Aqoursな日々   作:A×K

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第4話

「そんで、ここが1年のクラス?」

 

「そうだよ!それで心当たりがある人がね…」

千歌が口を開こうとしたその時。

 

ガラーっ。

勢いよくドアが空いた。

 

「我、堕天使の美少女なり!」

「……な、なんだ?」

突然美少女名乗る1年生が現れた。

 

「…何者?」

「堕天使ヨハネよ…リトルデーモン」

─────リトルデーモン?俺が?

反応に困り、千歌に視線を送る。

 

(こ、ここは合わせた方が良いよ…?)

…仕方ない、ここはひとつ芝居を打つか。

 

「その名を知ってるとは…貴殿、かなりの堕天使と見受ける」

「ふふ……この下界にいてもこの存在に気がつくなんて…流石ね、リトルデーモン」

(意外と悠くん…乗り気?)

 

「善子ちゃん、誰と話してるずら?」

「うにゅ?」

廊下で堕天使なるものと話していると2人の1年生が顔を覗かせていた。

 

「あ、花丸ちゃん!ルビィちゃん!」

「あっ、千歌先輩こんにちはずら」

「お、男の人……」

 

心当たりのある人物だろうか、千歌が話していた。

「どうしたの、リトルデーモン」

「…んいや、なんでもない」

 

「今日は3人に話があるの!」

……ん?3人?

チラッと堕天使を見る。

しかし謎のポーズをしたまま微動だにしない。

「3人とも…スクールアイドルしてみない!?」

 

「スクールアイドル…ずら?」

「ぴ、ぴぎぃ……」

「……………………」

 

ダッ!

ダッシュ一閃、堕天使が逃げた。

よほど嫌なのかかなりのスピードで逃げていった。

 

「悠くん!追いかけて!」

「やれやれ………」

しかし堕天使ダッシュも虚しく追いつかれてしまう。

 

「待たれよ」

「は、はやっ…!」

「ヨハヨハ系堕天使を捕まえにいくのか?」

「ヨハヨハ系ってなによ!」

 

 

 

 

────────────────────

 

 

「というわけで捕まえてきた」

「ううー…」

観念した様子で捕まったヨハネ。

 

「あ、おかえり。

花丸ちゃんとルビィちゃんはスクールアイドル部に入ってくれることを決意してくれたよ!」

 

「え、ホントに?」

「は、はい…よろしくお願いしますずら」

「よ、よよよよ、よろしくお願いしま…しゅ」

(しま………しゅ)

 

「ルビィちゃんは男性恐怖症なんだって…だから察してあげて?」

と、千歌から耳打ちされた。

「よろしくね、二人とも…さてと、あとは」

「わ、私はスクールアイドルなんて下界の遊びやらないわよ!」

「したくない理由とかあるの?」

 

「だって、そんな事したら……!」

「そんな事したら?」

「堕天使ヨハネのリトルデーモンで下界が溢れてしまうわ…!」

 

(千歌、こいつは押せば行ける)

(ホント?悠くん)

 

「堕天使ヨハネ、是非とも下界でも堕天使ヨハネの名を轟かせましょう」

忠義の様なポーズをし、堕天使ヨハネの答えを待つ。

 

「なっ、なっ──────────」

顔を赤くし口をパクパクしてる。

すると、何とか平然を装いつつ

「あ、当たり前じゃない!そうね、下界でもヨハネのパワーを思い知らせましょう」

 

(ちょろい)

(さすが悠くん!)

 

 

 

とにもかくにもスクールアイドル部の部員が7人になりました。




善子はチョロいくらいが可愛い。

次回は生徒会長、降臨

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