なので、断言します。今日明日には次の話を投稿します!!例外は病気と家族に何かあった場合は流石に無理ですが、それ以外なら必ず投稿させてもらいます!!
なので、今回の話は暖かい目で見守って下さい。
「ふー、取り敢えずこれでいいだろう」
前回の最後に霊夢を背負って病院に向かった魔理沙は病院の人に霊夢を任せて病院の外に出てきていた。
「ん、あれは?」
魔理沙が延びていると遠くから救急車がサイレンを鳴らしながら病院の入り口にやって来た。
「取り敢えず退いとくか……」
入り口から離れて誰が運ばれてきたのか確認してみると見知った顔だった。
「てっあれは詠姫の奴か?随分と酷いことになってるけど……私も随分と考え方が酷くなってるな」
詠姫を見た率直な感想が心配じゃなかったことに嫌気が指していた魔理沙だったが軽くボーとしてから英行達がいる大学に歩いて行った。
「お帰り魔理沙」
大学の待合室で待っていた英行が声をかけてくる。
「ああ……そういえば水華の奴は帰ってきたのかぜ?」
「嫌、戻ってくるのが遅かったから勇儀に探しに行かせたら学校で寝てたそうだよ」
「あいつは何をやってるんだ……」
魔理沙が水華の行動に呆れていると森近が本題に入り始めた。
「それで……戦った感想は?」
「……少なくとも現状の私たちが四人がかりで挑んでも勝つのは無理だぜ」
魔理沙があまり認めたくないのか苦々し気に言った。
「成る程ね……そうなると早くサバイブのカードを量産しないと行けないね」
「出来そうなのか?」
「問題ないよ。……それから魔理沙」
「何だぜ?」
英行が真面目な表情で話し出す。
「君のサバイブだけど……調べた結果毒があることが解ったよ」
「毒?」
「そう。但し精神に対してのだけどね」
「……どんな効果何だぜ?」
「思考パターンを狂わせる作用と……パートナーのミラーモンスターに近くなる作用だよ」
それを聞いた魔理沙は覚えがあるのか納得の言ったような顔になり言う。
「どうりで人を心配する気がしなくなったのかもな」
「後悔はないのかい?」
「無い。それに私は幻想郷に戻るための努力なら惜しみないんだぜ」
そう魔理沙は言い切ったが人間を止めて元の世界に戻ったとして元の生活が戻ってくるわけは無いのだが魔理沙はその事に気づくことは現状では無いだろう。
「でも一応対処法位は言っておくよ。サバイブとは別で尚且つサバイブと同等の力があれば押さえられると思うよ」
「そうか、ありがとな森近」
「どういたしまして」
そう言って英行は研究室に魔理沙は大学内を見学しに行った。
霊夢達が運ばれた病院の病室の一つで霊夢が静かに眼を覚ました。
「…………」
『霊夢漸く……とまでは行かないが起きたか』
霊夢がベッドに寝たまま天井を見上げていると窓際にベッドがあったのか近くの窓からレッダーが語りかけてきた。
「…………」
『まったく俺とついでにスターの主でもある貴様がこの程度で気絶されては俺達の名にも傷がつくんだがな』
『てっレッダー!?ついでってどういうことですか!!』
『その通りだろうが』
「…………」
『『……ん?』』
レッダーとスターがお互いにちゃかしあっていたが反応の無い霊夢に気づいた。
『どうした霊夢?』
『霊夢さん、何か気に触ることでも言いましたか?』
「……貴方達も元々は人間だったの?」
漸く口を開いた霊夢がそう二匹に問いかけた。
『奴の言ったことを気にしてるのか?それなら気にするな。契約しているモンスターも野生のモンスターも人間の姿をしているモンスターも覚えていなくても死を覚悟している。大体奴は人殺しと言ったがお前は人を殺しては……「煩い!!」……霊夢?』
レッダーの話を遮って霊夢が叫んだ。
「実際に殺したのがミラーモンスターとかそんなことは関係ないわ……。私は人間として生きてきていたミラーモンスターを……殺したのよ」
『……だからどうした。殺らなければ殺られていた、この世界ではこういうことは正当防衛何じゃないのか?』
レッダーが霊夢を試すように言った。
「…………」
それに対して霊夢は近くに置いてあったカードデッキをゴミ箱に投げ入れて無言を貫いた。
『……それが貴様の答えか。だったら好きにするがいいさ。この嘘と虚像の世界でな』
そう言い終えるとレッダーはその場から立ち去ってしまった。
『ちょっ、レッダー!?』
