(仮)少年と人形とロボットと…〜守りたいもの〜   作:過給

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やっと、主人公が出ます!
やっとです!
あと閲覧ありがとうございます!
今回、アンケートを実施してみようと思います。活動報告に詳細を記入しています!
そろそろ彼の副官誰にするか決めたいです。(^^;;
ではどうぞ!
1月24日一部変更いたしました。


プロローグ~再びの大地、初陣〜

(…他の部屋も確認しなければ…もしかしたら…生存者も…)

コンテナの中身を確認した少女達はすぐに行動に移る

「M16姉さんはこの上の階を、AR15は、左のドアを、SOPは右のドアを!」

「「「了解(わかった)」」」

部屋を出て各所に設けられた踊り場・その先にある部屋に向かう為に…

 

 

(…駄目…駄目…駄目だ…)

階段を下りて扉を確認する

コンテナの中を覗き込み確認次第次の部屋へ

その一連の行動を延々と繰り返す

だんだんと焦りが見えてきた。

どのくらい時間が経っただろうか?

もう残された部屋が一つしかなかった

 

(・・・・・!)

最後の部屋はこれまでとは違っていた

部屋の中から発せられる低い音が踊り場まで聞こえてくる

この部屋の中にもあるであろうコンテナはまだ生きている可能性がある!

生体反応も微弱だからはやく。

(・・・・・・ッ)

少女はやや緊張した面持ちでドアノブに手をかけゆっくりと回し

中へと誘われる

 

(・・・・・・あぁ・・・)

少女は悲しみにも喜びにも似た感情が自身を満たすのを自覚するとともに

自身の瞳から零れ落ちるソレを拭った

 

部屋の環境は他の部屋と大差は無い

部屋の中央に設置されているコンテナ

それだけが他の部屋とは明らかに違っていた

 

天井から吊るされた用途が解らない沢山のケーブルは中継地点で赤い発光色を放ち

…ピッ…ピッ…ピッ…と規則正しい音を告げる沢山のモニター

青く光る液体の中に収められているソレは

 

手足や胴体の一部が装甲に覆われていたが

間違いなく少女の知識の中にある人間の子供の形をしていた。

____________________________

「ペルシカさん!」

「うぉっ!、どうしたのM4?」

「目標物発見しました。」

「よかったわ、でさ、どんなものが見つかったの?」

「機材が少々、データおよび紙媒体の記録です…あと人間の男の子が1人…」

「機材が少々、データおよび紙媒体があるそして、男の子っと……え?」

「どうしました?」

「エッ、M4?最後なんて言ってた?…もう一度言ってみて?」

ありえないという目で、ホログラム越しに見てくる。

「だから男の子ですっ!」(๑`^´๑)

「エーーーーーーーーッ」∑(゚Д゚)

ペルシカありえない声で驚く、

「それで、その子の状態は?」

「はい、手足や胴体の一部が装甲で覆われていますが、それ以外は、特にありません。しかし、彼を格納しているコンテナが大きく、またそこからケーブルなどがあり、私達では、どうにもできません。」

M4は、どこかそわそわしている。

「わかったわ。私もそちらに行くわ、4時間後にそちらにつくように手配する。いちおうクルーガーにも聞いてみるね。あの人の知り合いならいいのに…」

「わかりました。」

通信はそこで切れた。

--しばらく--

「M4ーなんか見つかったかー?」

他の人形達が戻ってくる。

「これよ…」

他のみんなが驚く、無理もない、このような状態で保存されているからだ。

「こいつはッ…驚いた。こんなところに保存されてるとは…」

「そうね、この子はいったい…」

「研究所の子かなぁ?」

とそれぞれの意見が出てた。

そしてAR小隊全員が彼のことに興味を持っていた。

ーーside??????

