Aqoursな日々   作:A×K

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曜ちゃんの寝そべりぬいぐるみを枕元に置いているA×Kです。
残念ながら夢までは見れません←


第63話

「……………」

 

「…………………………」

 

「………………………………………」

 

部室で椅子に座る全員。

目の前にあるパソコンを見つめながらみんな沈黙を貫いていた。

 

今日は地区大会の合否発表。

…もし、ここに名前があれば…代表という事になる。

…無ければ……そういうことになる。

 

「…だ、誰が見ますか…?」

以前もやったようなやり取りをするダイヤ。

もちろん、進んで手を上げる人は居ない。

 

「…よし、俺が見るよ…」

「さすがリーダーずら!」

「…悠くん…お願い…っ!」

 

パソコンが目の前に置かれる。

画面にはラブライブ 東海地区大会 結果発表のリンクがあった。

既に地区大会を突破してるのは…北海道のSaint snowただ一組。

 

…大丈夫、みんなやれることはやってきた…。

困難もあったし、衝突することもあったけど…Aqoursの結束はどのチームよりも…強いと信じてた。

 

…マウスを操作する手も少し震えていた。

「…大丈夫だよ、悠もきっと考えてる事は…一緒だよ♪」

「…果南………………うん、ありがとう」

 

俺の考えてること……それは…………

─────もっとAqoursのみんなと…輝きたい。

もっともっと…上を目指したい。

1番大きな舞台で輝く彼女たちを…この目で見たい。

 

 

カチッ。

 

 

 

─────────────────

 

 

ラブライブ 東海地区大会

 

優勝 Aqours

 

 

─────────────────

 

 

「……………」

静寂が部室を包む。

 

しかし、俺の目には確かに見えていた。

優勝……………Aqours、と。

 

「……………っ…!!!」

握りこぶしを作る千歌。

押し寄せる感情を一気に爆発させた。

 

「やっ……たああああああ!!」

「す、凄いよ…地区代表だよ…っ、お姉ちゃん!!」

「…えっ…あっ…ほ、ホントですわ……!!!」

あのダイヤですら状況が飲み込めないほど放心状態になっていた。

 

「…やったね♪」

「ノンノン、まだまだゴールじゃないわよ?♪」

タッチを交わす果南と鞠莉。

 

「その通り!堕天使ヨハネの名をまだまだ広めさせてやるんだから!!」

「善子ちゃん、前にも言ったけど椅子の上に立つのは危ないずら」

 

「えへへ、やったね千歌ちゃん♪」

「これで、約束通り9人でライブが出来るね♪」

「うんっ!…それで…本戦は…一体…?」

 

「来年の…2月、ですわ」

「これはまた随分と期間が空くね」

「…まぁ、1年の総決算と言うことでしょう

前にも説明しましたが…」

 

キュッキュとペンを走らすダイヤ。

 

「本戦は2回ライブを致します

…とは言え、1回目のライブで上位2位までに入らないと意味はありませんが…」

「つまり、それも考慮してライブの曲と衣装を作らなきゃってことか…」

 

「…ええ、ましてや本戦…一筋縄ではいきませんわ」

「今までとは違った切り口のライブをするって言うのも…手って事か」

他のチームを出し抜くにはそれくらい必要、ということか。

 

 

「…燃えてきたな、千歌?」

「うん…ここまで来たら…狙おうよ、優勝!」

「ヨーソローっ!♪」

「ふふっ、千歌気合十分だね♪」

 

「もちろんだよ!

…だって…作れないって思ってたスクールアイドル部が…ライブが出来て…ここまで走ってこれた。

その一歩一歩が…奇跡だよ!」

「ははっ、奇跡…か…千歌らしい例えだな

…でも、そうだな…見せてやろうぜ、俺たち…Aqoursの奇跡を」

 

 

ここまで来たら…狙うはただ一つ。

いつか少女達が見た…夢。

輝きたいと願った…あの舞台へ。

優勝に向かって……………突き進むだけ!




次回はアイデアを貰ったので小説にしたいと思います!
1日2話投稿!!

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