「………………(カリカリ…」
「…ねぇ、ルビィちゃん?さっきから善子ちゃんはノートとにらめっこしてるずら?」
「さぁ…分かんない…でもっ、きっと授業の復習なんじゃないかな?ほら、善子ちゃん頭いいし♪」
「気になるずら…見てくるずら!」
「あっ、花丸ちゃん…っ」
「よーしーこーちゃんっ」
「………(カリカリ」
「善子ちゃ~ん!」
「うわわわっ!…って、ずら丸、驚かさないでくれるっ!?」
「ごめんずら~
…さっきからノートに何書いてるずら?」
「…こ、これはなんでもないわ!
ただの勉強ノートよ!」
「そうなんだ~…やっぱり善子ちゃんは偉いずら~」
「あ、当たり前でしょ!あと、ヨハネ!」
「…えーっと…''彼は私の体を優しく触り…''…ぴぎっ!///」
ノートの中を見たルビィが赤面した。
「あっ、ちょ!リトルデーモンルビィ何やってのよ!」
「…ご、ごめんなさい…き、気になって…///」
口を魚のようにぱくぱくしながら話す。
花丸はジト目で善子を見る。
「なーにが勉強ノートずら…本当は何ずらか?」
「…べ、別に…アイツとの…妄想とかじゃないから!!」
隠すように机に突っ伏す善子。
はぁ…とため息をひとつし、花丸が善子に目線を合わせる。
「なんで、本人に素直に言わないずら?」
「ぎゃ、逆よ逆!なんでずら丸はそんなに簡単に言えたり行動にしたり出来るのよ!
…こ、こういうのもは順序ってものが…!」
「…?
……好きな人には…全部あげれるものじゃないかずら?」
不思議そうに善子を見る花丸。
「る、ルビィには…その勇気はまだ無い…かな…///
お姉ちゃんと一緒なら…出来る…かも…っ///」
「ほ、ほら…リトルデーモンルビィもこう言ってるわ
ずら丸が積極的過ぎるだけだわ!」
「え~…そうかなぁ…
まぁ、2人も悠さんと一緒になったら分かるずら」
「…うう、なんか腑に落ちない…」
(そういう善子ちゃんは悠さんに対して素直じゃないずら)
「何か言ったかしら?」
「なんでもないずら~♪
授業始まるし席に戻るずら♪」
────────────────────
「…ふぅ……」
今の授業は体育。
クラスのみんなが見る中1人50メートルを駆け抜ける。
「やっぱり早いね~悠くん」
「体力勝負だと勝てるけど…瞬発力はやっぱり負けるなぁ」
「…っていうか、悠くん腰が痛いって言ってた割には全然走れてるね」
「あはは…若いから…かな?」
「梨子、タイムは?」
「えっと…6秒12だよ」
「そっか…あんまし短くなってないな…」
「それでも凄いよ、やっぱり男の子なんだなぁ…」
そう言いつつ梨子がタオルを差し出す。
「ありがとね、梨子」
汗を拭い、ふと校舎を見ると3階の教室の窓が開いてることに気がついた。
頬ずえをついて授業聞いてる、あの人は…
「あ、果南だ」
────────────────────
(…あっ、悠だ…ふふっ、体育の授業頑張ってるみたいだね♪)
視線に気づき、手を振る。
(ふふっ、手を振り返してくれた…♪
やっぱりかっこいいなぁ悠は…///)
一生懸命授業に打ち込む悠にすっかり見蕩れていた。
(…あんな2人きりの時はガツガツ行くのに…
不意に見えるかっこよさにドキッとしちゃうんだよね…///)
「………どう思います?」
「……oh…Loveね…♪」
聞こえないように耳打ちするダイヤと鞠莉だった。
────────────────────
「…あっつー…」
1人職員が使う更衣室で着替えを始める。
当たり前のことだが女子とは別だ。
そしてこの時間は教師が使うことも、まずない。
「そういや順番決めって明日じゃん…ホントに大丈夫なのかな…」
1番目を引けばと言うが仮に20組いたとしたら5%
…なんだそれ、どっかのガチャか?
パタン
「…ん?」
「…えへへ…♪
悠くん見っけ♪」
あろう事か千歌が更衣室に入ってきた。
「な、何やってんの…千歌…!?」
「えへへ…悠くんの事見てたら…ドキドキ、しちゃって…///」
上半身裸なのもお構い無しに抱きつく千歌。
「……ダメ…かな…?///」
「で、でも次の授業が…」
「少しだけ……ね…?///」
結局押し負けた俺。
更衣室出る頃には授業の予鈴が鳴っていたとさ…。
だれが千歌ちゃんのイチャイチャ回が1回と言った…?!←
次は本編でございます!
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