Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

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りょ~すけさん評価ありがとうございます!
色が付くまであと1つ…!


第33話

そしてやって来たラブライブ予選結果の発表日。

 

部室に集まる俺と9人。

「…それで、発表の仕方は?」

「見たところによるとインターネットで掲載されてるみたいだね」

「コホン…誰が見ますか?」

 

ダイヤさんの提案にシーンとする部室。

 

「ま、まるは機械系苦手だから遠慮しておくずら…」

「…ルビィも…」

 

「…こういう時は悠なんじゃな~い?」

「いや、実際ライブしたのは皆なわけだし…俺が観るのも…なぁ?」

 

「…どうする、千歌ちゃん?」

「むむむ…やっぱりみんなやりたがらないか…」

腕組をしながら難しい顔を浮かべる千歌。

誰かやりたがる人を待っていたようだ。

 

 

「私、見るよ♪」

その掛け声とともに携帯を操作し始める曜。

操作を開始したのを見るや否や、拝むように手を合わせるメンバー。

 

「いやいや…みんな精一杯やったんだから…結果は自ずと……」

「お…?…おおお?…おおおおおっ!」

 

驚きと共に目を大きく見開く曜。

 

「…曜?」

「……あった」

 

ポカンと開いた口が塞がらないのか、ただ1言答えだけをみんなに伝える曜。

 

「…あったの?」

「…あったよ…!

Aqoursの名前!」

 

携帯の画面を見ると、そこには確かに予選通過したAqoursの名前があった。

 

「……ははっ…あはは…こんな時どんな顔していいかわかんないや…」

綾〇レイ並の名セリフと共にヘナヘナと椅子に座り込む。

 

「…やったああああ!」

「凄い、凄いよ、千歌ちゃん!」

 

「oh....my....God!!!」

「…へへっ、やったね鞠莉♪」

 

「よ、ヨハネの力があれば…こ、こんなものよ!」

「善子ちゃん、手が震えてるずら」

「お、お姉ちゃん…予選通過だって…!」

 

「………ええ、ですが…まだ''一次''ですわ」

 

「「「………え?」」」

 

ダイヤからの思いもよらぬカミングアウトに一気に波が収まる部室。

画面をよーくスクロールすると…確かにそこには一次予選と書いてあった。

 

「コホン…一次予選を突破したら二次予選…そこから地区大会を通ってから本戦で優勝を争いますわ」

「つまり…まだ全然先ってこと!?」

 

「正確に言えば…スタートしたばかり、ですわ」

「とほほ…」

 

途方もないくらいの道のりに思わず肩を落とす。

 

「いいじゃん!スタートしたばかりって!

Aqoursとして道が始まったんだよ!」

 

いつもの明るさで元気に励ます千歌。

 

「…そっか、そうだよな。

次も予選通過しないとな!」

 

「そうだよっ!次に進む道が出来たって事だよ!」

「…確かに、千歌の言う通りだね。次も頑張ろうかっ」

 

「それで、二次予選はいつになるの?」

「…えーっと…1ヶ月弱先だね」

 

「次のアイデアは出来てるの、ダイヤ?」

「その事なんですが…次も悠さんにお願いしようかと」

 

「えっ…また俺…ですか?」

「もちろん無理強いはしませんわ…悠さんがよろしければ、ですわ」

「私達も協力するよ!」

 

「…分かりました、次もやります!」

 

 

 

 

この時、二次予選に向けて頑張ろうとAqours一丸となっていたが…思いもよらぬ出来事になるのは…この時、まだ知らなかった。

 

 

──────────────────

 

「まずは…予選通過おめでとう」

「俺は何もしてないよ、果南やみんなが頑張ってくれたからだよ」

 

その日の帰り道。

横で歩く果南から祝福の言葉を貰った。

 

「……でも、まさか予選通過するなんて、ね…」

「昔3人でやってた時は予選に出なかったのか?」

 

「…出たよ、でも一次敗退」

「…そっか」

「んもうっ、そんな昔の話今はいいのっ

今この時が楽しいんだから♪」

 

「へへっ、なんか果南らしいな」

「まぁ、それもこれも悠がAqoursに誘ってくれたのが始まりなんだけどね…

まさか悠の事好きになるなんてなぁ…」

 

「…最初はそうでもなかったの?」

「うん、まぁはっきり言えばね。

ファーストインスピレーション的にいえば…変な子って感じかな?」

 

「あはは…変な子、ね…」

「でも、好意を持ったってことは悠の優しさに惚れちゃったのかな…♪」

 

顔を赤くし、1歩先を歩く果南。

 

「…ほらっ、ハグしよ?」

「変な子って言ったら…果南も同じかもよ?」

「あっ…そういうこと言うと、ハグしないよ~?」

 

「あはは、ごめんごめん…でもドキドキさせられてあの時は大変だったんだよ?」

「ふふっ、年上を甘く見ないでね~?♪」

 

 

 

 

─────数秒ハグした後、唇に柔らかい感触がした。

 

「…………えっ……?」

「………///」

 

恥ずかしそうに俯く果南。

文字通り…初めてのキス、それも唇。

 

「今の…ファースト…」

「えっ…あっ…は、初めてだったんだ…てっきり千歌や曜ちゃんとしてるのかと…///」

 

「…あ…えっと…初めてです…」

「…わ、私も…///」

「そ、そっか…ありがと…?」

「ど、どういたしまして…?///」

 

 

どこかぎこちないまま隣で歩き始めた果南。

この時、2つわかった事があった。

 

 

1つは…女の子の唇が柔らかいって事。

2つ目は…果南が甘えるのが増えたって事。




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