もう作者の誠心誠意、超絶怒涛の不朽の名作にするくらいのクオリティで頑張っちゃいますよー!!!
俺とAqoursのメンバーは駅にいた。
今日は梨子が東京に行く日だ。
みんなで見送りに来た。
「…悠くん…っ」
「ん、梨子なら大丈夫だ…
帰ってきたら…胸いっぱい抱きしめてやるから、自信もって行ってこい!
…たくさん、話も聞いてやるから、な」
「…うんっ!!」
「…あと、これ」
「…?
これって…リストバンド…?」
渡したのはピンクのリストバンド
「お守り…って、わけじゃないけど…持っててくれる…かな?」
「悠くん…ありがとうっ、付けて演奏会に望むね…!」
俺の挨拶も程々に千歌が梨子と挨拶をする。
「梨子ちゃん…次のライブは絶対に9人で出ようね!」
「千歌ちゃん…うんっ、約束だよ!」
「頑張ってね!」
「ありがとう…いってきます!」
決意を固めたような顔でホームへと向かった梨子。
全員でその姿が見えなくなるまで見送った。
「…さっ、俺らは戻ろうか?」
「そうだね、千歌ちゃん?」
「……………………………」
「…千歌ちゃん?」
「おーい、千歌?行くぞ?」
「…えっ…あ、うん!行こっ!」
少し考え事をしていたのか間を置いて返事をした千歌。
その様子を見た曜はすこし暗い顔をした。
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学校に戻った俺たち。
ここからは8人でライブの練習に望む。
「…さて、梨子さんのポジションはどうしましょうか?」
練習前にダイヤが問いただした。
「やっぱり、ここは曜ちゃんじゃないかな?幼馴染なんだし」
「そうずら、千歌ちゃんとの呼吸もばっちり合うはずずら」
「ルビィも2人の意見に賛成です…っ」
「…って、言ってるけど…曜は大丈夫か?」
「…………………………」
「曜?」
完全に上の空である。
先程から暗い顔が消えない。
「曜!」
「…えっ!?…あ、うん、私が梨子ちゃんのポジションをやるよっ」
「…大丈夫なんだね?」
「う、うんっ!ごめんね、心配かけちゃって!」
気を取り直してライブの練習が開始された。
……………しかし、問題は直ぐに直面した。
「ここで…サイドにステップを…!」
「わ、わわっ…!」
「千歌…っ…曜ちゃんも大丈夫…!?」
千歌と曜のステップが合わずにぶつかった。
これで5回目である。
「ごめん、曜ちゃん~……」
「ご、ごめんね…千歌ちゃん…私が歩幅が合わなくて…」
「…みんな~?少し休憩しましょ?」
鞠莉で手を叩いて休憩を促した。
「さ、賛成ずら~…」
「喉乾いちゃった…」
「2人とも、飲み物はそこにあるからちゃんと飲めよ?」
「「は~い(ずら)」」
小休憩の間、鞠莉が小突いてきた。
「…悠、あの二人…どう思う?」
「どうもこうも…いつもの感じじゃないことは確かだな」
「…喧嘩したと思う?」
「…いや、なんか悩んでる感じが見受けられるけど…」
暗い顔をしながら先程のミスを悔やんでる曜の姿がすごく目に映った。
「…ここ、は…リーダーの出番、よね?♪」
「…えっ、リーダー?」
「今や悠はAqoursの押しも押されぬリーダーよ?
これは満場一致よ♪」
「…そんな大それた事してないんだけどなぁて…」
「あら、みんなのバージンを奪っちゃったのに?」
「…あのなぁ………………」
「ふふっ、冗談よ♪
…とりあえず、千歌っちから話を聞いてみたら?」
「ああ、分かった…そうするよ」
「…千歌、少しいいか?」
「…ん?…悠くん、どうしたの?」
「…ここじゃちょっと…向こうで話していいかな?」
「うん、分かった…?」
みんなから少し離れた場所で千歌と話をした。
「…やっぱり、梨子のポジションが曜になって難しいか?」
「…うーん…どうしても梨子ちゃんとの歩幅で踊っちゃって…」
やはり、千歌自身もそこは気にしていたようだ。
…したくはなかったが、曜に一言言ってみるか…。
「…曜ちゃん?大丈夫?」
「えっ…あっ…果南ちゃん…」
「体調優れないの?…今日は練習お休みする?」
「ううんっ…大丈夫、ありがとうね…」
そう言った曜だったが、目線は完全に悠と千歌の方を向いていた。
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みんなが休んでる間、俺は千歌と曜にこう告げた。
曜は梨子と同じような動きを1回してみて、と。
すると、先程まで合わなかった歩幅が嘘のように合う。
(……………やっぱりそうか…)
自分の中で、1つ気がかりだったことが解消された。
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「…それで…どうだった?」
帰り道、鞠莉に一日の出来事をフィードバックした。
「…多分だけど…曜が悩んでるのは…千歌と梨子の事、かなって…」
「…まぁ、薄々は感じてたけど…やっぱりね…」
「…曜は…あの二人に…なにか思うことがあるのかな…?」
「…正直なことを言わせてもらうと…千歌っちと梨子は私達から見ても大の仲良しって見えるわ
…もちろん、千歌っちになんの悪意も無いんだろうけど…」