「スター……あんたも私の前から消えなさい」
『れ、霊夢さん?』
「いいから!……消えなさい」
悲痛そうな顔の霊夢にそう言われたスターはもう何も言えずにその場を去ってしまった。
「……帰りましょう。あの神社に」
そう言った霊夢は患者服を脱いで畳んで置いてあったいつもの服に着替えて病院から外に出ていった。
「あ……」
「……え、ああ霊夢ですか」
病室から出ると偶然車椅子を片手で動かして病室の前を通りすぎようとする詠姫に会った。
「詠姫……その怪我は?」
「これですか……私の罪の証みたいな物ですよ」
それは詠姫にしては珍しい自嘲の言葉だった。
「ライダーにやられたの?」
「ええ。……惨めなら笑って下さっても結構ですよ」
「笑わないわよ。……もう私には関係ないことだしね」
「どういうことですか?」
「もうライダーは辞めたのよ……だから詠姫を惨めには思わない」
「そうですか……。霊夢ちょっとこっちに来なさい」
「何よ?」
霊夢の窶れた態度を見た詠姫はこっち近づいてきた霊夢の顔面を殴った……がその拳には威力がまったく出てなくて。
「詠……姫?」
「今の私は……もうまともに生活を送るのも人を殴るのも出来ません。そんな私が諦めてないのに五体満足の貴女が諦める?……ふざけないでください!!」
詠姫は精一杯の大声で霊夢に叫ぶと車椅子で霊夢に近づき服の襟を持って言う。
「何があったのかは知りません。それでも……諦める何て簡単に決めないで下さい」
「詠姫……」
詠姫にそう言われた霊夢は下を向いてしまった。
そんな時だった自分達に近づいてくる声が聞こえたのは。
「病院では静かにと学校で習わなかったのかお前達は」
「……言峰綺礼」
霊夢の弱々しい声を聞いた綺礼は何処か不思議そうな顔で喋り出した。
「どうした、以前の貴様なら出会った瞬間、私に啖呵をきるぐらいはするんじゃないか?」
「……あんたには関係ないわよ」
「そう言うわけにもいかないな。貴様は万が一の保険だ。その保険が死んだ魚の眼をしていては困るんだがな。……そうだ貴様らに食事を奢ってやろう」
そう言うと綺礼は外に歩いて行ってしまった。
「霊夢行きますか?」
「……食事代が浮くし行くだけ行ってみようかしらね」
「ああ、それとだ」
歩くのを中断して綺礼があるものを霊夢に投げた。
「っと。てっこれは……」
「カードデッキは大事にしろ」
投げられた物はさっき霊夢が捨てたはずのカードデッキだった。
「……」
「霊夢、悪いのですが車椅子を押して貰えませんか?」
「……え、ええ」
少し思考をしていた霊夢だったが詠姫に声をかけられて思考を辞めると車椅子を押して綺礼についていった。
「中華料理屋『泰山』?」
綺礼とともに数分歩くとある中華料理屋の前で止まり店の名前を見た詠姫が呟いた。
「ああ。ここの料理ならいくら頼んでも構わん」
「そうですか……取り敢えず中に入りましょうか」
「そうね……」
綺礼を先頭に三人はその中華料理屋に入っていった。
「マスター久しいな」
「あっ、綺礼さん久しぶりです。後ろの二人は?」
「そうだな……仕事の同僚と言ったところか」
「そうですか!今日もいつもと同じでいいですか?」
「ああ。お前達はどうする?」
紅美鈴に良く似た店のマスターと世間話を終えた綺礼が二人に聞いた。
「そうですね私は……チャーハンにでもしましょうか。霊夢は?」
「そうね……餃子でも頼ませて貰うわ」
「解りました!チャーハンと餃子に綺礼さんは何時もので宜しいですか?」
「ああ、それで構わないぞ」
「はい!それじゃあお好きな所にお掛けしてお待ち下さい」
そう言うとマスターは厨房に入って行った。
言われた三人は適当な場所を見つけてそこに座った。(詠姫だけは椅子を退けて車椅子をそこに置いた)
「まさか貴方に普通の知り合いがいるとは思いませんでしたよ言峰綺礼」
「ふっ、私とて普通の生き物だ。まともな知り合いがいても可笑しくあるまい?」
「それもそうですね……それで何が目的ですか?」
軽い言い合いをしていた二人だったが詠姫がそう聞くと二人の間の空気が変わった。
「目的?何のことかな」
「惚けなくて良いですよ。貴方が善意でこんなことをするはずが有りません。神埼士郎の命令ですか?それとも……」
「……はぁ」
