。

 デッドリマーは後ろに下がってかわすがそれは間違いだった。

 

「終わり・・・・」

 

 そう言って鎌の刃を三枚に増やして全力で振る。

 すると、先ほどの斬撃よりも大きくなっておりデッドリマーはそれだけで爆発してしまった。

 

「んなっ!?カードも無しに倒した!?」

「流石にこの距離は遠いか……何て言うと思う・・・・?」

 

『STRIKEVENT』

 

 右腕に蟷螂の顔を模したレイズファングを装備してソノラブーマに向ける。

 

「私の攻撃範囲は見える範囲全てさ・・・・」

 

 そう言ってソノラブーマに鉤爪でもありレーザー砲でもあるレイズファングからレーザーを放つ。

 ソノラブーマは背中を向けていたため気づかずにそのまま直撃して爆発した。

 

「お仕舞い・・・・。龍騎、今回は見逃す、私も急いでるから・・・・」

 

 レイズがその場から去る。

 

「あいつ……王蛇より強いわね。多分」

 

 そうして龍騎も外に出た。

 

 

 

 次の日の北岡事務所

 

「いやー、ほんと先生すみません」

「謝る気があるなら仕事しなさい!!」

 

 古町が謝るので時間を潰そうとしてるので詠姫が怒る自分が来てからのいつもの光景を見て鎌華が思う。

 

(先生や古町と一緒にいるこの時間は大切にしないと・・・・)

 

 そう言ってコートの内ポケットに入れてあるレイズのカードデッキを静かに握るのであった。

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