前までの話が深夜のテンションで書いていたので、はじめの方に考えていたストーリーから思いっきり離れています。すみません。
それではどうぞ。
幼稚園の時間も終わり、ようやく山吹先生から解放された俺は真っ先に公園へと向かった。母さんは昔の仲間たちに会うらしいので迎えには来ない。代わりに日菜が来るらしい。あんなの相手にしてられっか!ということなのだ。
公園に着くとブランコに座ってる女の子というか幼女がいた。
「金髪?」
金髪といえば、バンドリ!には二人いたはず……、ヤバイな記憶が曖昧になってきている……。確か、こころと有咲だったはず。……どっちなんだ?
「どうしたんだ?一人なのか」
思い切って声をかける。反応の仕方で分かるはず。
「あなたは、誰?」
「俺は三神光輝だ。君は?」
「私は……ユウ、優」
「優、か。いい名前だな」
「ん、……」
まともだ……。つまりは有咲の子供か!
「一人なのか?」
「みんな、遊んでくれないの……。ケガさせたら大変だー、とか言って離れていくの……」
「それは周りの奴らが言ってるだけだよな?」
「うん…」
「それなら、もっと自分に素直になれ。自分のやりたいことをやればいい。それで何か言われたら、ソイツも巻き込んでしまえ。逃げるな、立ち向かえ」
「……本当にそれでいいの?」
「少なくとも今よりはマシになる」
「わかったわ!やってみる!」
あれ?もしかして………こころの娘、だったのか。
ヤバイ、ヤバイ、やっちまったよ!……どうしよ?
「あなたは、紗夜の子供ね!」
「…、はい。そうですけど?」
来ちまった、母親(こころ)が……!
「優の悩みを解決してくれたのね、ありがとう」
「え?いや、そんな大したことじゃ……」
「それでも優は救われた、あなたにね。だから……ありがとう」
「………はい」
ちょままちょっと待ってちょっと、誰だよこの人?めちゃくちゃいい人じゃん!誰だよヤベー奴って言ったのは……(俺だけど)。
「あなた、お名前は?」
「光輝……三神光輝です」
「いい名前ね、紗夜みたいにいうと、るんってきた!…よね」
「それは日菜叔母さんの口癖です」
「あら?そうだったかしら?紗夜も日菜も似てるし、いいじゃない!そんなに変わらないわよ!」
前言撤回! やっぱりヤバイ奴だ!
「そろそろ家に帰らないといけないので……」
「あら?そうなの?なら、仕方ないわ!また会いましょう!」
「光輝君、また会おうね!」
「…………。」
二人がいなくなったのを確認してあの言葉を言ってみた。
「だが断る!!」
って言ったところで多分、いや確実に向こうから会いに来るよなー。なんか、泣きたくなってきた。
「とりあえず、帰るか!」
家に帰ると日菜がリビングに倒れていた。その隣にはメモ用紙がある……。ただ大きく書かれている言葉がある。それは……
【るんってこない!】
と…….…。
バカだろ?これでアイドルバンド組んでるんだから、リーダーが可哀想になってくるなぁ。
「邪魔」
「るん……」
「帰ってよ」
「るん、るん……るるるんー……」
「え?交通費がない?何言ってんだよ、お前の脚は何のためについてるんだ?」
「るる!るんっるんっるーん!」
そう言いながら泣き真似をし、家から飛び出した。
……何が、"もう!お姉ちゃんに言いつけてやる!"だ。
そんなことされたら泣くのは俺になるだろうが!
「あ、先に母さんに電話すれば良いんだ」
そして怒られたのは………俺と日菜だった。
結局、怒られたじゃん……。
続きがどうなるかは私もわかりません。
……続き、どうしよ?なんとか頑張って書きたいと思います。
ありがとうございました。