「おーい、ダイバーやーい」
魔理沙が町の中を歩きながらエビルダイバーの名前を呼びつつ探していた。
「うーん。どこ行ったんだかね……」
そう魔理沙が悩んでいると反対方向から
「おーい、ギガー?夕食他の奴に食べさせたのは謝るから出てきてくれよー」
背的に小学生位の帽子で顔が隠れている女性が声高々に叫びながらやってきた。
「そちらさんも迷子探しか?」
「へ?あ、うん。そうだよ」
「小学生位なのに偉いもんだな~」
「……誰が小学生だって?」
魔理沙が小学生と言ったのを聞くと女の子は明らかに態度が苛ついてる感じになった。
「お前さん。違うのか?」
「私は大学の先生だよ!!これでももうじき三十路だよっ!!!」
「……は?いやいや、それは流石に無いだろ!!」
「これが証拠だよ。ド低脳野郎!!」
完全に怨敵を見るような目で見てきた女性にたじろぎながら魔理沙はその証拠を見てみる。
「……教員免許ってことは本当なのかよ?現実は小説より奇なりだな」
「わかったか、ド低脳」
「というかそのド低脳止めろ!!ええーと……」
「はぁ、佐野水華だよ。幻想学園大学部の物理教師だよ」
女性……水華が教員免許をしまいながら自分の名前を言う。
「私の名前は霧雨魔理沙だ!!断じてド低脳なんかじゃない!!」
「ふーん」
「ちゃんと聞いてるか?」
「聞いてるよー。まあどうでもいいけど」
「おい」
「ところで魔理沙さ。私の探している奴しらない?」
「ギガだっけか?……そいつの特徴は?」
「えーと、ジャンプが得意?」
「何で疑問系だし。それにしてもジャンプが得意な奴なんて生憎知らないぜ」
「そっかー、まあならそちらさんも探すの頑張りなよー」
そう言って水華は足早にその場を去った。
「何だったんだろうなあの萃香似の奴は」
『魔理沙、エビルの奴の気配を察知したぞ』
「本当か!」
『ただ……遅かったようだ』
「まさか……八雲か?」
『ああ』
「そうか……」
魔理沙もウィングのその発言で大体のことを理解した。
「それなら行きますか」
『そうだな』
魔理沙とウィングが気配のしたほうに向かって歩いていく。
「……って何でお前がいるんだよ」
「そっちこそ何でいるんだよ?」
先ほど別れたはずの水華がその場所にはいた。
「私はこの付近で探してる奴を見かけたって聞いてきたからだよ。そっちは?」
「私も同じくだよ」
二人がお互いに理由を話していると奥から威が出てきた。
「何だ貴様か。一人変なやつもいるが……まあいいだろう」
「おい、八雲!エビ……じゃなくてダイバーを返せ!!」
「悪いがあいつは既に俺の僕だ。返すわけには行かないな」
「それなら力づくだ!」
魔理沙が懐からカードデッキを取り出すと水華が笑い出す。
「ハハ、成る程。あんたの探し人もモンスターだったってわけか。どうりで変な名前だと思ったよ」
「あんたも……ってことはまさか!?」
「そう。私もライダーだ!!」
何かこう戦隊物なら後ろで爆発が起きそうな感じで叫んだ。
「……(ええーと、こんな奴もまだいるのな)」
「何でもいい。やるならさっさとしろ糞g…ぐをっ!?」
威が水華に向けてガキと言おうとしたら言い切る前に地面に倒されて関節技をかけられていた。
「もう一辺言ったら……壊す。いいな?」
「ちっ、わかった。……流石に壊されるのは困る」
威が仕方なく了承した。殺されるのはいいが壊されるのは困るそうだ。
「宜しい。そんで魔理沙もやるかい?」
「……は!も、勿論だぜ!!」
呆気にとられていた魔理沙が水華の声で正気を取り戻し答える。
「それじゃお先にー。変ー身!!」
無駄に変と身の間を伸ばしつつ仮面ライダーインペラーへと変身した。
「ちっ、……変身!!」
「何か調子狂うなー。変身!!」
残っていた二人も王蛇とナイトに変身した。
「ほい、ほい、ほい!!」
「うお!くっ!こなくそ!!」
水華の奴の放つ蹴りをダークバイザーを使って何とか防いでるが……正直きついぜ。
「やるねー、魔理沙!!」
「そ、それはどうも」
冗談じゃないのぜ。水華の奴全く息切れしてないじゃないか。これで八雲の奴もいるとか結構きついぜ。
「なら、次はこれだよ!」
『SPUNVENT』
水華の奴にドリル?みたいな武器が装備され、そのまま私の方に攻撃してきたのでとりあえずダークバイザーで防御したが……
「がっ!」
「悪いねー、これは2つついてるからね」
私が片方のドリルを防御した瞬間にもう反対側を上手く当てたってことか……
「なら私もやれることをやるだけだ!!」
『SWORDVENT』
私は手にウィングランサーを装備して水華に強襲を仕掛けようとしたが
「ふんっ!!」
「っ!!」
上から八雲が降ってきてベノサーベルを振るうもんだから思わずウィングランサーで防御をしてしまったんだぜ。まずっ!?水華の攻撃が来るか!?
「……てっ、あれ?」
私が思ったのとは違って水華の奴は攻撃をしてこなかった
「どうして攻撃してこなかったんだよ?」
「何で攻撃しないといけないのさ。勝負は普通一対一だろ?」
こいつ……いいやつか!
