それと関係ないですが初瀬ちゃんに合掌。正直黒影は槍使うライダーでは結構シンプルで好きだったんですがね……
「ふぅ……この部屋も少し放置しておくと汚くなるな」
『そうですよね~』
命とエビルがオカルト部(仮)の部室の掃除を終えて椅子に座る。
「久しぶりに占うか」
『ここ最近は忙しかったですからね』
命が机の上に準備を置く。
「…………」
『どうしたのですか?』
命が結果を見て黙ったのを不思議に思ったエビルが聞いてくる。
「次脱落するライダーがわかった……」
『え!?だ、誰ですか?』
「脱落するのは……仮面ライダーライア。……俺達だ」
次の日
「能裂持が私だけを呼ぶなんて珍しいよな」
『いつもは霊夢達も呼んでいたのにな』
魔理沙とウィングが命に呼ばれて部室に向かっていた。
「そういえば霊夢の奴の言ってた蟷螂のライダー……確かレイズだったか?」
『ああ。正直、現在の実力では勝ち目は薄いぞ』
「まあ勝てるように努力するしかないだろ?」
『……ふ。確かにそうだな』
そうして話ながら部室まで歩いていった。
「霧雨すまないな。いきなり呼び出して」
「いや、問題ないぜ。それでどうしたんだ?」
「何、お前に渡す物があってな」
そう言って命が魔理沙にカードを投げる。
「おっと。……てっこれ契約のカード!?」
「俺の持っていた余りだ。俺には必要がないからな霧雨が使ってくれ」
「まあ、くれるなら貰ってくぜ!」
二人が話し終えると部室のドアが開けられ人が入ってきた。
「久しぶりだな能裂持命、霧雨魔理沙」
「お前は言峰?何の用だぜ?」
「何、神埼士郎の命令でな。霧雨魔理沙は予想外だが……まあいいだろう」
「……用件は何だ?」
「お前に戦うように仕向けろだそうだ」
綺礼が懐からカードデッキを取り出してそう言う。
「今さらこの俺が戦うとでも?」
「そうだぜ!能裂持は戦いを止めると誓ってるんだ。お前らの言う通り戦うわけないだろ」
魔理沙が呆れながらそう言った。
「ふむ……やれやれ哀れな選択をするとは悲しいことだな」
綺礼のそのセリフを聞いた瞬間、命の表情が一変する。
「何故……何故お前がそのセリフを知っている!!」
「の、能裂持?」
「ふん。これを見せたほうが早そうだな」
綺礼が持ってきていた手鏡を上に投げる。そしてデッキを上に向けバックルを腰に巻き手鏡を左手で取るのと同時にデッキを入れる。
「変身」
綺礼の体が変化をすると同時に周囲に黄金の羽が舞い落ちる。
「き、貴様は!!」
命の顔が憤怒の表情に変わる。
「この姿で貴様に会うのも久しいな……」
仮面ライダーオーディンに変化した綺礼がそう言う。
「黄金のライダー……まさかお前が!?」
「その通りだ。能裂持命、貴様なら私についてくるだろう?」
そう言ってオーディンはミラーワールドに入っていく。
「逃がすか!!」
「お、おい!能裂持落ち着けよ!!」
魔理沙が止めようとするが
「邪魔をするな!!」
命は魔理沙を払いのけデッキを構える。
「変身!!」
そしてライアへと変身してミラーワールドに入っていく。
「くそっ!一人で行くなよな!!」
魔理沙も急いでナイトに変身しミラーワールドに入っていく。
「ふむ。ようやく来たか」
「言峰綺礼!!貴様だけは俺の手で倒す!!」
『SWINGVENT』
ライアがエビルウィップを装備してオーディンにエビルウィップを放つが
「ふん。この程度とは興ざめもいいところだ」
そう言ってエビルウィップを掴み強引に引きちぎった。
「くっ!ならこれだ!!」
『ADVENT』
『覚悟してください!!』
エビルが突進していくが
「……情けないぞ能裂持命」
『SWORDVENT』
オーディンが手にゴルトセイバーを装備し宙に逆さまに浮いてエビルを目にも止まらぬ速さで切り裂いていく。
『ぐっ!!』
「なっ、エビル!!」
「これは浅はかさの代償で貰っておこう」
オーディンがエビルのヒレを片方引きちぎった。
『ガハッ!?』
「さて、これで終わりかな?」
「っ!!(くっ、やはり奴には勝てないのか?)」
ライアが諦めかけた時だった
