しいたけの子供も出てきます←あれぇ…?
「悠くん、おはよ♪」
「おはよ、梨子…なんか毎回朝来てくれてありがとうな」
「ふふっ、お隣だもん当然だよ♪」
「…でもさぁ…
…なんで、しいたけとめちゃくちゃ距離置くの?」
「え''っ…あーいや…その…」
「梨子ちゃんはね~…犬が苦手なんだよ~…ふぁああ~…」
「千歌…相変わらず大きなあくびして…」
「えへへ~…μ'sのライブ動画見てたら寝不足で…」
「…それで、梨子は犬が苦手なのか?」
「う、うん…昔から…ちょっとね」
意外と言えば意外かもしれない。
俺の中では梨子は動物から好かれやすく、動物好きそうなイメージがあったからだ。
「…ということはしいたけもダメか?」
「お、大型犬はなおさら…」
「じゃあ、その子供のマイタケとえのき茸は?」
「もー!悠くんその名前は却下って言ったじゃん!」
「あはは、しいたけだから…つい」
「…い、犬は…噛みそうで…怖いな…って」
「じゃあ、悠くんが梨子ちゃんの犬になれば良いんだよ!」
「千~歌~…?…そういうこと言うのはこの口かな~?」
「い、いひゃいいひゃいー!!」
「反省してるならワンって言ってみ?」
「ワンっ♪」
(あれ…千歌ちゃん、簡単に悠くんに手懐けられてるよ…!?
気がついてないし…!)
(というか千歌って犬っぽいよね…あと善子も)
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「へっ…へっ…へっくシューティングスター!」
「わん?」
「あら、ライラプス…貴方にはヨハネも高度なくしゃみの理解はまだ早かったかしら…?」
「へっ」
「なっ…今鼻で笑ったわよね!?むっきー!」
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「…んー、動物は俺も猫はダメなんだよなぁ…」
バスの中で先程の話の続きで盛り上がっていた。
途中乗車の曜も参加している。
「意外だねぇ…アレルギーとか?」
「うん…触るとくしゃみと涙が…」
「じゃあ、千歌は猫みたいにごろニャンできないじゃん…!」
(これはツッコミ待ちなのか…?)
(私はあえて突っ込まないよ…悠くん…!)
(そもそも、千歌ちゃんもオブラートに包んで行ったりしないんだね…)
「曜はどうなの?」
「私は動物全般的に好きかなぁ
馬とかウサギとか、ハムスターも!」
「…………………………………」
【ぴょんぴょん♪曜ちゃんウサギだぴょん♪】
「うん、アリだな」
「…?」
「千歌も好きだよ動物!ナマコとか!」
「な、ナマコ…」
「ナマコって動物かな…?」
「さぁ…?」
────────────────────
「えっ、まるのお家では…鳥を飼ってるずら」
「鳥かぁ…なんか花丸のイメージに似合ってるかもね」
「名前は悠ずら」
「…は?」
「?…変ずらか?」
「…あ、いや…別に…」
というかルビィはいつの間にか俺の膝に寝っ転がってるし…。
膝枕って普通女の子がやるんだよ?ルビィさん?
「ふへへっ…///」
嬉しそうな顔してるから…良しとするか…。
「これはあれだね…1回しいたけの散歩に行かせたら直るかもよ、悠くんっ」
「…夕方の散歩は任せたと?」
「お願い~っ」
「しょうがないなぁ…梨子、一緒に行ってくれるか?」
「わ、私は構わないけど…危なくなったら…守って…ね?///」
「…あー、眩しいわぁ…ヨハネ完全に乗り遅れた感がするわ…
こうなったらあれね…ヘル・アンド・ヘヴンを…」
「何言ってるずら?魔戒剣士の後は勇者王ずら?」
「カッコイイならなんでもありよ!」
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「よし…じゃあ、行こっか?」
「う、うんっ」
学校が終わり、帰宅後そのまましいたけとマイタケとえのき茸(仮称)の散歩に行くことに。
リードを持つのは俺だから反対の手は梨子の手を握っていた。
「うぅ…やっぱり怖いかも…」
「…まぁ、噛むかもって想像するのは…分からなくもないよ」
「…触れないこともないとは思うんだけど…勇気がなくて…」
「…こういう考え方はどうかな?」
「えっ…?」
「犬だけに限った話じゃないけどさ…こう、噛み付いて来る!って自分の先入観だけで判断してる…とか?
もっと時間をかけて…相手と接したりすれば、自然と相手も心許す可能性もあるかもよ?
ほら、人間でも気難しかったり、物静かな人に話しかけたり相手のことをよく知ったりすれば…自然と心通じあったりするじゃん?…って、何真面目に語ってんだろ」
「…悠くん…ふふっ、相変わらずだね♪」
「俺の悪い癖、かもな」
「…マイタケちゃんとえのき茸ちゃんのリード、貸して?」
「えっ……………い、いいけど…」
というか、梨子の気に入ったのかな、マイタケとえのき茸ってネーミング。
「…よしよし…♪」
話を聞いて、少し安心したのかゆっくりとした歩幅で散歩を始めた梨子。
「わんっ!」
しいたけも嬉しそうに返事をした。
「ふふっ…しいたけちゃん。しっ、よ♪」
「…っ……」
静かに人差し指を口に当てた梨子を直視出来なかった。
可愛すぎだろ……………。
「このまま、砂浜とか行っちゃう?♪」
「それもいいかもねっ」
こうして散歩のゴールは砂浜に決定した。
──────────────────
散歩を始めて10数分が経過し、砂浜に着いた。
しいたけを追いかけるようにマイタケとえのき茸が走り回っていた。
「ふぅー、なんか楽しかったな♪」
「気がついたら犬に触れるようになってるし」
「ふふっ、悠くんが教えてくれたから、かな♪」
「お役に立てて何よりだよ」
「…悠くんっ♪」
「んっ…?」
呼ばれて振り向くと唇を塞いだ梨子。
……気がついたらしいたけ達も静かに見守っていた。
「…でも、悠くんは一つだけ…私に悪いこと、したんだよ?」
「…えっ…なんだろう、わかんない…」
「悠くんとこんなに…キスばっかりしてたから…私、悠くんのキス魔になっちゃったん…だからね…///」
「…梨子…それって…」
「だって…悠くんとキスするの…嬉しくて…それだけで心が通じ合うっていうか…お互いが何考えてるのかがわかるって言うか…///」
「…梨ー子っ」
「えっ……ぁ…っ」
今度は俺の方から唇を塞ぐ。
「…じゃあ、今俺が何考えていたか…分かる?」
「…う、ん…っ…///」
俺がキスする前に考えていたこと…。
それは''そんな梨子のことが好きだよ''と。
わんわん?(犬の回にしては私たちの出番少なくありませんでした?)
「いや…やっぱり梨子ちゃん可愛いじゃん…?
特に、しっ、よ♪の所とかまじ辛抱たまらんって感じで…」
うううううっ…!(マイタケとえのき茸ってなんやねん…!)
「割と気に入ってる←」
わんっ(千歌も悠くんの犬になりたい!)
「君は少し自重しなさい」
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