詠姫のその発言を聞いた綺礼は一度霊夢の様子を確認すると盛大にため息をついた。
「……何ですか?」
「何、失望していただけだよ。私の敵の変貌にな」
「……勝手に失望してなさいよ。生憎と私は只の人間よ」
霊夢がそう言うと綺礼は鼻で笑うと言った。
「只の人間?冗談は辞めて欲しいな幻想郷の英雄」
「……は?」
「幻想郷?」
綺礼の言葉に霊夢は意味が解らなく詠姫に至ってはまず幻想郷という単語自体が初耳だった。
「そうだ。幻想郷には数多の強者が要るがその中でも貴様と霧雨魔理沙は例外を除けば基本的に異変の解決者を勤めていた。そんな貴様らは見方によっては主人公とも物語の英雄とも言える存在だ。かの英雄ヘラクレスやアーサー王も物語の主人公であっただろう?それと同じ理屈だ」
綺礼が長い話を終えるとタイミングが悪いのか良いのかマスターが料理を持ってきて「どうぞごゆっくり」っと言って帰っていった。
「……だから何なのよ。私は英雄何かじゃないわ……只の負け犬よ」
「やれやれ。どうやら貴様には私の言葉では届かないようだな。……仕方ないか。おいお前達、これを、食べ終えたら付いてこい」
綺礼は本当に渋々といった感じでそう言った。
「……わかったわよ。てっ、何それ?」
「……?マーボーだが?」
詠姫の前に運ばれたのは見事な色合いと焼き具合のチャーハン。霊夢の前に運ばれたのは割れば肉汁が詰まっている餃子。
そして、綺礼の前に運ばれたのは……もう真っ赤過ぎて何が豆腐で何が肉なのか解らないようなことになっている麻婆豆腐だった。
「世の中一般ではその麻婆豆腐はただの破壊兵器だと思うのですが……」
「そうだろうか……ところで喰うか?」
綺礼がレンゲで麻婆豆腐を掬って言った。
「「いらないわよ(いりません)!!」」
二人に断られた綺礼だったがいつものことなのか普通にそれを食べ始めた。
それを変なものを見る目で見る二人だったが綺礼の「早く食べないと冷めるぞ?」という言葉で自分達の料理を食べ始めた。
そして食べ終わった三人は近くの廃教会(言峰教会ではなく一般的に廃墟となってる奴です)に来ていた。
「で、ここで何をする気よ?」
「そのためには悪いがお前達二人にも変身をして貰うぞ」
霊夢は嫌そうな表情になり、詠姫は自分の現状では無理では?と不安に思ったが綺礼のいつにない真剣な表情を見て決意を固めた。
「……変身」
「変身」
「よしそれで良い。変身」
それぞれ龍騎、ゾルダ(on車椅子)、オーディンになった三人はミラーワールドに入って行った。
「さて、何をするかだが……これは本来なら別の計画の要だったのだがな」
「どういうことよ?」
「ふん、お前達がそんな状態では持っていても宝の持ち腐れなのでな……但し貸し一だ」
「どういうことですか?」
オーディンはその質問に答えることはなくデッキから黄金に輝くカードを取り出してゴルトバイザーに入れた。
『PARALLELVENT』
「っ!?何よこれは!?」
「言峰騙したのですか!?」
バイザーからそんな音声が流れると龍騎とゾルダの体が光出した。
「騙してはいないがな。……いいか、こんな特別サービスは今回だけだ」
そうオーディンが最後にそう言うと二人の姿がその場から消えた。
『良かったのか言峰?』
「ゴルトか、構わんさ。どうせあんな絶望している奴等にパラレルベントを使った所で良い成果は得られん」
『しかしパラレルベントか……くくく、平行世界の人間と遭遇させるカードがあるとは神埼士郎も知るまい。……だが、言峰あんなものを何処で手に入れたのだ?』
「……私が神埼士郎を疑い出したときに突然目の前に現れた黒髪の女が置いていった。何でもその女にとっても切り札のようだがな」
そう言ったオーディンはパラレルベントの効力……30分が終わるまでその場に待つことにした。
そしてオーディン達からかなり離れたビルの屋上で黒髪ロングの女がその状況を見て呟いた。
「これで久しぶりに間近で霊夢に会えるね。それに……このカードも渡さないとね」
そう言った女性は取り出した赤い翼の書かれたカードを仕舞ってビルから飛び降りた。
が、途中でその姿はその場から消えてしまった。
次回は霊夢と詠姫がどうなったのかです。
可能なら文達の陣営の話が最後にあります。
そして、皆さん次次回は百合です(断言)!!自分なりに頑張らせて貰おうと思います!!