確変は終わりましたな…(*^◯^*)
prrrrrrrrrrr…。
「……………」
嫌な予感しかしなかったが、一応電話に出ることに。
「あ、しもしも~?
三〇大輔?ばんてふいっちょ、よろしくね~♪」
「…おかけになった電話番号はおでになりません
ピーという発信音の後にすぐに電話をお切りに…」
「相変わらず可愛げ無いわね~…そんなんだから彼女出来ないのよ?…この前の千歌ちゃんとのデートはどうだったのよ~?」
「…うっ…まぁ、楽しめました…」
色々と突っ込みたかったが、あえてスルーしておくことにした。
「…まぁ、早う孫の顔で見せてちょ」
「孫って…」
…気が付かれてる?
でもね、お母様もしかしかたら孫は9人できるかもよ………。
「…それで、電話の要件は?」
「あ、そうそう…地区大会、勝ち進んだんだってね?」
「…お陰様で、な」
「こっちでも情報は入ってるよ~…やっぱり、Saint snowが優勝大本命だね」
「…そんなに凄いのか?」
「一度会ってみれば分かるわよ♪」
「って言っても北海道だしなぁ…」
「まぁ、出るからには全力でやりなさい?」
「そっちはどうなの?…まだイタリア?」
「楽しくやってるわよ~、日本人の渡辺って人とも仲良くなっちゃってさ~」
「…まぁ、楽しそうならよかったよ」
「アンタもそろそろ千歌ちゃんにアタックしてみ?」
「…余計なお世話…切るよ?」
電話を切ると鞠莉から連絡が入っていた。
「…ん、鞠莉か?」
「珍しく電話中だったけど、なんかあったの?」
「ううん、母親からだよ」
「あぁ、そうだったの?
…それで、大したようって訳でもないんだけど…」
────────────────────
「…学園祭?」
「ええ、そろそろ近くってね…それで、悠には唯一の男の子としてアイデアを貰おうかな~って♪」
「…やっぱり、鉄板のライブじゃないの?」
「ふふっ、やっぱりそう来るよね~♪」
何か意味ありげに笑う鞠莉。
考えでもあるのだろうか。
「…今回は、悠も参加するライブにしましょ?♪」
「…は?」
「だってAqoursのリーダーなのにライブに参加しないのも変でしょ?」
「嫌だって、俺は裏方だし…!」
「賛成!」
話を聞いていた千歌がずいっと電話に乱入してきた。
「悠くんもライブに参加しよ!」
「ちょっ、千歌…聞いてたの?!」
「はいっ、2対1で決定ね~♪
まぁ、他のメンバーに聞いてもOKすると思うけど♪」
「…はぁ、分かったよ…ただ、センターとかやめろよ…目立つから…」
「ふふっ、分かってるわよ♪(それってフリよね?♪)」
(鞠莉ちゃん、期待してるよっ!♪)
こうして、学園祭の特別ライブに参加することとなった。
…嫌な予感しかしない…。
というか、ダンスとか自信ないんだけど…。
────────────────────
一方その頃、北の大地…北海道では…
「姉さま、何を見ているのですか?」
「あ、理亞……いえ、他の地区大会の結果を少し…」
「…これは…東海地区?…Aqours…」
「えぇ、少し気になって…9人という多いメンバーですが…上手くまとまっていて1つの大きな力となっているように見て取れます」
「…で、ですが…私たちの方が上です!姉さま!」
「気負いしてる訳ではありませんよ…ただ、少し気になっていまして…」
このチームを引っ張る…リーダーは誰なのか、と…。
次回は…学園祭の練習編!
そろそろ花丸とかと絡ませたいな…。
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