Aqoursな日々   作:A×K

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今回はダイヤ回!
…R-17.9くらいになるかもなぁ…←


第58話

「えっへへ~…どこにお出かけ行こうかな~♪」

「ここはどうかな、千歌ちゃん?」

「うーん…ここも捨て難いなぁ…」

 

「何してるの?」

部室で千歌と果南と曜が賑わっていた。

「今度の祝日にね!みんなでお出かけ行こうって!」

「あー、そっか今度の月曜日は祝日か」

 

文化の日、お出かけ日和だろう。

まだ、地区大会の結果は来てないし、みんなで出かけるのはいい事だ。

 

「それで、どこにするか決めた?」

「まだだよ~♪」

 

あの日のことは後日鞠莉から聞いた。

鞠莉の口からも言うつもりだったが、母に先を越されちゃった、てへっ♪と言ってたので軽くチョップしておいた。

 

「…まぁ、俺にとってはいい事だらけだし…むしろ感謝しないとなぁ…」

「…あ、あのっ…悠さんっ」

ダイヤが耳打ちしてきた。

 

「ん?どうしたの、ダイヤ?」

「…あ、あの…これを…渡しておきます…///」

渡してきたのはリモコンのようなもの。

弱 中 強の三段が書いてあった。

 

「…なにこれ?」

「…そ、それは……あ、あれですわ!…エアコンのリモコン…ですわ…///」

「…なんでまた俺に?」

「よ、予備ですので…無くさないように…///」

「んー…まあ、分かったよ」

 

「(ふふっ…ダイヤったら…冗談半分で渡して顔真っ赤にしてたのに…ほんとに使うなんて…♪

…まぁ、ダイヤも構って欲しいもんね…でも…どうなるかな~♪)…ふふ~ん…♪」

 

「(うう…下に違和感を感じますわ…)…そ、それで場所はお決まりで?」

「静岡じゃないところがいいから…やっぱり東京かな~って♪」

「な、なるほど…それはいいですね…っ」

 

ふと渡されたリモコンを見ると少し違和感を感じた。

「(これ…温度の上げ下げとか…タイマーとか…普通のリモコンじゃないよな…?)…ふーん…」

 

中を押す。

しかし何も起こらない。

 

「…あ、今エアコン付いてたわ…。」

「…っ…くっ…///」

「…ダイヤさん?」

「ダイヤ?」

 

「えっ…あ…く、くしゃみが出そうなだけですわ…!///」

「風邪~?…ダイヤが風邪なんて珍しいね?」

「だ、大丈夫ですわ!///」

 

「……………?」

ダイヤがピクっと動く。

心無しか顔が赤い。

 

「…なぁ、鞠莉…ダイヤなんかあったのか?」

「ふふっ…さぁね~?♪」

「……んー…?」

何か隠してそうだが、それ以上は聞き出せなかった。

 

「…まぁ、いいや…」

机の上にリモコンを置いておいた。

そしてそのまま千歌達の会話に参加することに。

 

「…や、やっぱり…これはいけませんわ…///」

誰にも気が付かれないようにダイヤはリモコンを回収した。

 

「(あ、やっぱりダイヤには少し刺激が強すぎたかな~?)…ふふっ、悠はモテモテね~…♪」

 

会話してる姿を見て嬉しそうに笑う鞠莉。

…どこまでが、計画通りなのかは…鞠莉のみぞ知る、だけだった。

 

 

────────────────────

 

 

「あ、いたいた…ダイヤ~!」

「な、なんですのっ?!大声出して!」

「いやいや…リモコン無くしちゃって…見てない?」

「…あ、ああ…あれは私が回収致しましたわ…///」

 

「回収?なんで?」

「…ぁー…えっと…で、電池入れわすれていたので…!///」

「あ、そういうことか」

 

モジモジしながら答えるダイヤ。

…何か様子がおかしい。

 

「…なんかあったなら…聞くよ?」

「…に、ニブすぎですわ…あんなに激しく乱したのに…///」

「…え?」

 

「…わ、私は…っ!」

ぎゅっと抱きつくダイヤ。

 

「…もっと…貴方に…構って欲しい…ですわ…///」

「…あ…ダイヤ…」

「…嫌とは…言わせませんわよ…?///」

 

「…でも…部室に戻らないと…」

さすがに長い時間居なくなると、千歌達も気にし始めるだろう。

しかし、ダイヤは抱きついたまま離れようとしない。

 

「…もっと…こうしていたい…ですわ…///」

「…分かった…ただ、人目につかないところの方が…」

 

そう言うとダイヤは俺の手を引いた。

着いたのは保健室だった。

 

「…今は先生方は会議をしてるので…保健室は誰もいませんわ…///」

「…ダイヤ…」

「…私の寂しさを…埋めてくださいまし…///」

「…分かった…ダイヤ…気が付かなくて…ごめんな…」

「んっ…貴方は時にニブくて…時に鋭くて…変な人ですわ…///」

「あはは…精進するよ…」

 

ベットに腰掛けたダイヤを優しく押し倒す。

…保健室に出る時、ダイヤは先程と同じようにモジモジしながら歩いていた。

 

…小声で…

「垂れそう…っ…///」

と呟いていたのは…気のせいだろうか?




さあさあ…伝われ…!←ナニを

次回はお出かけデート!(アイデアありがとうございます!)
色々考えてありますのでお楽しみ!

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