バンドリ!の世界に転生したが………   作:リュグナー

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お久しぶりです。
ガルパのイベントをやったり、バンドリ2期のアニメを観たりしてたら遅れました。すみません。

今回は結構長めだと思います。


第8話:キーボード才能開花?……指攣りそうだ

 

チョココロネ♪とふぇぇ…をマスター?した次の日。久しぶりに燐子さんにキーボードを教えてもらいに行った。

 

 

〈CIRCLE〉

 

「まりなー、スタジオ貸してー」

「あ、光輝君。良いけど……ギター?」

「違う、今はキーボード」

「今は、ってことは色々試してるとこ?」

 

(流石に全部やるとは言えないよな……)

 

「まぁ、そんなところです」

「へー、ギターはまだ試さないの?」

「分かってて言ってますよね……」

「早く大きくならないとね」

「……そうですね」

 

ギターを持てるようになるまで気長に待つしかないな。

 

「あ!……もう燐子ちゃんが来てるから早く行ってあげて」

「先に言って欲しかったよ…」

「頑張ってねー」

「はーい」

 

燐子さんが待つスタジオまで早歩きで向かった。途中すれ違った5人組が少し印象的だった。

 

(猫耳?)

 

そう、髪型が猫耳のようにセットしている女の人がいた。

どこかで見たような気がする……。思い出そうとするが何故か記憶に靄がかかったような……とにかく上手く思い出せない。前世のことだって……。

 

(前世……?)

 

駄目だ。思い出せない。無理矢理思い出そうとすると頭痛がする。考えることを止めると少し引いた。

 

もし、俺に前世が有ったとしても俺は俺なんだ。無理に思い出そうとする必要は無い。

それに……今の俺とあまり変わらないだろうから。

 

 

(母さんと同じくらいの歳に見えたけど……。なぜ猫耳なんだ?)

 

ギターを背負ってたし、ギタリストなんだろう。他の4人はバンドメンバーだと思う。

 

それよりも

 

 

「早くスタジオに行かないと…!」

 

 

 

〈スタジオ〉

 

「すみません!遅れま、し…た…」

 

中に居るのは燐子さんだけだと思っていたが、あこさんと……響子も居た。

 

「あこさん、こんにちは」

「光輝君、早く練習しよーよ」

「きらきら星しか出来ませんよ?」

「えー!あこ、またカスタネットなの?」

「毎回言ってますけど、別に一緒にやらなくても良いんですよ?」

「せっかくだし、一緒にやりたいじゃん」

「そうですか…」

「そーなんです」

 

もうそろそろステップアップすべきだな。

 

すると、今まで話しを聞くだけだった響子が急に口を開いて言った。

 

「……あんなにお母さんに教えてもらってるのに……まだ弾けないの?」

 

少しだけイラっときた。少し、少しだけだ……。

 

(やるならあの曲だな。あの曲はキーボードが映える。それに俺の好きな曲だ)

 

「良いぜ、やってやるよ」

「こ、光輝君…!」

「大丈夫だよ、あこちゃん。……光輝君、頑張って」

 

 

今までに習ったことを最大限に生かす。

 

 

「いきます。《Roselia》の『BLACK SHOUT』」

「え?」

 

燐子さんが少し驚く。まぁ、教えてもらってないしな。

 

 

イントロからキーボードの音色が旋律を奏でる。

 

繊細でなおかつ力強い、頼りになる音……。

 

弾いているうちに気分が高まってくる。

 

まだ、まだ足りない。もっと高みを目指す。

 

周りを惹きつける。俺を、俺の演奏を観ろ、聴け。

 

そして唐突に指が止まる。

 

 

いつの間にか弾き終わっていたようだ。

 

 

 

「凄い……!」

「凄いよ!光輝君!」

「……私も」

 

 

今までで一番良い演奏が出来た。多分だが、今の俺のポテンシャルでは弾けないはずだった……。

それがなぜ弾けたんだ?

 

 

考えないといけないことが増えたようだな……。

 

それは置いといて

 

 

 

 

 

 

指、攣りそうなんだが……。

 

 

 

 

 

 

(燐子視点)

 

「……『 BLACK SHOUT』」

「え?」

 

私は耳を疑った。光輝君にはまだ《Roselia》の曲は教えてないのに……。

 

でも、なぜだろう……。光輝君なら弾けるような気がするのは。

 

 

キーボードの音色が旋律を奏でる。

 

私はその音に、演奏に惹かれた。

 

(まるで……初めて聴いた友希那さんの歌声のよう)

 

技術がまだまだ拙いがその分それが浮き彫りになる。

 

あの子のことだから技術は直ぐに向上する思う。あの子を一言で言うと

 

 

【天才】

 

 

少し…羨ましいと思ってしまった。

 

 

(あの子がバンドを組む時が楽しみです)

 

 

 

〈あこ視点〉

 

凄い!凄いよ!

 

(友希那さんの歌を初めて聴いた時に似てる!)

 

友希那さんほどは張り詰めてはない……だけど、高みを目指している姿は凄く似ているの。

 

昔みたいに言うと

 

 

(下界に舞い降りし漆黒の翼……かな?)

 

 

とりあえずカッコいいと伝えたいだけど……。

 

 

(あこもそのうち負けるのかな?)

 

 

 

 

〈響子視点〉

 

何、これ…?

 

お母さんより下手なはずなのに……なぜかお母さんのキーボードよりも聴きたいと思ってしまう。

 

心が揺さぶられる。

 

(光輝君と…並んで立ちたい。競い合って勝ちたい……。私も…キーボードを……)

 

光輝君の演奏で私の心に火が付いた。

 

高みを目指すための練習を、高みへと辿り着く事を。

 

 

光輝君の演奏はまるで……

 

 

(燃え尽きて儚く散ってしまう流星のよう……だからこそ惹かれるのかも…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学校入学まであと5日

NEW!

キーボード…才能開花。『 BLACK SHOUT』が弾けるようになった。響子の心に火をつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ということで、光輝君が覚醒しました。今はキーボードのみではありますが……。
響子ちゃんが久しぶりに登場しました。
少し口調が違うかも知れませんが、心の声ということでNFOのりんりんを少し意識しました。

明後日から修学旅行に行くのでしばらく更新出来ないと思います。
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