バンドリ!の世界に転生したが………   作:リュグナー

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お久しぶりです。
すみません、長らくお待たせ致しました。

色々とありまして……。

気を取り直して本編へどうぞ!


第9話:いや、わかってたけど……うん

奇跡的に『BLACK SHOUT』を弾いてみせた俺だったが、次の日には全くもってダメだった。

別に弾けなくなったわけじゃなくて昨日のような演奏はできなかった。

つまりは

 

「俺、ヘタ過ぎ……?」

 

お世辞にも上手いとは言えないような演奏技術。

と、言っても燐子さんが言うには中学生レベルらしいけど。

 

何を基準にしているのかはわからないが……。

 

 

果たして、いつ俺はギターに辿り着くことができるのだろうか。

 

まぁ、中学生になれば弾くけどな。

 

 

今日は『BLACK SHOUT』の1番ときらきら星を弾いて終わった。

 

きらきら星……。持ち曲になりつつあるな……。

 

もう少し頑張らないとな。

 

 

レッスンが終わり、早く終わったため陽はまだ沈んでいない。

 

(久しぶりに寄り道でもしようかな)

 

 

どこに行こうかな?

 

 

 

 

 

 

〈商店街〉

 

「羽沢珈琲店にでも行くか……コーヒー飲めないけど」

 

カフェオレかラテあたりで良いか。

 

 

扉を開けて店の中へと入った。

 

「いらっしゃいませー。あ、光輝君。今日は1人?」

「今日は1人です。つぐみさん」

「カフェオレで良い?」

「お願いします」

 

(………?視線を感じる気がするような)

 

いつも母さんと来ている時には感じない視線を感じる。

 

 

うん、なんか赤髪の子とか茶髪の子とか黒髪の子がこちらを見ている。

 

赤髪の子は巴さんの娘の楓。

茶髪の子はつぐみさんの娘のるり。

黒髪の子は多分美竹さんの娘だろう。

 

楓は少し男勝りで、るりは頑張り屋で、美竹さんは意地っ張り?というか素直じゃないんだと思う。

 

 

 

つぐみさんがカフェオレを持って来てくれたが……明らかに向こうの3人組の場所に運んでいる。

 

……まぁ、こんな日もあるよね。

 

どうしようか、絶対に気まずくなる。

 

 

 

 

「よう、楓。るり。美竹さん」

「お、光輝。久しぶり」

「光輝君、こんにちは」

「……こんにちは」

 

カフェオレを飲みながら4人で色々話した。

普段何をしているのか、好きなものは何か、など……。美竹さんも心を開いてきてくれたようだ。

 

彼女達はバンドを組んでる自分の母親を尊敬しているようだ。

 

まだ、自分達がしたいとは思っていないようだが……いずれライバルになるだろう。その時が楽しみだ。

 

(俺もまだまだだけどなー)

 

頂点に立つ為には母さん達の『Roselia』を超えないといけない。その為には、各パートをサポートできるようにならないと……。友希那さんだって大体の楽器は弾けるみたいだし。

 

 

帰らないといけない時間が来たのでつぐみさん達に挨拶をしてから店を出た。

 

 

 

あ。

 

 

 

そういえば俺って、子役もしないといけないんだった……。

 

 

うん、自分で蒔いた種だ。何とかするか。

 

 

 

 

 




本当は昨日の夜に投稿するはずだったんですよ。
……寝落ちしてしまいました。

次からは週一くらいで更新したいと思います。

ありがとうございました。

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