Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

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曜ちゃん可愛い!!(挨拶)

というわけで曜ちゃんのルート2話目でございます。
文量増し増し!


曜ルート ② ~食い違い~

朝起きたら、曜が既に居なかった。

曜のお母さんに聞いたら……学校に言ったという。

 

つまり…あそこってことか。

身支度を済まして急ぎ足で浦の星学院に向かう。

……なんだか嫌な予感がする。

 

 

そして、学校向かう道中…前から走ってくる…ポニーテールの女の子に出会った。

「あっ、果南!…朝練?」

「あっ、悠♪

うんっ、毎朝の日課だよ♪」

 

そっか…確かにいつも走っていたな。

「んー?…悠…何か…悩んでる?」

「…あっ…分かった?」

 

そういや梨子からよく顔に出てるって言われていたな…。

仕方ないよな…曜の事、心配だし…。

 

「……………………実は……」

「……あっ、曜?…そう言えば…さっき、すれ違ったよ?」

 

「えっ、そうなの?」

「こっちが声を掛けても反応してくれなくて…何か上の空 …って感じだったなぁ…」

「……っ……そう、なんだ…」

 

やっぱり…アイツなんかあったんじゃねぇか…。

「…ふふっ、悠の顔…本気で曜の事心配してるみたいだね♪」

「当たり前だろ…っ」

「本気なら本人にしっかり伝えなきゃ!」

 

そう言うと果南は俺の背中を思い切り叩いた。

「いっつ…!!…な、なんの事だよ?!」

「…あっ、もしかして…気付いてない~?

…まぁ、それが悠らしさだからねぇ…まぁ、早く逢いに行きなよ♪じゃあねっ♪」

 

そう言うと果南は走り去ってしまった。

「…しっかり伝える…?…何をだ?」

 

理由が分からない…けど…俺の歩くスピードは…少しだけ早くなっていた。

 

 

────────────────────

 

【曜 視点】

 

「……………………はぁ…」

 

背泳ぎの格好でじっと天井を見上げる。

私以外、プールには誰もいない。

 

「………悠くん…好きな人誰なんだろ……あはは、やっぱり千歌ちゃんかなぁ…それとも…果南ちゃん……なの、か……な…」

 

目頭がまた熱くなる。

泣かないって…自分に言い聞かせて…いたのに。

 

「……悠…くん…っ……」

もう…一番近くで…声は…聞けないのかな…ぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……やっぱり居た」

「……………っ…………悠くん…っ…!!」

 

息を切らしながら…悠くんがプールの入口に立っていた。

 

「…ったく…心配したんだぞ…朝から家に居ないし…

どこか出かけるなら一言くらい声を────」

「……こ、来ないで…っ…!」

 

「…………えっ…?」

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

「……こ、来ないで…っ…!」

「…………えっ……?」

 

曜から思いがけない言葉が出た。

…来るな?……どういうことだ?

 

「…嫌だね、そんな言葉…

納得出来るわけないだろ…っ…!」

財布や携帯…上着を投げ捨ててプールに飛び込み…。

曜の元に歩み寄る。

 

 

「…な、なんで…来るの…っ…!」

「うっさい!そもそもなんでそんな遠ざけようとすんの!」

 

「だ、だって…!!」

「だっても勝手もない!」

 

慌てて逃げようとする曜だったが…すぐに捕まった。

手を掴むと…曜が顔を背けた。

 

「…曜………お前……泣いてるのか?」

「…っ…う…っ…泣い、てなんか…ない…よ…ぅ…っ!」

 

言葉とは裏腹に…曜の口から嗚咽が聞こえる。

…明らかに…様子がおかしい。

 

「…曜、お前…何があったんだよ…っ!」

「……っ……!」

 

目線をこちらに向けると…曜の目は真っ赤に腫れていた。

「だって…だって…悠くんに……フラれちゃ…った…んだもん…っ…!」

 

俺の胸に擦り付き…わんわんと泣き続ける曜。

…俺が…曜の事を…振った?

いつ?どこで?どんな風に?

 

俺の中でハテナしか浮かばなかった。

…いや、その前に…曜の事を落ち着かせなきゃ。

 

「…曜…落ち着け」

頭をポンポンすると…曜は首を横に振った。

「嫌っ…優しく…しないでよ…っ…!

悠くんの事…諦めきれなく…なっちゃう…っ…!」

 

 

「…ん、お願いだ…落ち着いて…」

ぎゅっ…と抱きしめると…曜の泣く声が…だんだん小さくなっていく。

 

「…悠…くん…?」

「…その……これは、そのままの意味での…謝罪、だから

…ごめん、俺の言葉足らずだった」

 

「…えっ…………?」

「…あ、いや…確認…だけどさ…

それって…昨日の夜…の事…だよね?」

 

その質問に曜は小さく頷く。

「…その時言った……ごめんって…言葉…

あれは…''曜が俺に対して思ってくれてる気持ちに…返事がまだ返せなくてごめん''って事だったんだ…」

 

