この世界がバンドリ!だと気付いて数分後、幼稚園に着いた。車の時計を見る。
【09:10】
うん!遅刻だ!……やだなぁ、目立つじゃん。
「遅くなってしまってごめんなさい、それといってらっしゃい」
「大丈夫、いってきます」
母さんの乗った車は走り出した。うん、言い訳どうしよ?……まぁ、いいか!(ヤケクソ)
そういえば、幼稚園の門って何て言うんだろう?学校は校門だから……園門?
でも、幼稚園は学校と同じ括りじゃなかったっけ?じゃあ、校門でいいのか。そんなことを考えていると先生がやってきた……、来てしまった。
「光輝君、遅かったね」
俺だって好きで遅刻した訳じゃないんだ。だから……。笑顔で言ってやった。
「遅刻しちまったぜ☆」
サムズアップ付きで
「そっかー。謝らないんだー。へー?」
あ、ヤバイ。素直に謝っておけばっ!
「じゃあ、罰として……」
思わず喉を鳴らしてしまう……
「ゴクリっ」
「口で言うんだ………」
し、仕方ないじゃないか!俺は子役じゃないんだよ!
「罰として、私とお昼寝してもらいまーす」
「な、なんだと……」
ふざけるな!俺は昼寝が大嫌いなんだ!そんなことぐらいなら俺は!!
「もし逃げたら……ね?」
「お昼寝大好きです!」
うん、無理だな、怖すぎる。顔とか目とかあと…顔とか……。ショタコンではないらしいんだが。
「それじゃ、行きましょうか」
「はい、山吹先生」
そう、俺の担任?は⦅Popin’party⦆ドラム担当の山吹紗綾だった。いつ気付いたかって?言わせんなよ、恥ずかしい………あぁ、さっきに決まってんだろ!
「光輝君はなんで遅れたの?」
「日菜叔母さんが朝から来てた」
「大体分かった、そういうことなら仕方ないかな」
「だろ!俺は悪くないよな!て、ことで昼寝は……」
「するよ?」
「……なんで」
「したいから」
「………。」
まぁ、たまにはいいか。
「いいよ、昼寝しよーよ」
「ちょっと日菜ちゃんに似てきたねー」
「えー?何それ?」
「明るくて元気ってこと」
「ならいいや」
うーん、今世の俺は日菜に似てるのだろうか?……るんってきた!……うへぇー。
よし、気分転換に遊ぶか!
「光輝君、おはよう」
「おはよう、優梨奈」
少し紫がかった銀髪の子が挨拶してきた。まぁ、幼馴染の一人の優梨奈だ。……多分⦅Roselia⦆のボーカル担当の湊友希那の娘だと思う、似てるし。
「お、光輝じゃん、やっときたんだ〜」
「遅刻しちゃったんだ、ユキ」
幼いのにどこかギャルっぽいのが、ユキ。同じく幼馴染で⦅Roselia⦆のベース担当 今井リサの娘だ(断言)。まぁ、間違ってないはずだ。
「あ……光輝君、その…おはよう……」
「光輝!おはよう!」
「ん、おはよう、響子、ミキ」
少し人見知りなのが響子、同じく幼馴染で⦅Roselia⦆のキーボード担当の白金燐子の娘で、
明るいというか、騒がしいのがミキ、同じく幼馴染で多分⦅Roselia⦆のドラム担当の宇田川あこの娘なんだろう。……全員結婚してたんだ(今更)。
「ねー、みんなで遊ばない?」
「いいね、ユキ。ナイスアイデア!」
「そうね…たまにはいいわね」
「?…いつも遊んで…るよ」
「優梨奈の照れ隠しだよ、それは」
「な、なんのこと?」
「あー!優梨奈照れてる☆」
「ホントだー、カワイイ!」
「そう…ですね」
「きゅうー……」
あ、優梨奈倒れちゃった。うん、カワイイ。
これが俺達5人のいつも通り、なんだか……。今更だけど、男俺一人なんだなぁ。……寂しくなんてないんだからねっ(ツンデレ風)………うん、ないわー。
あ、昼寝の時間だ。行かなきゃ(使命感)。
「あ、やっと来た」
「さっさと寝よー」
「光輝君、おやすみ」
「おやすー………zzz」
「いや、最後まで言ってよ……」
めちゃくちゃ昼寝した!
どうでしたか?
今日は平日なんですよね……。眠くなるまでと考えていたら、早朝になってました。もしかしら、明日は更新出来ないかもしれません。
感想、評価がいただけるといいなと思います。
ありがとうございました!