「はあっ!」
襲ってきた龍の背中に龍騎Bが飛び移りに行くが目測を間違えたのか尻尾に掴まってしまった。
そのまま龍は四方八方に動き回って龍騎Bを落とそうとするが龍騎Bは手を離すことなく尻尾を掴んでいたが……
「くっ!!動きすぎなのよ!!」
いきなり尻尾を叩きながらロッククライミングのように龍の背中まで移動して行く。
尻尾を叩くたびに龍が暴れまわるが龍騎Bは落ちないように気をつけて移動して行った。
「ここなら攻撃のしようがないでしょ?」
龍の背中に辿り着くと、霊夢はカードデッキからカードを取り出して左手の召喚機に入れた。
『SWORDVENT』
音声がバイザーから聞こえると空から何の変鉄もない剣が落ちてきて龍の背中に刺さったが……
「はぁっ!?何で落ちてきてすぐに折れるのよ!!」
落ちてきた剣は龍の背中に刺さそうとしたがその瞬間塚だけを残してへし折れた。更に残った塚が龍の背中に弾かれて龍騎Bの足に当たりバランスを崩させた。
「こんなのどうってことないわよ……てっ今揺れるな!」
当たった位なら何とかバランスを戻した龍騎Bだったが流石にバランスを崩した所への揺れは無理だったらしく地面へと落ちていく。
「うわっ!?」
空高くから落ちた龍騎Bだったがその体には一切の怪我をしていなかった。
「この姿……結構頑丈なのね。まあ、とりあえずはあの龍から片付けないとね。そういうわけだから何かいいカード出なさい!」
龍騎Bはカードデッキから新しいカードを引き抜き召喚機に入れる。
『STRIKEVENT』
「え?これって……お祓い棒?まあ使えるのなら遠慮なく使おうかしらね。くらいなさい!」
龍騎Bがストライクベントのカードを使用すると龍騎Bの手に機械チックになったお祓い棒が装備されていて、それを振るうと小さい弾幕が放たれ龍に当たった。 龍はほんの少しだけ苦しそうな声をあげる。
「ほらほら、どんどん行くわよ!!」
楽しくなってきたのか仮面で隠れていても笑顔なのが分かる様なオーラを出しながら弾幕を撃っていた……
そのせいで、後ろで下半身だけになっていたディスパイダーの死体に上半身が追加され何処かに行くのに龍騎Bは気づけなかった。
「行くんだぜ!!」
ナイトがダークバイザーを構え、ディスパイダーを斬りつける。
それにキレたのかディスパイダーが糸を吐いてナイトを捕らえようとするが……
「遅いのぜ!私を捕らえたいなら文並の速度でくるんだな!!」
その糸をナイトはかわして距離を一度取った。
「次はこれだ!」
デッキからカードを取り出して手に持ってるダークバイザーにカードを読み込ませる。
『SWORDVENT』
ナイトの手元にウィングランサーが飛んできてそれを掴む。
「行くぜ、行くぜ!!」
ナイトが攻撃をしようとすると突然後ろから糸で捕らわれた。
「な、何だ?てっもう一匹!?」
ナイトの言う通り後ろにいたのは、先程龍騎Bの方で龍にやられ、復活してこちらに来たディスパイダー・リボーンだった。
「どうやらいつもの弾幕よりも威力は落ちているみたいね。まあこの威力でも十分ね」
弾幕を撃つのを終えた龍騎Bの前にはかなり黒こげになって満身創痍な龍の姿があった。
「さてと、そろそろ契約してもらうわよ」
龍騎Bが契約のカードを取り出そうとした時だった。
「ん?うわっと……今度は白い龍が相手なのかしら?」
今まで戦っていた赤い龍の後ろの方向から同じ様な姿の白い龍が現れた。しかしその白い龍はそこにいるだけだった。赤い龍も何故かさっきまでの攻撃の意志が無くなっていた。
「あら、どういうことかしら?」
その姿はまるで餌などを待ったりする犬や命令を待ったりする騎士のようにも見えた。
「攻撃してこないならせっかくだし二匹とも私のにしようかしらね」
そう言ってデッキから契約のカードをもう一枚取り出すと二匹の龍はそれぞれ別の契約のカードに入っていきモンスターの絵柄を契約のカードだった物に浮かび上がらせる。
それと同時に霊夢の変身している姿に色がついた。
薄かった部分は見事な赤に変わり頭部の辺りには龍のマークが写し出された姿龍騎へと変わった。
「これで契約完了かしら」
『はい。契約完了ですよマスター』
龍騎がそう呟くと突然聞いたことのない透き通った声が聞こえてきた。
「誰?」
