Aqoursな日々バージョンスピンオフ作品です
Aqoursな日々 in the MIRROR ①
「はー、いい天気だな〜」
とある休日の昼下がり。
砂浜でくつろぐ1人の少年がいた。
「こんな日は平和で穏やかな一日に…」
なんて考えてる時だった。
突然、悠の周りに突風が吹き荒れた。
「つむじ風…って、なんか俺を纏うように吹き続けてる…っ!?」
台風の中心にいるかのような感覚に思わず目を瞑る悠。
「前が、見えない…っ…!!」
身動きが取れないまま、目を瞑り続けること…数分。
「……あれ?」
目を開けると…そこは。
「…ここ…どこだ…?」
見渡す限り…木々が生い茂る森の中に居た。
突然、周りには誰も居ずに…静けさだけが悠を支配していた。
「えっ…えっ、えっ…?俺、確か…沼津の…砂浜に居たよな!?」
普段慌てる事の無い悠も、流石に焦ってオロオロとしていた。
???「何ですか、そんな大きな声を出して」
「だ、誰っ!?」
顔を上げると、そこにはふよふよと浮かぶ…何かが。
???「何ですか、おかしな物を見るような目をして」
人差し指ほどの大きさの…見知った顔が浮いていた。
「……せ、聖良?」
???「失礼な、私の名前はセイラーンです」
(そんなセイレーンみたいに言われても…)
セイラーン「さて、選ばれし者となった貴方には────」
「まったまったー!」
いきなりの話に流石にストップをかける悠。
「え、選ばれし者って何っ!?」
セイラーン「貴方は、使命を仰せつかったのです
そして、私はそのサポートをする妖精です」
「し、使命…っ!!?!?」
セイラーン「はい、それは…ここ、''ヌマヅ''で多くの人を助け迫り来る脅威に立ち向かって欲しいのです」
「…沼津…ヌマヅ…?」
いきなりの話に、難しい顔をしながら腕を組む悠。
「…い、嫌だ」
セイラーン「何故ですか!」
「そんないきなり過ぎて何が何だか…元居た場所に帰してくれよ」
セイラーン「使命を果たしたら、帰しましょう」
「鬼!!悪魔!!北海道!!デカメロン!!!」
セイラーン「う、うぐっ…何故でしょう…心にグサグサと刺さります…」
???「姉さま、こいつ生意気」
呆れた顔で物陰から出てきた…もう1人の…妖精?
セイラーン「まぁ、こんなものでしょう、許容範囲内です」
「り、理亜…!!」
???「理亜?…誰それ、私の名前はリ・リアーだから」
「リ・リアー…って…」
セイラーン「私たち姉妹でサポートします」
「なんか…アレだな、死に戻りしそうな世界線だ─────」
セイラーン「それ以上言ったら、死に戻り出来ない鬼がかりをさせますよ」
「つまり死ねと」
セイラーン「さてっ!のんびりお話してる暇はありません!
街に出ますよ!」
「いや、だから俺は…」
リ・リアー「どうせ元の世界には戻れない、諦めて」
「…………」
悩み抜いた挙句…悠は…。
「だああああっ、分かったよ!!その使命…?とやらを速攻で終わらせてやるわ!」
セイラーン「はいっ、期待してます!」
やれやれと、頭を掻きながら森を抜ける悠と妖精姉妹だった…。
評価・感想・お気に入り登録・読了報告
よろしくお願いします。