『NASTYVENT』
ウィングが現れ超音波を鳴らす。
「むっ……はあっ!!」
オーディンも一瞬だけ怯むが即座にゴルトセイバーをウィングに投げて攻撃を止めさせる。
「大丈夫か、能裂持!?」
「霧雨!?どうしてここに……」
「何言ってんだ。私たちは友達だろ?友達を助けるのに理由なんかいらないぜ!!」
ライアは当たり前の事を言われた筈なのに呆けたがすぐに頷く。
「ああ、そうだな」
「だから、ここからは私も手伝うぜ」
『STRIKEVENT』
ナイトの手にファンタジアハッケロが握られる。更に腰の剣を引き抜く。
『COPYVENT』
そしてライアもコピーベントでファンタジアハッケロをコピーして手に持つ。
「使い方わかるか?」
「ああ、何となくな」
そうして二人のライダーがオーディンに向き合う。
「美しい友情か。だが悲しいなそれを私の手で裂かねばならぬとは」
そしてオーディンは投げて落ちてきていたゴルトセイバーを拾い再度構える。
最初にライアがハッケロから魔力砲(中)を放つ。オーディンはそれを瞬間移動してかわす。そしてライアの背後に現れ攻撃しようとするが
「させるかよ!!」
即座に現れたナイトに防御され逆にハッケロから出た魔力砲(大)を放たれるが
「はあっ!!」
気を込めた蹴りで魔力砲をかきけした。
「くそっ!!そんなのありかよ」
ナイトが悔しそうな声をあげる。
「はあぁぁ!!」
その時ライアがオーディンに急接近し、近距離から魔力砲(特大)を放った。
「むっ……悪くはないがまだ足りん!!」
くらったオーディンは体から煙が出てるだけで大したダメージもなくそのままライアをエビルの近くまで蹴り飛ばした。
「がっ!!」
「能裂持!!」
「さあ、遊びは終わりだ」
『STEALVENT』
オーディンがそのベントカード……スチールベントのカードを使うとナイトとライアが持っていたハッケロがオーディンの後ろの肩にくっつきナイトの召喚機のナイトバイザーが握られた。
「なっ、私達の武器が!?」
「全て取られただと?」
「まずはナイト貴様から脱落してもらうか」
そう言ってナイトの首を掴み持ち上げる。
「は、離せ!!」
「止めろ!殺すなら……俺にしろ!!」
「貴様には殺す価値もない」
そしてライアに見せつけるようにして言う。
「貴様は何も守れはしない。家族を病気からも昔の先生を通り魔から守ることも恋人を死の運命から守ることも、そして友人を守ることも出来はしない」
「(確かに……奴の言う通りだ。俺はこれまで大事な物を全て失った家族を恩師を愛する人を。だがせめて、せめて友人だけは守ってみせる!!その為ならば)」
ライアが勢いよく立ち上がる
「むっ?」
オーディンがそれを気にしてそちらを見た。
「見せてやる……これが俺の覚悟の現れだ!!」
そう言ってライアがデッキから一枚のカードを取りだし表にする。そこには背景の青い、翼の絵が書かれていた。
そしてライアの周囲に風が吹き荒れる。更にライアの飛召盾エビルバイザーが変化をする。
エイの形をしているヒレの部分が盾に伸びまるで弓のような形状の飛召弓エビルバイザーツヴァイへと変化する。
『SURVIVE』
その音声が鳴るとライアの装甲は全体的に更に丸みを帯びるが各装甲の間接や人体の間接の部分にエイの尻尾を丸めた物が取り付けられる。頭部の後ろには間接などについてるのを伸ばした尻尾がついていた。
更にヒレが引きちぎられていたエビルダイバーにも変化があった。
尻尾が更に長くなり引きちぎられたヒレも再生すると同時に全体的に大きくなりイトマキエイ型になったエグゾダイバーへと姿を変えた。
「馬鹿な、貴様がサバイブを使っただと!?」
オーディンが珍しく狼狽の声をあげる。
「言峰綺礼。貴様に言ってやる。俺が今からこの場の運命を変えてやる」
そうしてエビルバイザーツヴァイを構えた。
ちなみにこの小説のオーディンのカードは全体的に強化されてます。補助カードがですが。
それとライアのサバイブはネットにあるライアのサバイブをベースにしてますがオリジナルも加えたりしてます。