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時は戦争の時代、と言っても人間同士の悲しいものではなかった。
現在人間が戦っているのは深海棲艦と呼ばれるどこから来たのか何故攻撃してくるのか等わかっている事の方が少ない敵である。
ただわかっているのは向こうに明確な敵意があること、そして圧倒的に強いことだ。そもそも物量が違うしその上こっちの兵器が効かないなんてズルいよ。
もちろん人間側だって対抗手段はあった。艦娘と呼ばれる少女が深海棲艦と互角以上の戦いをしているとか。
ただ彼女達に関する情報は秘密扱いされていて世間にはあまり情報がないこと、彼女達の頑張りで戦線が押し上げられていて日本が戦場になっていないこと、等などと色々理由はあるけどぶっちゃけ今行われている戦争に現実味が全くない。
艦娘はおろか深海棲艦すら見たことのない人がほとんどだろう。なのでいざ戦争が起こっても私達の生活には何の影響なんてなく本当にあるのかすらわからずに生きている。
「うええん~もうなんなのさ~」泣
「うんうん、飲め飲め。そして忘れるんだ。」
私は西野、横須賀市にある大手商社の支店にて平社員をしている者です。この日は同僚で同志である東田にやけ酒に付き合って貰っていた。
「ありがと‥‥ゴクゴク、ぷっは~だいたいなんなのさあの上司!私にばかり仕事押し付けて~あれあの人の仕事でしょう?」
「まぁ‥‥西野さんはあの部署の中では仕事できる方だからね。」
「こんなに仕事頑張っているのに報われない~!それにあの量押し付けておいてあの人何て言ったと思う?」
上司『コラッ!西野!まだ終わってないのか!』
「だよ!酷くない!?」
「確かにそれは酷いね。」
「別に今の職場は嫌いじゃないよ‥‥でもこんなの続いたら‥‥」
「滅入るよね。」
「うん‥‥」
「そう言う時はねぇ。気分転換すれば良いと思う。」
「気分転換?」
「そう。例えば生活環境を変えて見るとか楽しい事して思いっきり発散するとかね。」
「では立案者~次の休みの日‥‥」
「ほほほ♪勿論お付き合いしますよ。」
「わーい♪」
それから西野は楽しくなったのか更にお酒が進んでいった。
「ねぇ?そんなに飲んで大丈夫?」
「ダイジョブ~♪ダイジョブ~♪」
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結果、西野さんは出来上がってしまった。
顔は真っ赤で少しふらついていた。その手にはあまりの飲みっぷりに感心した店の大将がくれた一升瓶が‥‥
「本当に大丈夫?何なら送って行くけど‥‥」
「ホントにいいよ、だって東田さんの家って私の所の反対だし悪いよ。」
東田の申し出を断り二人は駅で別れた。
『まもなく発車します』
「よしっ!間に合った。」
帰りの電車に乗れた西野さん。今日は珍しく車内に人はまばらだった。なのでいつもは座れない席に座ることができ酔っている西野にとってはラッキーだと思われた。
ただそれが彼女の不運でもあった。
「スースーZz」
ついつい寝てしまった彼女、降りるはずの駅を越えてしまった。
「はぅ。降りないと。」
そして、目が覚めた西野は何も考えず電車から降りた。目的の駅から3つ先の駅である。
「あれれ?うちの近所、こんなに海が近かったっけ~」
しかし酔っぱらいの彼女は気付かなかった。
そのまま海岸を歩く彼女
「う~ん、なんか音が聞こえる。爆発音?誰か花火でもやっているのかな?」
遠くから聞こえる大きな音、しかしそれはしばらくすると鳴りやんだ。
「うんん‥‥何だったんだろう~あっ!」
うっかり酒瓶を滑らせた。
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市内のマンション 西野さんの部屋
「う、うーん‥‥」
朝の7:00
西野は目をこすりながら起き上がる。
「頭痛い‥‥飲みすぎかな‥‥」
社会人たるもの酒は飲んでも飲まれるな、以後気を付けないと‥‥
「でないといつか誰かに連れ込まれたり‥‥うん?」
私の布団、私と別に膨らみが‥‥
「う、うそ‥‥」
私は恐る恐る布団をめくろうとする。すると‥‥
もぞもぞ
「ひぃ!」
膨らみは勝手に動き出し正体を現した。
「ンーナニ?‥‥もう朝なの?」
出てきたのは黒髪の美少女
長い髪に真っ白な肌はどこか浮き世離れした美しさがあった。ただそれらは顔の半分を覆う黒いマスクのせいで目立たないが‥‥
「アッ‥‥おはようございます」ぺこり
い、一体!何がどうなってるの!!?