Aqoursな日々   作:A×K

14 / 145
「マールーインパクトーーー!!」
「ぴぎゃああああああ!!」
「作者……堕天♪」

寒いですね←


第14話

そしてライブ当日を迎えた。

 

俺は今部室の前に居る。

…中では6人が着替えている。

俺は門番係である。

…悪く言ってしまうと省かれた。

いや、まぁ男だし当たり前だけど。

 

「あとライブまで1時間…かぁ」

俺達は部室で待たされている。

理事長の意向により、次の授業はライブ鑑賞会になった。

…参加しない人は、自習。

 

つまり、満員になるにはほぼ全生徒鑑賞会に来て

なおかつ他の人も来ないと不可能という訳だ。

 

(……ここまで来て後ろ向きになるのはやめよう)

 

「悠くん、お待たせー!」

中から千歌が出てきた。

ライブ用の衣装に身を包み、俺の名前を呼ぶ。

 

「うん、似合っているよ千歌

もちろん、他のみんなもね」

 

青をメインとした服と、白を基調とした服の2種類。

ずっとライブ衣装を見てなかったから余計に印象的に見えた。

 

「サイズピッタリずら~♪」

「ふっ…堕天使の闇のパワーが高まるわ」

「へへーん、ルビィちゃんと協力して作ったからね♪」

 

「そうなの?ルビィちゃん」

「は、はいっ!…結構手先器用なんで…」

「そっか、よく頑張ったね」

「えへへ…ありがとうございます…っ」

 

「…いよいよ、ライブ…だね」

千歌の声が少し震えてた。

 

「大丈夫、楽しいライブにしよう。

俺たちの…始まり、だからな」

 

「そうだね、千歌ちゃんも曜ちゃんも花丸ちゃんもルビィちゃんも善子ちゃんもみんながいてこその、このスクールアイドル部だもんね」

「…よしっ、みんな手を出して」

 

「?」

「…こう?」

6人の手が重なる。

「…みんな大丈夫、みんななら出来るよ

…ステージでめいっぱい輝いてこい!」

 

「…へへっ」

「悠くん…いい事言うね!」

「リトルデーモン…さすがね♪」

「いいアドバイスずら!」

「が、がんばルビィ!」

「よし…みんな行くよ!」

 

「「「おーっ!」」」

 

 

────────────────────

 

 

ステージに立つ6人。

この幕の先には…観客が。

(いる…はず)

 

袖でステージ上を見つめる。

千歌を始め、みんながひとつ、深呼吸した。

 

【では、ただいまより、スクールアイドル部のライブを開催します】

 

 

 

 

 

次の瞬間、幕が開いた…………瞬間だった。

 

ぱちぱちぱちぱち…!

そこには、満員になった観客の姿があった。

浦の星の生徒。そして大人の人もいた。

他の学校の制服も見えた。

 

理事長と生徒会長の姿も確認できた。

 

「すごい…ホントに、満員に…!」

梨子が思わず口に出した。

「…千歌ちゃん」

曜の問いに千歌が頷いた。

 

「私たち…浦の星スクールアイドル部です!

スクールアイドルに憧れて…輝きたい…そんな思いで部活を始めました!

私たちの初めてのライブ…聞いてください!」

 

 

曲が流れ始めた。

滞りなくダンスと歌が講堂に響く。

………しかし、ここで俺は気がついた。

 

(……果南さん…見に来てる…!)

理事長も生徒会長も驚いた顔をしていた。

来ることを予想してなかったのだろうか。

 

 

 

────────────────────

 

【果南視点】

 

「…やっほ、2人とも」

「か、果南!?」

「果南さん…!?」

 

ステージに目を向ける。

千歌…楽しそうに踊ってる…。

 

「…ちょっとね、しつこくライブを見に来てくれって言う男の子が居て…ね

見に来たって言うか…なんていうか…」

「…そっか、果南もやっぱり気になっていたんだね」

「…うん、やっぱり…スクールアイドルは…ね」

 

「…ルビィ」

「…そっか、ダイヤも何かあったの?」

「…ええ、妹のルビィが…」

 

────────────────────

 

【ダイヤ視点】

 

それは、突然のことだった。

夜、ルビィが部屋を尋ねてきた。

 

 

【お姉ちゃん…私、スクールアイドル部に入りたい!】

真っ直ぐこちらを見て、そう言ったルビィ。

…もちろん、ダメという理由もない…無いのだが、心がモヤモヤして落ち着かない。

 

「…貴方のしたい事を、すればいいわ」

そう、一言だけ言った。

 

 

 

 

だから、見に来た…ライブを。

もし、ダメだったら…その時はスクールアイドルを辞めさせようと。

───────でも、違った。

 

多分、このモヤモヤは…。

 

 

──────────────────────

 

【主人公視点】

 

 

たった数分だったが…ライブが終わった。

鳴り止まない拍手に応える6人。

 

いつの間にか、果南さんと理事長、生徒会長の姿がなかった。

 

そして、部室に戻った俺たちに理事長室に来るように放送が流れた。

 

 

────────────────────

 

 

理事長と生徒会長の前に並ぶ俺を含めた7人。

 

「…OK、部として認めましょう

Congratulation~!♪」

上機嫌に手を叩く理事長。

思わずその姿に面を食らう。

 

「「「…へ?」」」

 

「ああ、もう鞠莉さんったら…

約束通り、ライブを満員で成功させましたので、部として認めます。

…私も、あなた達のことを見くびってましたわ。ごめんなさい」

 

深々と謝罪する生徒会長にみんながすかさずフォローに入る。

 

「せ、生徒会長は謝んなくて大丈夫ですよ!!」

「私たちライブがやれてすごく楽しかったですし!」

「部として認められて良かったです!」

 

「あ、そうそう…もう1つ…サプライズ~♪」

パンパンと手を叩き場を静かにさせる理事長。

 

「スクールアイドル部に…新入部者がいマース♪

かもーん♪」

その掛け声に重厚な扉が開く。

その先にいたのは………………。

 

 

「…やっほ」

「「「か、果南さん(ちゃん)?!」」」

「と、私とダイヤの、3人ネー♪」

「…コホン、3人で話し合った結果、入ることに致しましたわ。」

 

「……でも、どうして?」

「ルビィ…なんでか分かる…かも」

ルビィちゃんが恐る恐る口を開いた。

 

「お姉ちゃん…昔スクールアイドル…やってた?」

「えっ!?」

その質問に生徒会長は静かに首を縦に振った。

 

「正しく言えば、私と果南とダイヤの3人で、ね」

「…でも、色々あって…解散しちゃったんだ」

「…じゃあ、絶対にスクールアイドルをやらないって言ってたのは…」

「そう、その事が…どうしても忘れられなくて…でも」

果南さんが千歌の方を見る。

 

「大切な人が…あんなに楽しそうに歌って踊ってる姿見て…やっぱり、もう一度やりたいなって…」

「果南ちゃん…」

「千歌…スクールアイドル部に…はいってもいいかな?」

 

「…もちろん!」

強く抱きしめ合う千歌と果南さん。

 

 

 

…こうして、スクールアイドル部は9人となった。




駄文だあぁぁぁ。
でもめげずに更新頑張ります←

コメント・お気に入り登録よろしくお願いします

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。