ハクアхорошоさん、MNKNSさん、メルヘム@さん
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「そんで、ここが1年のクラス?」
「そうだよ!それで心当たりがある人がね…」
千歌が口を開こうとしたその時。
ガラーっ。
勢いよくドアが空いた。
「我、堕天使の美少女なり!」
「……な、なんだ?」
突然美少女名乗る1年生が現れた。
「…何者?」
「堕天使ヨハネよ…リトルデーモン」
─────リトルデーモン?俺が?
反応に困り、千歌に視線を送る。
(こ、ここは合わせた方が良いよ…?)
…仕方ない、ここはひとつ芝居を打つか。
「その名を知ってるとは…貴殿、かなりの堕天使と見受ける」
「ふふ……この下界にいてもこの存在に気がつくなんて…流石ね、リトルデーモン」
(意外と悠くん…乗り気?)
「善子ちゃん、誰と話してるずら?」
「うにゅ?」
廊下で堕天使なるものと話していると2人の1年生が顔を覗かせていた。
「あ、花丸ちゃん!ルビィちゃん!」
「あっ、千歌先輩こんにちはずら」
「お、男の人……」
心当たりのある人物だろうか、千歌が話していた。
「どうしたの、リトルデーモン」
「…んいや、なんでもない」
「今日は3人に話があるの!」
……ん?3人?
チラッと堕天使を見る。
しかし謎のポーズをしたまま微動だにしない。
「3人とも…スクールアイドルしてみない!?」
「スクールアイドル…ずら?」
「ぴ、ぴぎぃ……」
「……………………」
ダッ!
ダッシュ一閃、堕天使が逃げた。
よほど嫌なのかかなりのスピードで逃げていった。
「悠くん!追いかけて!」
「やれやれ………」
しかし堕天使ダッシュも虚しく追いつかれてしまう。
「待たれよ」
「は、はやっ…!」
「ヨハヨハ系堕天使を捕まえにいくのか?」
「ヨハヨハ系ってなによ!」
────────────────────
「というわけで捕まえてきた」
「ううー…」
観念した様子で捕まったヨハネ。
「あ、おかえり。
花丸ちゃんとルビィちゃんはスクールアイドル部に入ってくれることを決意してくれたよ!」
「え、ホントに?」
「は、はい…よろしくお願いしますずら」
「よ、よよよよ、よろしくお願いしま…しゅ」
(しま………しゅ)
「ルビィちゃんは男性恐怖症なんだって…だから察してあげて?」
と、千歌から耳打ちされた。
「よろしくね、二人とも…さてと、あとは」
「わ、私はスクールアイドルなんて下界の遊びやらないわよ!」
「したくない理由とかあるの?」
「だって、そんな事したら……!」
「そんな事したら?」
「堕天使ヨハネのリトルデーモンで下界が溢れてしまうわ…!」
(千歌、こいつは押せば行ける)
(ホント?悠くん)
「堕天使ヨハネ、是非とも下界でも堕天使ヨハネの名を轟かせましょう」
忠義の様なポーズをし、堕天使ヨハネの答えを待つ。
「なっ、なっ──────────」
顔を赤くし口をパクパクしてる。
すると、何とか平然を装いつつ
「あ、当たり前じゃない!そうね、下界でもヨハネのパワーを思い知らせましょう」
(ちょろい)
(さすが悠くん!)
とにもかくにもスクールアイドル部の部員が7人になりました。
善子はチョロいくらいが可愛い。
次回は生徒会長、降臨