Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

26 / 145
「よしよし……更新したかったけど色々と大変だったんだね?」
「うわーん!曜ちゃーん!」
「ぶっぶーですわー!!
あーた、曜さん推しだからってなに甘やかした文書にしてるんですか!?」
「お、お姉ちゃん…怖い…」
「すいませんでしたぁあああ!!」


第26話

「…朝起きたら……」

布団は既にもぬけの殻だった。

そして台所が騒がしい。恐らく朝ごはんでも作っているのだろうか?

 

寝不足な目を覚まし、台所に向かう。

「あっ、悠くんおはよ!」

「おはヨーソロー!…って、なんだか眠そうだね?」

「あはは…寝付けなくて…」

 

本当は2人との距離が近すぎて悶々してたわ!なんて言えるわけもなく。

 

「あははっ、悠くんって遠足の前の日に寝れないタイプでしょ~?」

慣れた手つきで料理をしながら話しかける曜。

……なんか、こんな姿も新鮮でいいかも。

 

「もう少しで朝ごはん出来るからね?」

「ありがとうな、千歌」

 

そう言うと曜の所に行く千歌。

 

「………やっぱり…悠くん、気付いてるよねぇ…?」

「…そりゃ、朝あんだけ密着して起きてたから…ねぇ?」

「その割には~…昨日の夜~とか言わないよねぇ…」

「…まぁ、悠くんも言うのが恥ずかしいとかじゃない?

……あとは、ドキドキしすぎて自分の中にしまっておきたい、とか?」

「あー、なるほど~…」

 

 

 

 

2人がこしょこしょ話で盛り上がっている。

そして俺を見ながら笑っている……なんで?

 

 

────────────────────

 

朝ごはんが済み、着替えて十千万の前で2人が来るのを待つ。

しっかり着替えを持ってきている曜。

…まぁ、泊まる気満々だったからなぁ。

 

「…しっかし今日も暑いなぁ…」

8月も少し過ぎた頃、夏でもさすがにジリジリとした暑さが体を襲う。

 

「多分、薄着なんだろーなー…2人とも」

と、待っていると突如鳴る電話。

携帯の画面を見ると、松浦果南の文字。

 

「もしもし、果南さん?」

「あっ、朝早くからごめんね?大丈夫だった?」

「大丈夫ですよ、どうかしました?」

「…うん、ちょっと声が聞きたくなって…」

 

電話ができたのが嬉しかったのか、しおらしい声になる果南さん。

 

「あはは、変な果南さんっ。

別にいつでも電話してくれて良いですよ」

「…そっか♪今度また泳ぐの教えてあげるからね」

「はい、ありがとうございますっ」

 

「……あっ、それと、ね……」

 

「…な、なんですか?」

突然の声のトーンが下がったのに少し焦る。

「…さん、付けなくて…いいからね?」

「………え?」

「ううん、それだけ。じゃね♪」

そう言い残すと通話が切れた。

 

…さんを付けなくていい?

…つまり…果南って…呼んでってこと、かな?

 

「…まぁ、本人に確認してみるか」

 

「悠くんー!お待たせー!」

「着替えで少し時間かかっちゃった…ごめんねっ」

「ううん、大丈………おぅ…っ…」

 

2人の方を見てみると…案の定薄着だった。

と言うか曜さん、こんな目の前でそのショートパンツは反則かと…。

ってか…千歌もスカート短くね?気の所為?

 

「もー…悠くん、なんか一言!」

「うぇえ?…あ、に、似合ってるよ…2人とも、めっちゃ可愛い」

「えへへ~可愛いだって、曜ちゃん~♪」

「2人で選んで決めてよかったね~♪」

 

2人でハイタッチを交わす。

やっぱり、女の子は可愛いって言われると嬉しい気持ちになるのだろうか…不思議なものだなぁ…。

 

「さっ、いざ行こうか!」

「ヨーソロー!」

ガシッと腕を組まれた…しかも、両腕。

 

 

「…あれ…デジャブ?」

なんか前にもこんなことがあったような~…考えすぎかな…?

