俺ガイル×恋染紅葉   作:Oceans

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大変お待たせ致しました。

約7、8か月ぶりの更新となります。


恋染紅葉クロス、第9話目です。


今回も原作改変でお送りします。


それでは、今回もよろしくお願い致します。


Episode 9

 

 

 

 

 

 

約束場所である恋ヶ浜駅には既に紫之宮の姿があった。

 

 

「待たせたか?」

 

「ううん...今着いたところだから大丈夫だよ」

 

「今日は撮影はないのか?」

 

「うん。お休みだよ」

 

「どこかに移動するか...ここだと目に付くしな」

 

「うん」

 

俺と紫之宮は駅から海岸方面へと歩き出す。

 

 

「撮影とかは順調なのか?」

 

「うん。今のところは問題なく進んでるよ」

 

「それはよかった。俺も8回ぐらい読み返して役を掴みかけてるとこだ」

 

 

 

「そんなに読み返してるの?」

 

「ああ...やるからにはちゃんとやった方がいいだろ」

 

「そっか...」

 

「ああ....その件で1つ伝えたいことがあってだな..」

 

「何かな?」

 

「七里にも役作りを頼まれてな...紫之宮の方を優先するという条件で引き受けた」

 

「そうなんだ...」

 

「マズかったか?」

 

「そんなことないよ。ドラマもよりいいものになると思うし」

 

「そうか....原作だともうすぐ学校での一幕、シーンがあるけど.....どの高校でやるんだ?」

 

「恋ヶ浜高校でやる予定だよ」

 

「....マジで?」

 

「もしかして比企谷くんが通う高校だったりする?」

 

「ああ...」

 

「そっか....楽しみだなぁ....」

 

「撮影が近くで見れるのは貴重な体験だが....まぁ、お互い学校では接触とは控えた方がいいな」

 

「そうだね...」

 

「撮影頑張れよ。陰ながらだが...応援はするから」

 

「ありがとう....頑張るね」

 

 

 

しばらくして紫之宮と別れ、帰宅した。

 

 

 

 

 

 

数日後、俺が通う恋ヶ浜高校で撮影が始まった。

 

 

今現在、3回目(3日目)の撮影である。

 

 

 

当然ではあるが、学校内では紫之宮と七里の話題で持ちきりだった。

 

まぁ、2人とも美少女だから話題にならないわけないのだが....

 

 

「やあ、比企谷」

 

昼休み。葉山から話しかけられる。

 

「何の用だ、葉山」

 

「ちょっとした世間話だよ。例の彼女の撮影、ここでやってるんだね。びっくりしたよ」

 

「俺もびっくりしてる。しかも新人にも関わらずファンも多いみたいだしな」

 

「そのようだね。比企谷は紫之宮さんとは学校内で会ったりしているのかい?」

 

「いや、会ってない。スキャンダルになりかねないからな」

 

「そうだな...今のマスコミは異常に取り上げるから注意しないといけないね」

 

「ああ...だから基本はメールか電話だな」

 

「その方がまだ安全だね。撮影風景、近くから見ないか?」

 

「今日はいいわ。その内、見に行く。葉山だけでも見に行ったらどうだ?戸部達とか誘えばいいんじゃないか?」

 

「戸部なら一目散に行ったよ」

 

「マジか....」

 

「今度、観に行く時は声を掛けてくれ」

 

「分かった」

 

1人で行ってこいとは何故か言えなかった。

 

 

 

 

さらに1週間が経過しても、紫之宮と会うことはなかった。邪魔しても悪いし、スキャンダルに発展するのもダメだからな。初めての仕事を汚すことは出来ない。一方で、七里とは毎日会う。クラスメイトだし隣の席だからな。

 

 

「今日は行くかい?」

 

「葉山。毎日、毎日俺を誘うことはないんだぞ?」

 

1週間前からずっと俺を誘ってくる。もしかして俺のことが好きなのか?それはないよな?あったら怖いな。

 

「俺は比企谷と見たいんだよ。それに紫之宮さんの方も比企谷に近くで見に来てほしいと思ってるかもしれないぞ」

 

「そんなこと、昨日の電話で言ってたっけか?」

 