『貴女が今契約した龍の白いほうですよマスター』
「悪いんだけど……そのマスターって止めてくれない?」
『ならさっさとお前の名前を教えろ』
最初の声とは別の声が会話に入ってきた。
「てっことは、流れ的今喋ってるあんたが赤い龍かしら?」
『そうだ……あーそうだ中々いい攻撃だったぞ』
「それはどうも。私は博麗霊夢よ」
『俺は無双龍ドラグレッダーだ。これから宜しく頼むぞ霊夢』
『私は瞬光龍ドラグソニックスターです。これからどうぞよろしくお願いしますね霊夢さん』
社交辞令的な会話を終えると龍騎は当然の疑問を聞いた。
「ところで何で急にあんたらの声が聞こえるようになったのよ?」
『ライダーの能力の一つで自らの契約モンスターとは意志疎通ができるように設計されてるんですよ』
「成る程ね……魔理沙の方は戦闘終わったのかしらね」
『私達には解りません。では私達は戻るので必要になれば手元にある私達の移し見であるそのカードを召喚機に入れてください』
「了解よ」
ドラグレッダーとドラグソニックスターは何処かへと飛んで行った。
「さて、それじゃあ魔理沙の方に行きますか」
「ええい、離せ!!」
糸に捕まってしまったナイトは必死に糸をほどこうと暴れまわるが糸が固すぎてまったく意味が無く、それが分かったナイトはデッキからカードを読み込ませた。
「だったらこれなのぜ!!」
『NASTYVENT』
すると何処からともなく蝙蝠型のモンスターダークウィングがやってきて超音波でディスパイダーとリボーン体を攻撃していく。
その攻撃によって怯んだところを逃さずにナイトは急ぎ糸から脱出した。
「油断したのぜ。でも次も効くとは思うなよ!」
そう言ったナイトだったが内心では二体を相手にするのはめんどいと思っていた。すると遠くから龍騎の声が聞こえてきた。
「おーい、魔理沙生きてるー?」
「っ!!霊夢、ナイスタイミングだぜ!!」
「はい?」
『ADVENT』
そう言うとナイトはダークウィングをディスパイダーRに体当たりさせて龍騎の方に飛ばし自分と距離を無理矢理とらせる。
「そっちの奴は任せた!」
「まったく……仕方ないわね」
「別々にした所悪いがさっさと倒させてもらうぜ!!」
『FINALVENT』
ナイトがファイナルベントのカードを取り出し腰にさし直した召喚機に読み込ませると空からウィングランサーが再び飛んできてそれを掴み走り出す。走っていると背中にダークウィングがくっつきマントとなりそのまま空に飛び上がりウィングランサーを下に向ける。
「はぁぁぁ!!!」
そしてくっついていたダークウィングがナイトをドリル状に包み込みそのままディスパイダーに落下をしてディスパイダーを貫く飛翔斬で爆殺した。
そしてディスパイダーがいた所からエネルギー球のような物が出てきてそれをダークウィングが吸収して行った。
「こっちは何とか終わったな。霊夢の方ももうじき終わるだろ」
「さて、と。行くわよ蜘蛛モンスター」
『SWORDVENT』
龍騎が左腕の召喚機ドラグバイザーにカードを読み込ませるとドラグセイバーが空から手に飛んできた。
「はあっ!」
ディスパイダーRの足の部分を前から順番に攻撃して行く。
ディスパイダーRも腕を振り回して攻撃してくるがドラグレッダーの火球に比べれば遅すぎるのか余裕でかわして行く。
「そろそろ私も帰りたいのよ。だから、そろそろ終わらすわよ?」
最後の足を斬るとバランスを崩してディスパイダーRが倒れる。
それを見るとすぐに離れて赤い龍のマークのファイナルベントのカードをドラグバイザーに入れる。
『FINALVENT』
霊夢の周りをドラグレッダーが回り始める。
「はぁぁぁ!!」
その掛け声とともに空に跳び上がり上空で数回、回転する。
「たあぁぁぁぁ!!!!」
回転を終わると同時に蹴りの構えに入り後ろからドラグレッダーが火球で後押しするドラゴンライダーキックを放った。
ディスパイダーRは逃げようとするが足がうまく動かずに直撃して爆発した。
そして出てきたエネルギー球はドラグレッダーが吸収して行った。
「さてと倒したことだしそろそろ帰りますか」
魔理沙は先に霊夢がその後でミラーワールドから出て行った。
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