Aqoursな日々   作:A×K

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スクールユニティのルビィちゃんと梨子ちゃんって…
なんかすごい大人っぽくていやらしい顔してません?←


第68話

「あ、悠くーん!お待たせ~!♪」

 

約束の日。

十千万の前で曜を待っていると自転車に乗った曜がこちらに向かってきた。

因みに千歌は梨子ちゃんの家にお邪魔しているそう。

理由を聞いたがふっふっふ~♪と笑い声を出して内緒にしていた。

 

「ごめんね、待った?」

「ううん、俺も曜も時間通りだよ」

「良かった~♪(楽しみすぎて3時間前から起きてたなんて言えない…///)」

 

「それで、どこに行くの?沼津?」

「ふっふっふ~♪…それはね~♪」

「……………?」

 

 

────────────────────

 

 

「って…なんで東京なんだよぉぉお?!」

「えっへへ…驚いた?」

「途中から乗り継ぎで来たからまさかとは思ってたけど…びっくりだよ、でもどうして東京?」

「…悠くんと…2人で東京に来たいな…って…///」

「…あっ…曜…」

なるほど。この前の東京観光の時にそう感じて今回誘ったってわけか。

 

「…だめ…だったかな?」

「んなわけないだろ…むしろ光栄すぎる」

「えっへへ!じゃあ早速悠くんのコーディネートしに行くぞ~♪全速前進、ヨーソロー!♪」

思い切り腕に抱き着き歩き始める曜。

周りが曜を見て振り返る…確かに曜可愛いからなぁ。

でもそんな美少女と一緒にデート出来てる優越感に少し顔がほころぶ。

 

「あ、クレープだって!食べてみよ!♪」

「わかったわかった、そんなに急ぐと人にぶつかっちゃうよ」

 

後を追うようにクレープ屋さんに向かう時だった。

 

「きゃっ!」

「あっ…すいません!大丈夫ですか?!」

「え、えぇ…ごめんなさい、私もよそ見してたわ…」

 

うわっ、この人めちゃくちゃ可愛いし髪の毛金髪だ…。

ハーフかな……………?

 

「絵里~?何してるのよ~遅れるわよ~?」

「ごめんなさい、それじゃあ」

 

そう言うと女の子は2人組のところに戻った。

 

「?

悠くん、どうしたの?」

「…いや、なんでもない…」

 

 

この時、まさか伝説のスクールアイドルに出会っていたとは…悠は知らなかった。

 

──────────────────

 

「どうしたのよ、絵里。

さっきから後ろばっかり気にして」

「…いえ、さっきの男の子…少しかっこよかったなって」

「うっわ、絵里が男の容姿を褒めてる…珍しい~…希もそう思うわよね?」

「ふふっ、にこっちは相変わらず厳しいなぁ

…まぁ、ウチは会うのは2回目なんやけど…ふふっ♪」

 

─────────────────

 

 

「うーーーん…こっちの方がいいかなぁ」

「あの…曜…?」

これで試着して6着目。

もはや着せ替え人形状態だった。

 

「…あ、こっちはダイヤさん好みかな…悠くん、着てみて!」

「…へいへい」

 

ダイヤ好みってなんだ、裏でなにか話してたってか…?

 

「おー…これもなかなか…」

そう言うと1枚写真を撮る曜。

送信先はダイヤだろう、十中八九。

 

「あ、既読ついた」

「はやっ!」

 

「……ん、こほん…」

わざとらしく咳払いをして携帯をしまう曜。

 

「…なんだって?」

「あ、あはは…秘密…(悠くん、かっこよすぎて直視できない。と…)」

 

「…それで、曜のお眼鏡にかなう服装はあった?」

「最初のやつかなぁ…」

 

最初のって…白のジャケット…。

「…ほんとに言ってる?」

「そして下は黒いズボン!完璧だね!」

 

服とズボンを持って満面の笑みを浮かべる曜。

Aqoursの衣装担当がそう言うなら間違いないな。

 

「…って、これってライブ用の衣装の提案だったんじゃ…」

「……………あ''っ……………」

カー〇ィのストーンのように固まる曜。

…完全に忘れてたな…。

 

「…まぁ、いいや…これも買うよ

せっかく曜が選んでくれたんだしね」

「えっ…いいの?」

「当たり前じゃん?」

 

母様の仕送りの金額も少し増えてたし…。

多分デート代って名目なんだろうけど。

 

「…あ、ありがと…///」

「せっかくなら、このままで過ごそうかな」

 

俗に言う試着で着てそのままお支払いってやつ?

なんか大人になった気分だわ…。

 

「…あとは、どうする?」

「…あ、えっと…ね…」

歯切れ悪く言葉を濁す曜。

 

「…その…悠くんが良ければなんだけど…」

「…うん?」

「…お、お揃いのストラップが欲しい…な…って…!///」

「……………へ?」

 

顔を真っ赤にし、恥ずかしそうに告白する曜。

「…いや、俺は全然構わないけど…」

「…ほ、ほんとに!?///」

「断るわけないじゃん…」

 

「よ、良かった~…(ほんとはアクセサリーや服が良かったけど…それはまだ早いよね…///)」

「じゃあ、何がいい?」

「色々あるね~…んー…」

 

真剣に選ぶ曜。

こういう時って女の子は真剣に慎重に選ぶよね。

 

「…あっ!これなんかいいんじゃないかな!」

手にしたのは銀の船のストラップ。

 

「…うん、値段も高くないし…船って曜らしいね」

「えっへへ…大好きですから♪

…あっ、もちろん悠くんのことも大好きだよっ」

「…そういう恥ずかしいことは言わないの…」

 

危うく抱きしめて襲っちゃう所だった…。

 

「…んじゃ、これは俺から曜にプレゼント」

「んっ…帽子?」

「デート誘ってくれたお礼…帽子は嫌だったか?」

「ううん!すっごく嬉しい!♪」

 

 

 

店を出て、ストラップは携帯に付けることにした。

帽子は嬉しそう曜はずっと被っていた。

…因みに曜の選んだ服着て帰ったら千歌が顔を真っ赤にして絶叫していたとさ…。




曜ちゃん可愛い!……………ふぅ←
次は学園祭本番です。


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