Aqoursな日々   作:A×K

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「ちょっと遅くないずら~?」
「…すいません」
「まぁまぁ…作者さんも、頑張ってるからね?」
「果南ちゃんまじ天使…!」

みかん@ベルさん評価ありがとうございます!


第43話

いよいよ順番決めの日がやってきた。

 

意気揚々と会場入りする千歌に続く。

結局、どうするか決まってないまま当日を迎えた。

 

会場入りして千歌が一言。

 

「誰が引こうか?」

「あー…決めてなかったね…」

「ここは、やっぱり千歌ちゃんが引く?」

曜ちゃんの答えに千歌の顔が渋る。

 

「ううーん…やっぱり悠くんがいいんじゃないかなぁ…」

「…ですが、悠さんに任せっきりでは…」

ダイヤの顔が曇る。

 

「…ここに居るのは女の子ばっかだし…俺が引くのも…なぁ?」

「うーん…」

「…………………」

 

着々と順番決めが始まる中、決まらないままでいた。

 

「…ここは…公平にジャンケンに致しましょう」

ダイヤがそう提案した。

 

「…それで、大丈夫?千歌」

「…うん」

 

「…では…行きますわ…ジャン、ケン…!!」

 

 

────────────────────

 

残ったのはダイヤと善子だった。

 

「善子ちゃん…ここで勝って順番引くってなったら不幸体質が…」

花丸が肩を叩き小さく呟いた。

 

「う、うっさい!毎回毎回そんな不幸に見舞われないわよ!」

「まる達が幸せなのは善子ちゃんのおかげずら…」

「縁起でもないこと言うなぁ!」

 

「…善子さん、確かに運が良くてここまで勝ち上がってきましたが…私はジャンケン…強いですよ?」

「なっ……!!」

 

順番決めの代表者を決めるはずがジャンケンの真剣勝負になっていた。

しかもダイヤからの先制攻撃に見舞われた。

 

「よ、ヨハネだって…ここで闇のパワーを…!!」

「あと…補足ですが…私は今日の占い…1位でしたよ」

「なっ……!?」

 

「ダイヤさん、占いとか見るんだね…」

梨子が思わずそう呟いた。

善子は大ダメージをくらったのか戦う前から戦意喪失のようだ。

 

「…ふ、ふんっ!占いなんてまやかしよ!

い、いくわよ……!!!!」

 

見える…2人のあいだに…激しく身に纏うオーラが…!

 

「いきますわ…ジャーンケーン……!!!」

「「ポン……!!!!」」

 

 

2人が出した…ジャンケンは…。

善子がパーで……ダイヤがグー。

 

「…か、勝った……!」

勝った本人も驚きを隠せないようだ。

 

「…さ、さすがですわ…この占い1位の私を倒すなんて…!

…善子さん!胸を張って順番を引いてきてください!」

 

 

────────────────────

 

壇上に上がる善子。

完全にヨハネスイッチがONになっていた。

 

「…ふ、ふふっ…カマエル、ミカエル…ガブリエル…!

深遠なる闇のパワーを身に纏う堕天使ヨハネ…ここに…堕天!!」

「………………………」

 

司会の人も思わず息を呑む。

俺は完全に知らない人の振りをしていた。

ほかのメンバーは思わず苦笑い。

 

 

「……ここよ!!」

目を一気に見開いた善子が勢いよくボタンを押す。

ちなみに1番はまだ出てない。

 

 

7……15…30…2……

シャッフルされる数字に思わず見守る。

 

1…………

「「「おお……っ!!!」」」

 

 

【24】

「ジャス、ティス……!」

「「…ずこー…」」

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

「1番…引けなかったね…」

「…うう…面目ない!」

「善子ちゃんが悪いわけじゃないよ…」

 

「それで、ホントにどうするの…千歌?」

「……………………」

 

「…やっぱり俺が学校説明会に出るよ

予選には9人で出てくれ」

「でも…!」

「頼む、千歌」

 

 

「………分かった」

少し俯きながら答えた千歌。

 

 

このとき、まだ知らなかった…その学校説明会で

最大のピンチが訪れようとしてることに…。




少し短めですいません!
許してください!次回はもう少し長くしますから!

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次回:学校説明会の原稿を作るのに悩んでる悠にあの2人が励まします。

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