「それが千歌の性格でもあり…良いところだからな」
「…つまりは…''嫉妬''…かしら?」
「…嫉妬…かぁ…」
「こう…嫉妬メラメラビ~~~厶……みたいな?」
「その表現が合ってるのかは微妙だけど…これは聞いてみる必要があるかもな…」
「あら、早速行動?」
「善は急げって言うしな
…俺自身、この問題は早く解決させてあげたいからな」
「その意気よ、リーダー♪」
「だーかーら、リーダーはやめろって!」
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「…あれ、悠くん…お出かけ?」
「うん、少し出かけてくるよ…あ、自転車借りるからね?」
「分かったっ♪行ってらっしゃい♪」
自転車に跨り、スピードを上げる。
目指すべき場所は1つだった。
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「…はぁ…」
1人ベランダでため息を漏らす。
「…私…どうしたら…」
…ずっと…考えていた…千歌ちゃんと梨子ちゃんの仲に…私は要らないのかなって…。
でも…そんなこと…言えるはずがなかった…。
言ったら…困らせちゃうから…。
「…なんっか…訳わかんなくなってきた…」
「…星でも見てるのかい?今日は曇ってるから見えないよ」
「…えっ…?」
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自転車で曜の家に着くと、ベランダで1人悩みを抱えた人を発見した。
「…悠、くん…」
「…そっち、行ってもいいかな?」
「…うん」
曜が玄関まで来てくれてベランダまで誘導された。
やはり暗い顔はそのままだった。
「…どうして…急に…?」
「…悩み、聞くぞ?」
「…別に…悩みなんか…」
「嘘だね、こういう時って曜は嘘つくの下手だもん」
「…あはは…お見通しなんだね…」
静かに外を眺めながらぽつりぽつりと曜が言葉を呟いた。
「…私ね…ずっと昔から…千歌ちゃんと一緒に…なにかしたいなって…思ってたの」
「…うん」
「…だから、千歌ちゃんがスクールアイドル部に誘ってくれた時は…すっごく嬉しかったんだ…」
「……………」
「…だけど…気がついたら…梨子ちゃんがいて…皆がいて…そして…悠くんも居て…」
「……………曜……」
「…その時にね、思ったの…
千歌ちゃんは…私と2人でいるのが…嫌なのかなって」
「…っ」
「…ほら、私って…あんまり要領良くないじゃん…?
梨子ちゃんみたいに…できない…から…」
「……………話は…それだけか?」
「…えっ……………?」
頭では抑えてようと思ったが…プツンといったのがわかった。
「…………それ、本気で思ってるなら…俺は怒るよ、曜」
「……………悠くん…」
「…なにが…要領が良くないだよ…何が2人でいるのが嫌だよ…
ちゃんと本音で…心で話し合ったのかよ!!」
「…っ…………だ、だって…本音でって言ったって…
何を話していいか…分かんないだもん…!」
心の重りが取れたように素直な自分の気持ちを吐いた曜はポロポロと涙を流していた。
「…あのな、曜…
多分お前は今…千歌は梨子といた方が嬉しそう…とか
梨子の方がいいに決まってるって思ってるだろ?」
「……思ってたら…?」
「それは大きな間違いだ、俺が断言してやる。」
「何を…そんな簡単に…っ」
「…今回のライブの衣装…曜と千歌で考えてたよな?」
「…そう、だけど…」
「そのアイデアをな、千歌が嬉しそうに俺に見せてきたんだよ
曜ちゃんの考える服っていつも可愛くて素敵だよね!って」
「…嘘……」
「嘘じゃねぇよ、そんときの千歌の顔はすっごい明るかったよ」
「…千歌ちゃん…」
「…不安なのは…曜お前だけじゃ…無いはず、だろ?」
「えっ…?」
曜が家の前の道を見ると…そこには…。
「曜ちゃん!」
「…千歌…ちゃん…?」
「練習しようよ!」
「…練習…?」
「やっぱり…私は曜ちゃんと綺麗にステップを合わせたい!
千歌と曜ちゃんなら…出来るよ!」
「…ぁ………………」
「…お前は1人じゃねえんだよ…曜
大事な親友が目の前にいるじゃんか…ほら、行ってこい!」
「…私…バカ曜だ…」
「バカなんかじゃねぇよ…友達想いで…真っ直ぐな証拠だよ」
「…うっ…ああぁ…!」
涙を流しながら千歌の元に寄り抱きしめ合う2人。
「…ふぅ…一件落着、かな?」
「…千歌ちゃん…汗がすごいけど…」
「バスも無いし…自転車乗ってかれちゃったから…
でも、曜ちゃんと練習したいって思ったら…いてもたっても居られなくて…」
「千歌ちゃん…ごめん…私…!」
厚くかかってた雲がいつの間にか晴れ間が顔を出していた。
「…今日は満月か……あっ、流れ星」
1人見上げた空には…流れ星が流れていた。
これはきっと…曜の流した涙…かもしれない。
そういえばプチぐるが終わっちゃいますね…( ´:ω:` )
今回の友情ヨーソロー回いかがだったでしょうかぁ!
素晴らしい!!←←←
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