Aqoursな日々   作:A×K

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スクスタの曜ちゃんが出ません…!
これはシャイニークオーツで交換かなぁ…←


花丸ルート② ~昼休み~

──────昼休み。

 

ここ最近、昼休みは決まって図書室に行くことにしている。

理由は2つある。

 

ひとつは…本を読む回数が増えたということ。

そしてもうひとつは…。

 

「おっす、花丸いるか?」

「あっ、悠さん♪」

 

眼鏡をかけた花丸がこちらを見て笑いかけた。

「今日はどんな本読もうかなぁ」

「それならこれがおすすめずら♪」

 

昼休みは花丸と一緒に読書をすると俺は決めた。

もちろん、時々話したり、手を握ったり…恋人になってからスキンシップも増えた。

 

ルビィは恥ずかしそうに見たり

善子はやれやれと頭を抱えたりと…なんだかんだ言いながらも祝福されていた。

 

「…あっ、悠さん♪」

椅子に座り本を読もうとする俺を花丸が止めた。

 

「ん、どうした?」

「今日はこっちの畳で本を読もうずら♪」

花丸が指さしたのは、2畳程の畳が置かれたスペースだった。

 

「そういやこんなスペースあったな」

「本を読む時は畳ずら♪

これぞ日本の和の心ずらっ♪」

本を抱えながら上機嫌に花丸が座る。

 

「…ふむ、今日オススメしてくれた本はこれまた難しそうな…」

ペラっとめくる…そして、1ページ前に戻ったりと俺の読むスピードがいつもより遅かった。

 

「まるが好きな文豪の本ずらっ」

「こんな難しい本を読んでたとは…関心するなぁ」

「読んでみると面白いずら♪」

 

背中を合わせた花丸が後ろからそう呟いた。

時計の針の音と本をめくる音だけが図書室に響く。

それが俺とっては心地よく…花丸にとっては幸せな一時になっていた。

 

「…なんだか、夢みたいずら」

「…ん?」

「…正直、悠さんへの想いは…みんなの方が伝わってて…まるはあんまり、見てもらえてなかったんじゃないかって…」

「そんなことないよ…みんな一人一人見ていたよ

でも、俺の中で花丸が1番だった…ってこと」

 

「お、おら……じゃない、まるはそんな大層なこと…」

「んー、そうかな?

俺は花丸の一生懸命なとこ…好きだけど」

「ま、真っ直ぐ言われると照れるずら…///」

 

「んー…事実なんだけど…」

「じゃあ…証拠…欲しいずら…///」

「…誰か来るかもしれないよ?」

「…鍵は閉めてある…ずら……あの時みたいに…///」

 

「…やっぱり…あの時…」

「ご、ごめんなさい…でも…悠さんと二人きりになりたくて…///」

「怒ってなんかないさ…ただ、少し驚いてる、かな

…花丸がこんなに積極的になるなんて…ね」

「…ゆ、悠さんの前だけ…ずら…///」

 

 

「…好きだよ…花丸」

「…悠さん…///」

 

 

 

 

 

 

 

誰もいない図書室…そこで俺と花丸は唇を交わした。

縋るように服を掴んだ花丸の手をそっと…重ね合わせて。




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