ふと、昨日の電話でのやりとりを思い出す。

 

 

「比企谷くん」

 

「何だ?」

 

「撮影、見ててくれてる?」

 

「遠くからは見てるぞ。近くからはないが....」

 

結構、人だかりができてるみたいからわざわざ近くで見る必要はない。教室の窓からでも見れるし。

 

「出来れば、近くで見てて欲しいな....久しぶりに比企谷くんの顔、近くで見たいな...」

 

「........」

 

「比企谷くん?」

 

「わ、分かった.....そのうちな」

 

 

明日にでも見に行くとは言えなかった。紫之宮のさっきの一言が原因だろう。ただ、俺のヘタレなだけかもしれないが....

 

「楽しみに待ってるからね。じゃあ、おやすみなさい」

 

「ああ...」

 

 

ここで電話のやりとりは終わった。

 

 

 

 

「なら、尚更行こうじゃないか!!」

 

葉山らしくない、異常なテンション....ついに壊れたか?

 

「分かったから、落ち着け」

 

「す、すまない」

 

 

 

俺と葉山は撮影現場となっている中庭に向かった。

 

 

 

 

「カァァット!!いいよ!その調子で次のシーンも行こう!その前に休憩を入れようか」

 

 

紫之宮が堂々たる演技で監督らしき人からOKをもらっていた。

 

 

 

(順調そうだな...遠くで見るのと近くで見るのとだと結構違うもんだな。迫力が違う)

 

「!」(比企谷くん....近くで見に来てくれた...嬉しい)

 

おっと、紫之宮と目が合った。久しぶりに見るけど...やっぱり美少女だよな....俺とは住む世界が違うと改めて思わされる。

 

 

 

(ちゃんと近くで見に来たぞ)

 

(比企谷くん、ありがとう)

 

(約束だったからな...元気そうで良かった。これからも頑張れよ)

 

(うん!これからも近くで見ててね)

 

(....善処する)

 

 

「戻るぞ、葉山」

 

「もうかい?」

 

「次は移動教室だし、もう十分だ」

 

「なるほど、心で通じ合ってる感じか....青春してるな」

 

「それはお前だろ。爽やかイケメン」

 

「褒め言葉として受け取っておくことにするよ」

 

「....勝手にしろ」

 

移動教室のため、俺と葉山は中庭を後にした。

 

 

 

その間も、撮影は順調に行われたそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は進み、夏の暑い時期へと入る。

 

 

 

 

 

「あちぃ.....」

 

「本当ね。温暖化の影響かしら?」

 

「だろうな」

 

「そうだね」

 

 

今日の奉仕部も暇だった...

 

まぁ、あれを読むのにはもってこいだが...

 

 

「あら?貴方も読んでいたのね。恋染紅葉」

 

「ん?まぁ、撮影とかやってるから気になってな」

 

もう一つの理由があるのだが、その事を話す訳にはいかない。

 

「「も」ってことは雪ノ下も読んでるのか?」

 

「ええ、もう3回は読み返しているわ」

 

「そうか...」

 

「いつまで撮影やるんだろうね」

 

「しばらくはやるのではないかしら」

 

「そっか....」

 

原作通りならまだまだ学校での撮影は続くだろう。

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

「もう時間ね。鍵は返しておくから由比ヶ浜さんと比企谷くんは先に帰ってて」

 

「おう」

 

「ゆきのん、また明日ね」

 

「ええ、また明日」

 

 

 

「ヒッキーもまた明日ね」

 

「おう。気をつけて帰れよ」

 

 

 

 

由比ヶ浜とも別れて、俺は学校を出る。

 

いつもの海岸沿いを歩く。ここから吹く海風が気持ちいいからだ。

 

 

ブーブー

 

 

 

海岸沿いを歩いているとスマホが振動していた。

 

「もしもし、比企谷くん。今、大丈夫?」

 

 

「おう。どうした?」

 

「今週の週末は空いてたりするかな?」

 

「まぁ、予定はないけど.....」

 

「じゃあ....遊びに行かない?前みたいに出かけたいなぁ...って思ってたの」

 

「俺の方は構わないが、そっちは大丈夫か?スキャンダルとか」

 

