物語は3年生が卒業する少し前に遡ります。
鞠莉ルート① ~後任~
それは、卒業式1か月前のことだった。
「…え、次期生徒会長?」
「そうですわ、長年…浦の星女学院では生徒会長を推薦して次期生徒会長として選ぶようになっていますわ」
「…つまり、ダイヤが次の生徒会長を選ぶって…こと?」
「さしずめそういうことになりますわ
…そして、その候補に…悠さん、貴方を推薦します」
「…えっ、俺ですか!?」
「オフコース♪
Aqoursのみんなも賛成するし…ほかの生徒達もOKを出すと思うわ~♪
悠ってば、意外と評判いいのよ~♪」
「知らなかった……じゃあ、理事長は!?」
「それはまだ未定…undecidedって所かしらね?」
「そ、そうなんだ……わかりました!推薦してもらったらからにはしっかり生徒会長を務めます!」
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(……と言うのが卒業式の1か月前のこと…)
そして、今俺は全校生徒の前に立っている。
朝礼も慣れ始めたが…やはり、首元がきゅっと締まるような感じだ。
「………以上、風紀委員からのお知らせでした。
それでは、本日の朝礼はこれで………」
「Don't stop~~!!!」
突然体育館に響く声。
しかも聞き慣れた声だった。
登壇したのは………鞠莉、だった。
「えっ…鞠莉ちゃん!?」
「卒業したんじゃ…!?」
「でも…ここにいるってことは…?」
そして、俺の横に立ち、話し始めようとしていた。
「…コホン、久しぶりね~♪
元在校生アーンド新理事長の小原鞠莉よ~♪」
「…えっ、鞠莉…理事長続けるの!?」
「正式に決まったわ♪
みんな、これからもよろしくね~♪」
状況が呑み込めない生徒達だったが数名…また数名と拍手が起こり始めた。
それに手を振り答える鞠莉。
「…あと~…もうひとつ、ハッピーなニュースがあるわ~♪」
話の続きがあるようで、鳴っていた拍手が止んだ。
「…悠…♪」
「…えっ、えっ…?」
手を握ってきた鞠莉。
そして、とびきりの笑顔を俺にしてくれた。
…最も、された俺はなんのことはさっぱりだったが。
「…小原鞠莉………''ママ''になりまーす!♪」
「………………………」
千歌「…………………」
曜「…………………………」
梨子「…………………………」
花丸「…………………」
ルビィ「………………………」
善子「……………………は?」
「「「「ええええぇえぇぇええええ~!?(ぴぎゃあああああああ!?)」」」」
「は!?…ど、どういうこと!?」
「もー♪どういうこともなにも……妊娠2ヶ月目よ♪」
「…は?…えっ…は!?」
「る、ルビィちゃん!ルビィちゃん!」
「ぁ…あぁ……うゅ……///」
「…完っ全に、ショートしたわね…」
「…あー…やっぱり悠くんは種無しでは無かったのね…
うぅ、千歌も期待してたんだけど…」
(期待、してたんだ……千歌ちゃん)
(というか、鞠莉ちゃんも何も全校生徒の前で言わなくても…)
「と言うわけで~…♪
小原鞠莉と冴木悠は…晴れて恋人…どころか~!?
夫婦になる予定でーす!♪
生徒会長&理事長共々よろしくね~♪」
………俺は、この時…誰かが言った…
【お前がパパになるんだよ!!】のセリフは一生忘れないと思う。
次回は衝撃のカミングアウト後のお話です。
(分量少なくて申し訳ねぇ…)
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