「えっ……!?…う、嘘…っ…!」

「嘘じゃないよ……と言うか、まだ決まってなかったのは事実だし…」

「…じゃ、じゃあ……私の…早とちり…っ!?」

「………ま、まぁ…お互いの食い違い…って事…かな?」

 

「…ぁ……わ、私…てっきり…っ!」

「…ん、じゃあ…今度はしっかり、ちゃんと伝えるから…聞いてよ?」

 

「……悠くん……?」

「俺は………曜の事が好きだ

疑問系じゃなくて…確信に変わった。

俺はいつまでも…曜を一番近くで見ていたい。

…俺の前では…1人の…渡辺曜っていう女の子で居てくれ」

 

「……は…ぁ………っ……!!」

信じられないような顔で俺を見つめる曜。

しかし、俺の口は曜の言葉を聞く前に喋り続ける。

 

「お前の事が…好きで好きでしょうがない

初めて会った時から…一緒に居てくれて

喧嘩もしたし、手を取り合った事もあった…

勘違いする所だって……俺は曜らしくて…好きだよ」

 

「そ、そんな……私なんかで…っ…!」

「なんか、じゃないよ…俺は曜がいいんだ」

「…ゆぅ…くん…っ…!」

 

「…もう寂しい思いや…不安な気持ちになんか…させないよ

だから…ずっと…俺のそばに居てくれ

お前のことは…俺が守ってやる」

「……うんっ……うんっ…!!!」

 

嬉しさを爆発させるように抱きしめる力を強くする曜。

涙を流しながら…俺と曜は唇を交わした。

ゆらゆらと揺れる…水面で2人。

全てを奪い取るように…熱く熱く…唇を交わす。

 

2人を止めるものは…もう何も無い。

いや、止めようとしても…無駄かもしれない。

それくらい…お互いがお互いの事を欲してたまらなかったのだ。

 

「…ごめん…悠くん…服が濡れちゃった……」

「あ、あぁ…あの時は…必死だったからな…」

「…そんな…必死になってくれる…悠くん…大好き…っ…///」

「…それは…返事って解釈で…いいのかな?」

「もぅ…私の答えは…ずっと前から…決まってるよ…///

悠くんの事が…だああああああぁぁぁい好きっ!///」

 

「…俺もっ!」

2人の笑い声がプール中に響き渡る。

…しかし、HappyENDの展開もつかの間…曜がねっとりと指を絡ませてくる。

 

「…悠くん…///」

「…んっ、ここじゃまずいな……曜の家…戻ろうか…?」

「で、でも…服は…っ」

「確かジャージがあったはず…取りに行こうか?」

「うんっ…!///」

 

 

プールを出て…教室に向かうと確かにジャージが置いてあった。

曜からタオルを貸してもらい体を拭いて…学校を出る頃には日も暮れ始めていた。

 

 

 

──────────────────

 

曜の部屋に戻ってくるや否や…俺は曜をベットに押し倒した。

 

「ひっ……!//////」

「…ごめん、我慢できない」

 

「うぅ………いい、よ…?///」

曜の体に自分の口が当たりそうなくらい接近した…。

 

 

 

 

次の瞬間!

 

 

 

 

prrrrrrrrrrrrr!!

 

 

 

 

「ひっ!///」

「んぐっ!?」

 

曜の携帯が鳴った。

2人で顔を見合わせる。

 

「…で、出る?」

「………そ、そうだな…」

 

画面には 千歌ちゃんという文字が。

 

「…あ、も、もしもし?」

【あっ、曜ちゃん?

果南ちゃんから曜ちゃんの様子が変って聞いて連絡したんだけど…】

「(あっ…あの時完全に上の空だった…)…だ、大丈夫だよ!…その…色々~…あったけど…もう平気!」

 

【ほほーう…つまり悠くんと結ばれたってことかなぁ~?♪】

「へっ!?///……あ、あー…そのぉ…///」

【悠くん…居るんでしょ~?♪】

 

「…あ、お、お電話です…///」

しまった~…みたいな顔をして曜が携帯を渡してきた。

 

「……千歌…あんまり曜をからかうなよ」

【もー!それはこっちのセリフだよぉー!

曜ちゃんの事、悲しませたら許さないからね!!

【ワンっワンっ!!】

 

「…曜、どうやら全部お見通しのようだぜ?」

「…め、面目ない……うぅ…///」

 

【あっ、もしかしてお邪魔しちゃった?

ご、ごめんね~っ!話はそれだけだから!あとはごゆっくり…!?

わ、私梨子ちゃんの所行ってくるから~!】

 

そう言うと……電話は切れた。

 

 

「………あはは…なんか…タイミング逃しちゃったね…?///」

「…だな………とりあえず…風呂でも一緒に入るか?」

「えっ…あっ……は、はいっ…!///」

 

 

 

 

 

ぎこちない動きでお風呂場に向かった曜。

一緒に湯船に入っていたが……その時も喋り方はどこかロボットのようで…。

さっきの事を思い出しては…恥ずかしかってブクブクと何度も水面を揺らしていた。

 




曜ちゃん
可愛い可愛い
曜ちゃんだ(字余り)

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