……システム再起動確認

機体システム異常なし…………………

……システムスキャン…………………異常なし

……対象者の凍結解除および、意識の解除………準備………

起動準備……

「こ…………………こ…………………は………」

/4時間後/

二台の装甲車と一台のトレーラーがやってきた。

 

ーーsideクルーガー

彼の研究所をの情報を探しているとまさか人がいるとはな…

私は、そのことをペルシカに聞き急いで護衛部隊および、移動手段の確保をしていた。

「緊急だか、これだけ集まったか」

集まったのは404小隊、WA2000,G17,Kar98か…

「これより作戦の詳細を伝える」

「「「「「「はい」」」」」」

「今回の作戦は、トレーラーの護衛および、研究所のデータの収集だ、

今回は、私とペルシカが同行することになっている。目標地点までは、装甲車で行くことになる、何が質問はあるか?」

「はい」

404小隊長UMP45が不思議そうにしていた。

「なぜそんなところに多くの部隊が?一小隊で充分な気がするのですが?」

「確かに、だかな今回のデータは生命体も確認されているからだ。」

その瞬間、周りから音が消えたかのように、なった。

「え、つまりデータは、その生命体ということですか?」

「いや、普通のデータもあるが一番の目当てはそれだ。」

「わかりました。」

「よし!これより作戦準備および、作戦行動に移す」

「「「「「「了解」」」」」」

ー目的地ー

sideAR小隊

「あっ、来たみたいだよ、M4!」

見張りのSOPMODⅡが元気に言う。

「やっと来たか、行くぞ!周辺警戒怠るなよ。」

そして、私達は、G&Kが集合しているところに合流した。

side??????

…周辺に、生命体反応アリ……

対象者のバイタルチェック……

異常なし。

………敵性反応認められず………

対象者への装甲化接続異常なし。

プロテクトおよび、コンピュータウォール作動。

………………………

sideクルーガー

「ペルシカは、私とAR小隊ともに、他は周辺警戒を頼む。」

そして私は、目標の一つ、生命体の確認に行った…

sideペルシカ

私達は、AR小隊の見つけた少年の入ったコンテナの前にいる。

これほどの技術は見たことない。クルーガーも驚いていた。彼が言うには、彼の友人の子供らしい。

それにしても複雑なシステムなの…この私がここまでてこづるとは…

「どうだ、できそうか?」

「無理ね、一度この機械ごと運ぶわ。」

「わかった。運ぶぞ。」

「私達も行きましょうM4」

「わかり…ました…あの…その子は…?」

「大丈夫だと思うよ」

「よかっ…た…」

そうして私達は、必要なデータを集め装甲車、コンテナは、トレーラーにつなぎ、研究所を去っていった。

side??????

生体反応、クルーガー、確認、ロック解除

そろそろ彼が、目覚めるか…

side??????

「こ…こは…いっ…たい…アラド?」

sideクルーガー

「ヘリアン、こちらクルーガー今から帰投する。医者を用意してくれ」

「わかりました、しかしなぜ医者を?負傷しましたか?」

「いや、例の生命体だ」

「わかりました。準備しておきます。」

「助かる」

その時だった、激しい爆破音が聞こえたのは…

sideAR小隊

激しい爆破音と共に、敵性反応が出てきた。間違いない、鉄血の奴らだ。

「M4状況は?」

ペルシカからの通信

「はい敵は、Ripper6体、Prowler7体、Vspid7体、Dragoon6体、Guard6体、Jaguar6台、エッ嘘でしょ……

その後方にAegis9機およびManticore4機確認…」

「なんで、装甲兵が…こんなところに…まさかッ」

突如通信がくる、クルーガーさんからだ

「バレてたみたいだな」

「バレてた…とは…」

「ああ、入り口のところに、散乱していた鉄クズがあるからまさかとは思ったが」

「じゃあ、目的は…sh「少年だな」やっぱり…」

「状況は」

「トレーラーが損傷、行動不能です。他は…異常ありません…」

「404小隊は後方に、AR小隊は前方に、他は、側面で防衛だ。」

「「「「「了解」」」」」

そして私達は、防衛ラインを張った。

side404小隊

「数は聞いたけど厄介ね。敵が来るわ。行きましょ。」

 

「ターゲット発見、突撃。」「指示を!」「待った?」

「いいから行きますよ。」

そこから私達の銃撃戦が始まる。

 