 

 

────────────────────

 

 

結局、バスと定期船に乗る間もずっと腕を組んでいた2人。

…たぶん、これは一日ずっとこの状態だろう…。

 

すれ違う人達の視線とか結構痛かったけど…。

ダイヤさんが居たら雷どころかデス・メテオ落ちそうだな。

さらば俺のライフポイント1000。

 

「…それで、どこに行くの?」

「もうすぐ着くよ♪」

「これから行くのはね~」

 

曜が指さす先にあるのはとある施設。

 

 

「「伊豆・三津シーパラダイス!!」」

「…シーパラダイスってことは…水族館とか?」

 

「そうだよっ、1度は連れて来させようって曜ちゃんと話してたの!」

「悠くんは水族館とかは、好き?」

 

「うん、結構好きだよ」

まぁ、梨子と深海水族館には行ったけど……っと、他の女の子とあれこれ行ったって話をここでするのは無粋か。

 

「じゃあ、最初はナマコのふれあいコーナーだね!」

「…ナマ、コ……?」

「いきなりのワードにぽかんとしてるよ、千歌ちゃん」

「えー、ナマコ…だめ?」

 

逆にダメじゃないのか、千歌は。

そう思ったが聞かないことにしておいた。

 

「まぁ、最初なんだしやっぱりイルカとかアザラシとか色々メジャーな所でいいんじゃないかな?」

「ちぇー…分かったよ~…」

 

そうこうしてるうちに、伊豆・三津シーパラダイスに着いた。

 

「おー…大きい…」

「さぁ、中に入ろー!」

「ヨーソロー!」

 

テンション高めに入口に向かう千歌と曜。

あれか、テン上げ☆ってやつか?

 

そして入口に入るや否や

「あー!このカモメのぬいぐるみ可愛いー!」

「見てみてー!エビのぬいぐるみもあるよー!」

 

入口を入ってすぐの所にあるクレーンゲームに目を奪われる2人。

 

「「欲しい~…」」

──────────欲しいんだ。

特に千歌、エビって…マジのエビの形してる奴やん…。

 

「やるのは見たあとからにしない?

…取れても荷物になっちゃうし」

 

「取れるの!?」

「むしろ抱えて見て回りたい!」

 

目を輝かせながらこちらを見てくる2人。

……これもデジャブ?

 

「わ、分かった分かった…ちょっと両替してくるから」

1000円を両替機に突っ込み、100円玉10枚にぎりしめる。

 

やるのは久々だが、苦手ではない。

 

「よしっ……やるか」

「悠くん、ファイトー!」

 

肝心の1発目、掴めたものの直ぐに落ちる。

2発目、同じく落ちる。

 

「やっぱり、難しいのかな~…?」

「…いや、多分…分かったかも」

「…悠くん、目が本気だよ…」

 

掴むタイミングを少し早めて………ここだ!

カモメを掴んだまま進むアーム。

…そして。

 

「ゲットしたー!」

「すごーい!」

3回目にしてカモメを無事ゲット。

嬉しそうに抱きしめる曜。

 

「悠くん~!エビも~!」

「任せろっ」

 

しかし、ここから調子が崩れたのか6連続失敗。

「…やっぱり、難しいのかなぁ…」

「大丈夫だ、絶対取ってやる」

 

と言うもののコインはラスト1枚。

慎重に慎重にアームを動かしていく。

先程のミスも頭に入れつつ、ボタンを押す。

 

「掴んだ…っ!」

そのまま…そのまま…!

そんな願いが通じたのか、下の取り口に落ちるエビ。

 

「わーい!エビちゃんだー!」

「よかったね千歌ちゃん!」

「ふぅ…緊張した」

 

「ありがとうね、悠くん!」

「どういたしまして、取れてよかったよ」

「あ、そうそう!見てて思ったことがあったの!見ててね!」

エビの尾で顔を隠す千歌。

 

「じゃーん、エビ星人っ」

「「……………………」」

 

 

 

エビ星人 不採用

 

 

 

 

その後もエビとカモメを抱きしめたまま水族館を巡った。

…組んでた腕が離され、ぬいぐるみの方に行って少しヤキモチを焼いたのは…自分だけの内緒にしておいた。




曜ちゃんの私服は【たのもー!】渡辺曜
千歌ちゃんの私服は【オレンジマーメイド】高海千歌

をイメージしてください!

コメント・評価・お気に入り登録よろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。