バンドリ!の世界に転生したが………   作:リュグナー

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どうも、リュグナーです。
運悪くインフルエンザになり、寝込んでいました。
久しぶりの投稿となりますが、よろしくお願いします。


第5話:決意……そこまでするとは言ってねぇよ

⦅Roselia⦆の演奏が終わり、ライブは終了した。

………どうやら今日はワンマンライブだったようだ。観客達の熱は冷めず、歓声を上げながら会場から出ていく。

 

「それじゃ、控え室に行こっか」

 

俺はまりなさんに連れられ、控え室へと向かった。

 

 

 

 

控え室に行くと、⦅Roselia⦆のメンバーがいた。

 

「お疲れ様」

「あ、まりなさん。ライブどうでした!」

 

メンバーの性格もほとんど変わってないらしい。………さすがに宇田川あこの中二病は直っているようだ。

 

「ドーン!で、バーン!って感じ?」

「も、もう、まりなさん!」

「ごめんね、あこちゃん」

 

しばらくすると友希那さんは俺に気づいたようだ……いや、遅くない?

 

「光輝、今日のライブはどうだった?」

 

どうって……決まってるじゃん、そんなこと。

 

「最高の演奏だった!」

「えぇ、当然ね」

 

友希那さんは長い髪を手でサッとかきあげてそう言った。相変わらず、自信家なのかストイックなのかわかりづらいなぁ。

 

「まぁ、あれだけ練習すればねー……」

 

少し疲れ気味のリサさんはそう言い、

 

「練習は本番のように、本番は練習のように……。つまり、普段から出来ているのだから当たり前です」

 

完璧にストイックな母さん。

 

「そ、そう…ですね……」

「りんりーん!ライブさぁ、すっごく上手くいったよね」

「うん……。そうだ、ね…あこちゃん」

「やったー!」

 

あこさんと燐子さんはまるで姉妹のように見える。母さんが少し羨ましそうな目で見ている。

 

「あこ、少し騒がしいわ」

「友希那さん、ごめんなさーい」

「浮かれる気持ちは凄く分かるわ。それじゃあ、後で打ち上げに行きましょうか。久しぶりに焼肉よ」

「さっすが友希那ー、分かってるぅ」

「お肉、お肉だ!バンザーイ!」

「私も、……その、楽しみです」

「まったく、光輝も行きましょう?」

「はーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………。」

「ん〜。お肉……最高〜」

「ここのフライドポテト、美味しいわね……。追加で頼まないと……」

「ん、美味しいわ……」

「ねぇ、あこちゃん?私のお肉取るんだー、……へぇ?」

「りんりん、その……ごめんね!」

 

 

 

 

 

「なんだ、このカオスは……」

俺が今座っている場所は……リサさんの膝の上だ……。

やっぱり子供がお酒の出る打ち上げに居るのは場違いだ。

 

 

 

 

「あ、そういえばー、光輝はバンド組んだりしないのー?」

「リサさん……俺はやるよ、バンド」

「……光輝、それは本気なの?」

「うん、⦅Roselia⦆を超えるようなバンドを組むよ」

「できるかしら?」

「俺はやるよ……絶対に超える」

「おー、⦅Roselia⦆のライバル登場だねぇ」

「光輝、一つ質問があります」

「なに?」

「どのパートをしたいのですか?」

「俺は……ギタリストになる」

 

俺は⦅Roselia⦆の中でも母さんのギターの音に一番引き込まれたんだ。

……まぁ、5歳の体でギターは弾けないけど。だからまずは用語や技術などを教えてもらう。

 

「ギターはまだ弾けないよね……」

「そうね。まだ小さいもの」

「あ、……あの」

「どうしたの、りんりん」

「キーボードなら…今でも、弾けると思います」

「燐子さん…確かにそうですが」

 

母さんは少し不服そうにしている。

 

「あ、だったらさー。この際全部、光輝に弾けるようになって貰おうよ」

「リサさん、それは無理があるとのでは」

「全部……いいじゃん。全部教えて」

「そう…でも、妥協は許さないわ。やるのなら全力でやりなさい」

「そうです、やるなら全力を尽くしなさい、光輝」

「少しずつ……頑張りましょう」

「うん、全部弾けるって凄くカッコいい!」

「だって、光輝。これは期待に応えなきゃいけないね」

「そうですね。……けど、まずはPA(音響)を学びたいんですが」

「「「「「却下」」」」」

 

否定されちゃった。

 

「まずはキーボードからね」

「がんば…ろう?光輝君」

「はい……」

 

 

こうして俺は全部弾けるようになるという、馬鹿げたことさせられることになった……。

 

明日からキーボードか……。

頑張ろ。

 

あ、そういえば機械関係が得意っていう人パスパレに一人いたよな?

今度聞いてみるか……日菜さんに。




どうでしたか?
正直、やり過ぎたかもしれません。結構行き当たりばったりで書いているので……すみません。
この作品を読んでくださっている方々、今後ともよろしくお願いします。

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