ーー銃撃戦中いくつもの声.爆破音が聞こえたと共に、戦闘は膠着状態となっていた。ーー

「うぬぼれないで!」「諦めろ、お前たちに勝算はない!」「もっと…もっと大きな声を出せぇ!アッハハハハハハ!」「ごめんなさい、あなたにチャンスは無いわ…!」「来るな…気持ち悪い…。」「消えちまえ!」「私は完璧よ。」「私は、殺しの為だけに生まれてきたの!」「いいこと?あなたの罪は死に値しますわ。」「おびえろ!」「己の運命を受け入れなさい!」

だが、物事は、そう解決しなかった…損傷していく仲間達、

「いったい……どこが足りないの!完璧なはずなのに!」「しつこいなぁ…死んでもらうよ。」「え、どこからの流れ弾……?く、不覚……!」「随分とひどいことをしてくれますね…」「邪魔しないで!」「ひっ…くぅっ…うっ…」「ふぇぇ…結構、やるじゃん…」

「消えちまえ!」

あと少しで、敵は全て倒せる、だが装甲兵に対しての攻撃方法が少なく、前線は、持たなかった。

ペルシカもクルーガーも対鉄血装備をし応戦している…

だが崩壊は、時間の問題だった。

 

side??????

目が覚めると暗いところにいた。

まだ混乱している脳を無理やり起こしアラドに問いかける。

「アラド…ここは…今の状態は?」

「了解…現在2062年、君は、約30年間にわたり、冷凍保存されいた。君の手足や胴体の一部が装甲で覆われているがこれは私の一部が展開している。」

「そう…外の世界は…?」

「ただ今、君は、輸送されている。」

「そう、ところでこの装甲…の意味は?」

「戦闘目的だ。君の両親が万が一の時になってしまった時の保証だ」

「わかった、運んでいる人は?僕にとって関係している?」

「肯定…クルーガーだ」

「そっか…あの人か、父さんの知り合いだったから安心できる、アラドとりあえず

アラドに付いている武装は?」

「光波射撃武器(要はビーム兵器)、大剣が肩にマウントされている。

腰部にダガー、および粒子収縮サーベル(ビームサーベル)だ。背部に、ミサイルパック

胸部下にバルカンを装備している」

「了解…O「ドガーッン」なんだ…状況は。」

「敵性反応アリ、システム最適化を推奨。」

「OSは?どのように動かせばいい?」

「OSは、こちらだ、動かしは、普段の動きで大丈夫だ、また脳波リンクしている。

ブースターも背部にある。」

「アラドはすごいなぁ、けどOSは、無理だ、急いで書きい換える。

「了解、システム詳細展開」

(キャリブレーション取りつつゼロ・モーメント・ポイントおよびCPGを再設定。クソッ! なら擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結、ニューラルリンゲージ・ネットワーク再構築。次、メタ運動野パラメータ更新、フィードフォワード制御再起動、伝達関数コリオリ偏差修正。運動ルーチン接続、システムオンライン、ブートストラップ起動。)

「システム書き換え完了システムインストール…確認。全システム異常なし、

全身装甲起動」

顔からフルフェイスの装甲がつき、胴体の装甲も、とりつけられた。

「敵…は?」

「敵、6体を確認、味方の損傷アリ、危険、」

「わかった…コンテナのロック解除、機体…立たせられる?」

「可能、ベース起動、システムオンライン、」

と同時に、コンテナのロックが解除され、開くと同時にベースが稼働し、自立した

少年が見たのはまさに戦争の中だった。

激しく飛び交う銃撃戦、人の声、無機質な機械の音

「いくよ…アラドッ、僕は、 …まだ死ねないッ!」

「了解、ベースロック解除、出撃可能」

「フォン・ヴィオレント、行くよっ!」

少年は再び大地に立つ…




ここからだ。戦闘描写私は、苦手です。(涙)では次回予告!
次回予告
敵、それは自らを脅かす物
銃声を境に向き合う心に浮かぶのは、恐れか憎しみか
敵である人形の自我の感情
そして彼を待つ新たな世界。
次回
「己の剣。新たなる居場所」

ーーーーー
プロローグ次でラストになります。
よろしくお願いします。

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