「変装すれば大丈夫だよ。ナナちゃんも変装すれば大丈夫って言ってくれたから」

 

「七里も来るのか?」

 

「その予定だよ」

 

「それなら、俺の方も1人連れてきてもいいか?2+2なら怪しまれないと思うしな。信用できて、この状況を知ってる奴だから心配はしなくてもいい」

 

「うん。じゃあ、今週末よろしくね」

 

「ああ」

 

 

 

こうして、今週末は出掛けることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今週の日曜日。

 

2+2で出かける事となったため、俺は早く起きる。

 

 

行き先は横浜市で。ショッピングがメインとなるようだ。

 

 

 

「およ、お兄ちゃん。起きるの早いね」

 

「出かけるからな」

 

「雪乃さん達と?」

 

「違う」

 

「もしかして、紫之宮さんと?」

 

「まぁな」

 

「おお!それじゃあ、ちゃんとオシャレしないとね!」

 

「小町に任せてもいいか?」

 

「うん!小町にお任せ!!」

 

「悪いな」

 

「ううん!大丈夫だよ!それより、いいお土産話を聞かせてね」

 

「おう」

 

小町presentsのファッションで出かけることになった。

 

 

「じゃあ、行ってくる」

 

「行ってらっしゃい。お兄ちゃん!」

 

家を出て、恋ヶ浜駅へと向かう。俺が誘った1人と合流するためである。

 

「やあ、比企谷」

 

「早いな。葉山」

 

本当は戸塚を誘う予定だったのだが、部活の試合があるため行けないとのことだった。他に誘える奴がいなかったため、ちょうど部活がなかった爽やかイケメンくんの葉山隼人を誘った。

 

「遅刻するわけにはいかないからね。それよりもその服とメガネ、いいね。妹さんに選んでもらったのかい?」

 

「ああ。俺よりセンスあるからな」

 

「かなりセンスがいいね」

 

「自慢の妹だからな。それより行くか」

 

「そうだね。行こうか」

 

無事、葉山と合流し待ち合わせとなっている横浜駅へと向かった。

 

 

 

 

 

AM 10:00

 

 

横浜駅に着き、待ち合わせ場所に向かう。

 

「あっ!比企谷くん!こっちだよ」

 

「待ったか?」

 

「ううん。さっき来たところだよ」

 

「そうか...それと紹介する。七里は知ってると思うが、クラスメイトの葉山隼人だ。色々と事情を知ってる、信用できる人間だ」

 

「比企谷八幡のクラスメイトの葉山隼人です。初めまして、紫之宮さん。学校で恋染紅葉の撮影風景を拝見しました。今後とも頑張ってください。七里さんは一昨日ぶりだね。今日はよろしく」

 

「ご丁寧にありがとうございます。葉山くん」

 

「うん。よろしく」

 

「それより....よく出掛ける許可、おりたな」

 

「その事なんだけど....」

 

紫之宮の話によると、休みはいつなのかとマネージャーに尋ねたところ、男と一緒に出かけるのではないか?と問われ、その問いに答えれずにいると七里のフォローが入り、七里と2人で出かけると言う事で話がマネージャーとついているとの事だった....

 

「なるほどな」

 

「それなら、慎重に行動しようか。いつ誰かに見られているか分からないからね」

 

「葉山の言う通りだな。周りを意識しながら出かけないとな」

 

この辺り周辺でも恋染紅葉の宣伝ポスターがいくつも掲示されている。かなりの話題となっているようだ。そして、紫之宮の話によると隣の掲示版に貼ってあるアイドルポスター「PEACE」の春日小鳥という少女もクラスメイトの役として出演するらしい。

 

 

 

 

 

 

 

「何かと気を遣いそうだ」ボソッ

 

 

 

 

 

 

 

俺はそんなことを考えつつ、移動を開始した.....

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々、ありがとうございます。

次回は横浜市内にて2+2(比企谷、葉山+紫之宮、七里)のショッピングデートとなります。

それでは、次回もよろしくお願い致します。

ヒロインは誰がいいですか?

  • 紫之宮紗奈
  • 七里由比
  • 春日小鳥
  • 雪ノ下雪乃
  • 由比ヶ浜結衣
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