Aqoursな日々   作:A×K

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緋炉さん、お気に入り登録ありがとうございます。

今回は学校へ初登校!
ここでも賑やかな事態に巻き込まれる…?


第2話

「ねぇ~~~ほんとーにそこで合ってるの~?」

 

朝、千歌がジトーっとした目で俺を見てきた。

「嘘なんか言わないって」

因みに今は朝食を頂いてる。

 

「いや、だって…………ぶつぶつぶつ」

何やら独り言を呟いている。

俺が登校する学校を言ったらずっとこの調子だ。

 

「あ、いけない!そろそろ遅刻するよ!」

のんびりしすぎたのか時刻は8時前になろうとしてた。

 

「マジか、急ごう」

「はーいっ、いってきまーす!」

バタバタ身支度を済ませながら学校へ向かった。

 

 

 

───────────────────────

 

 

旅館十千万から学校へはバスで行く。

(因みに昨日歩いていったが、駅から十千万へもバスで行けると千歌から聞かされた…)

 

「あ、おはよう千歌ちゃん」

「おはヨーソロー!」

バスを待っていると声を掛けてきた女の子が2人。

千歌ちゃんの友達?だろうか。

 

「あ、おはようっ。曜ちゃん、梨子ちゃん」

しかし2人の視線は直ぐに俺の方を向き。

 

「「…………彼氏?」」

細い目をしながらじーっと見られた…。

 

「あは、あははは……」

これには千歌ちゃんも苦笑いを浮かべた。

「えーっと…東京から来た冴木 悠って言います。

今は十千万で住まわせてもらってる状態で」

 

「あ、千歌ちゃんが言ってた人ってこの人だったんだね」

「そうそう!」

「…?」

俺の知らないところで俺の話をされていたようだ。

 

「私も前は東京に居たのよ」

「あ、桜内さんもですか?」

「うん、何かと話が合うと思うしよろしくね」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

 

そしてバスの中。

今は乗ってる人は俺を含めた4人しかいない。

 

「はい質問!」

渡辺さんが勢いよく手を上げる。

「どうしたの?」

「冴木くんはどこに向かっているのでありますか?」

「どこって……学校だけど」

「学校…で、ありますか?」

渡辺さんは敬礼をしながら学校名を!と質問してきた。

 

「えっと、浦の星学院ってとこ?」

「「え?」」

2人が同時に首を傾げる。

シンクロだったら高得点貰えるくらいタイミングバッチリだった。

 

「…なんかおかしなこと言った?」

「えっと…冴木くん、落ち着いて聞いてね」

桜内さんがゆっくり事情を説明しようとする。

しかし、その善意は見事に打ち破られる。

 

 

 

 

 

 

 

【次は、浦の星女学院~浦の星女学院】

 

 

───────────────────────

 

 

 

─────バスは坂を上り次のバス停へ向かった。

その姿を見届けながら口を開いた。

 

 

「女学院ってどーーゆーーことーーーーー!?!?」

 

「「「あ、あははは……」」」

3人が苦笑いを浮かべる。

「え、俺間違えてるって可能性は…」

「ないと思うよ、内浦にある高校はここくらいだし」

「それに、浦の星って名前のつく学校もここだけだし」

「ついでに女学院だし」

梨子→千歌→曜からのジェットストリームアタックを喰らう。

 

「はぁ…なんかすごい見られてるし」

無理もない。

本来''居るはずのない男子''が通学しているこの状況では。

 

「ってことは俺は学校着いたらどこに向かえば…」

その質問にうーん、と悩む3人。

しかし、答えは意外な場所にあった。

 

 

「…ねぇ、校門に仁王立ちしてる人がいるんだけど」

「あれは…」

「鞠莉ちゃん?」

いかにも帰国子女っぽい女の子が腕を組み待っていた。

 

「ふっふっふ、登校初日に女の子3人束ねて学校に来るとはユニークでシャイニーですネー!」

 

思わず渡辺さんに耳打ち。

「いつもあんな感じなの?」

「う、うん…いつも」

 

鞠莉さんは3人は教室にと言うとそのまま教室へ向かった。

 

「おっと、悠は私と一緒にカモン、カモン?」

しかし、俺は鞠莉さんに手招きをされ別室に案内された。

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

連れてこられたのが理事長室。

鞠莉さんはそこに座っている。

 

「あの、鞠莉さん…」

「ohっ、マリーでいいわよ?」

「………まっ、鞠莉さん」

「いけずね~」

ぶーぶーと頬をふくらませながら椅子にもたれ掛かる。

 

「あの…ここって女学院ですよね?」

「そうよ?」

「なんで俺がいるんですか?」

「教えて欲しい?」

「は、はい…」

 

 

「んーーー……''なんとなく''よ♪」

「り、理由になってないですよ…しかもどうやって俺の事を…」

「悠のママからよ」

「…え?」

 

「本当なら、沼津にある高校に行く予定だったのをこちらにしてもらったの……俗に言うヘッドハンティングってやつかしら?」

「いや、だって女学院ですよ、ここ!」

「そこは理事長特権♪」

……まさかこの人、自分が理事長とか言ったりしないよな。

 

 

 

 

 

 

「That's right♪」

当 た っ て ま し た


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