「……ハッ、どうでもいいな。そんな理屈は」
『ADVENT』
八雲がエビルの奴を呼び出した……てっ!
「エビル!!私だ、魔理沙だ!!」
『……………………』
くそっ!!返事がないってことは手遅れかよ……!!
「言っただろうナイト。こいつは既に俺の僕だと。さあエビルダイバーあいつらを襲え!!」
『誰がやりますかよー。やるならてめえがやれよー』
……はっ?
「お、おい!八雲これはどういうことだ?」
「……知るか。ガイの奴のチャームベントを使ったらこうなったんだよ」
『大方、惚れたのがお前じゃなくて悪いところじゃないのか?』
「…………いいから、やれエビルダイバー。飯抜くぞ」
『それは困るですよー。……ちっ仕方ないですよーだ!』
てっ、こっちに来るな!!
「うおっと!!」
『魔理沙!俺を呼べ!!』
「わかったぜ!!」
『ADVENT』
ウィングの奴を呼び出してエビルの奴と戦わせる。
「ふんっ!さあ死ね……」
「あんたがね」
んなっ!?水華の奴がいきなり八雲に攻撃しただと!?
「どういうつもりだ……」
「戦いを汚すやつは私の敵だよ。そういうわけだから魔理沙お前はこいつらと遊んでな!」
水華の奴がそう言うとその背後から以前倒したギガゼールとかいうのによく似たモンスター2体が出てきて私に襲いかかってきた。
「うおっ!」
「さてと、覚悟はいいかい、王蛇さん?」
インペラーがガゼルスタップを軽くふるいながら聞く。
「貴様こそ覚悟はいいか?」
『SWINGVENT』
エビルウィップを装備した王蛇がそう言うとすぐさま鞭を放った。
「危ないねー」
それを水華は酔っぱらいのような動きでかわす。
「……ムカつく動きだなぁ!」
「だろ?いやー、色々試したけどこれほど相手がイラつく動きは無くてねー」
王蛇が近距離戦をしようと接近しようとするとインペラーがそれよりも早くに動いてガゼルスタップを一閃する。
「くっ!……アァ、やっぱ戦いはこうじゃないとなぁ!!」
『ADVENT』『ADVENT』
王蛇がメタルゲラスに突進をベノスネーカーに巻きつき攻撃を指示して自分はエビルウィップをふるいながら突っ込む。
「……悪いけど」
『ADVENT』
「『なっ!?』」
「数の利はこっちのほうがあるんだなーこれが」
インペラーがアドベントのカードを使うと周囲からギガゼール、メガゼール、オメガゼールの三体がそれぞれ槍を持ってベノスネーカーに襲いかかり、ネガゼールとマガゼール10匹ずつはメタルゲラスとエビルダイバーに襲いかかっていった。
「さあ、これで一対一だ。逃げるとか言わないよな?」
「……イライラさせてくれるなぁ。お前はぁ!!」
王蛇がエビルウィップをバチンというような音をならしながらインペラーに襲いかかった。
「くっ!何なんだぜこいつら!!」
『メガゼールとオメガゼールだ。気を付けろそれなりに強いぞ』
「こんな奴等に構ってる暇はないんだぜ!!だからとっとと決めさせてもらう!!」
『SURVIVE』
ナイトはすぐにナイトSに変化してダークバイザーツヴァイにカードを読み込ませる。
『BRASTVENT』
すると空からダークウィングが進化した姿ダークレイダーが翼から突風を放つ。
『ふん。流石に立ってたれないだろう』
「これで終わりだぜ!!」
『FAINLVENT』
ダークレイダーの背中にナイトSが乗るとダークレイダーはバイク形態へと変化してそれにナイトSが乗り走る。途中でオメガ、メガゼールにエネルギー弾を放ち拘束する。そしてそのままナイトSのマントがバイクを包み込み先端が鋭くなった状態で突っ込む疾風断を放った。
流石にそんな一撃に耐えるのは無理でゼール二体は爆発した。
「よし!次だ!!」
「てっ、何だこれは?」
ナイトSが見た光景は王蛇が地に伏している姿だった。
「くっ、糞が」
「終わりだよ」
『FAINLVENT』
インペラーがファイナルベントを発動させたのを見ると王蛇は全力でデッキからカードを一枚使用した。
『CONFINEVENT』
「あー。……そんなのもあったね」
「……次こそは……貴様ら二人とも殺す」
そう言い残して王蛇はミラーワールドから脱出した。
「やれやれだなー。そんじゃな魔理沙ー」
「なっ、おい待てよ!!」
「それで待つ奴はいないよー」
そう言ってインペラーも外に出ていった。
「全く、やっぱりライダーは変な奴が多すぎる!!」
『……お前含めてな』
尚、この後に魔理沙は霊夢を回収していった。(前回の最後に繋がる)
裏路地
「この俺が負ける、か」
『八雲さん……』
「決めたぞスネーカー」
『何をですか?』
「その敬語をお前は止めろ。そして俺に噛みつけ」
『なっ!?馬鹿を言うな!!』
「貴様の毒の力を俺の物にするためだ。俺は本気だ……やれ」
『……わかった。だが危なくなったら止めるぞ』
「ああ、それでいい(癪だがあの二匹にも少しは優し……馬鹿を言うな。あれは奴隷だ……それでいいはずだ……)」
威が人知れず危険なことを行っていた。
八雲さんに可笑しな迷いが生じ始めたようです