Aqoursな日々   作:A×K

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15日からの限定SR(AQUARIUM衣装)の
曜ちゃんめちゃくちゃ欲しい…!!


第21話

「ふむ……………」

 

屋上に集まり、練習の前に完成した歌詞を渡す。

ペラペラとノートの上から下まで見るダイヤさん。

しかし、みんなの話は途中途中しか耳にしか入らない。

 

「……ん………ぁっ……」

カクッ、カクッと寝落ちする回数も増えてきた。

正直、寝不足で授業もままならない。

何度梨子に起こされたことか。

 

「悠?スリーピーね?」

「…あ、鞠莉さん…大丈夫っす…大…丈…」

「ノンノン、寝不足は体に毒よ?

…少し寝なさい?」

 

そう言い、鞠莉さんは自分の膝をポンポン叩く。

女の子座りしているとはいえ、男の頭を置くのは…如何なものかと…とは思ったが、寝不足には勝てない。

 

「…ごめんなさい…」

「ノープロブレム♪大丈夫よ」

 

余程眠かったのか、それとも鞠莉さんの膝枕が心地よかったのか…直ぐに眠りについた。

 

 

────────────────────

 

 

 

「…やはり、悠さんに頼んで正解でしたわ

これならいいライブ………あら?」

 

「しーっ……お疲れのようよ?」

「鞠莉さん…っ

なんてことをしてるのですか…!」

 

さすがに寝ているからだろうか、ダイヤも小さな声で話す。

「…悠、疲れちゃったのかな?」

「昨日から寝てないって言ってたし…かなり作詞作り頑張ったんだね」

「本当は授業中も起こしたくなかったけど…やっぱり眠かったんだね…」

 

「鞠莉ちゃん、ずるーいっ

私だって悠くんに膝枕されたいのに~!」

 

(あれ…されたい方なんだ)

と心の中で突っ込む曜であった。

 

「リトルデーモン…無理しすぎよ

体に毒ってあれほど言ったのに…」

「善子ちゃん、いつの間にそんなこと言ってたずら?」

「た、たまたまよ!」

 

 

「ですが…悠さんを寝かせたまま練習は…」

「そうね…可哀想だけど、起こしましょうか」

 

ユサユサと悠を揺する鞠莉。

「……ん、鞠莉さん……?」

 

────────────────────

 

 

体を揺らされる感覚に目を覚ますと鞠莉さんが手を振った。

「グッドモーニング♪

可愛らしい寝顔だったわよ♪」

 

「…あ…鞠莉さん、すいません…」

急いで頭を離す。

 

「あら、もっとやってても良かったのに~」

「あはは…また今度に…」

 

「悠さん、大丈夫ですか?」

「あ、はい…大丈夫です」

「分かりました、では練習を始めますので、見ていてください」

 

一応、俺は練習や活動の監督役になっている。

と言うのも、千歌や曜、梨子に花丸などが推薦でそのような役職になった。

 

(ううーん…鞠莉さんの膝枕…気持ちよかったな…)

9人で歌詞に合わせて振り付けを言い合っていたが、俺の頭の中は膝枕のことでいっぱいだった。

 

正直、膝枕なんて初めての経験だった。

眠気と戦いつつも、アドバイスをしたり振り付けのサポートをしてるとあっという間に夕方になっていた。

 

 

────────────────────

 

「ううーん………眠い…」

「ちょ、悠くん…足元おぼつかないけど…」

曜が心配そうに見つめる。

 

「あはは…徹夜作業はしない方がいいね…」

「私も衣装作りが徹夜になることも…まぁ、多少はあるからなぁ…」

 

「曜~…助けてくれ~…」

助けるもなにも、することはないだろ…と思いつつそんな冗談を言うと…。

「じゃあ…私の家、くる?

少し休んでいきなよ…ちなみに、悠くん。

もう十千万のバス停過ぎてるよ…」

「あぁ……?」

 

後ろを見ると、思いも虚しく目的地が離れていく。

「まじかぁ…曜のとこ行ってもいいのか…?」

「うん、お父さんいるけど大丈夫だよ」

「じゃあ、お言葉に甘えるわ…」

 

 

 

こうして、バスに乗ったまま、曜の家へと向かうのであった。




ちょっと短めだったかな…。
次回は曜の家にお泊まりです!何か一悶着ある(?)かもです!

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