しかし、一難去ってまた一難…?
「おー!飛行機だー!♪」
「おっきいずら~!♪」
「飛行機の操縦士の制服もかっこいいであります!」
「る、ルビィ達は今からあれに乗るんだよね…?」
「うぅ…て、鉄の…塊が…空を…っ…!」
「おーい、果南。乗る前から酔ってどうする…ほら、飲み物」
静岡空港に着いた俺とAqoursのメンバー。
千歌と花丸、曜は目を丸くしながら飛行機を眺めている。
特に曜は制服が気になる模様。
ルビィと果南は少々緊張していた。
特に果南は足を震わせていた。
梨子とダイヤと鞠莉は搭乗時間の確認をしていた。
こういう時の3人は頼りになる。
…あれ、善子は?
「…あっ……………」
「くっくっく……これがヨハネを運ぶ…ノアの…方舟!」
色々とひっちゃかめっちゃかだが、あえてつっこまない。
「善子……」
「それで、飛行機には主砲とか付いてないのかしら?」
「あのなぁ…」
ヤ〇トじゃあるまい、北海道ではなくイスカンダルにでも行くつもりか。
「皆さん!そろそろ飛行機に乗る時間ですわよ!」
「はーいっ(ずら~)♪」
「北海道へ~シャイニ~♪」
「ヨーソローっ!」
「いーーーやーーーーぁ!」
「ぴ、ぴぎぃっ!」
「…ほんとにぎやかね…」
嫌がる果南を半ば引きずるように飛行機に向かわせた。
その光景も見て善子が思わず本音を口にした。
──────────────────
「おー…飛行機だ…♪」
「ふかふかずら~…♪」
「キャビンアテンダントさんだ!写真撮っておこ!」
「…あのー、果南?」
「な、ななななななっ、なに、か、なん???」
「…えっと…飲み物飲むか?」
「あ、あーーーーー…も、もらっておくよ…!!」
飲み物を貰ったてはカタカタと震えていた。
危うく飲み物も零しそうなくらい…。
「お、お姉ちゃん…っ…」
「大丈夫ですわ、1時間半もすれば北海道に着いてますわ」
「怖いなら、私の手でも握ってなさい?リトルデーモンルビィ?」
「うぅ…善子ちゃん…ありがとぉ~…」
「善子さん!それは私の役目ですわ…っ!」
「高いわね~…まぁ、私はヘリコプターとか乗り慣れてるけど…?」
「羨ましいずら~…♪」
因みに座席は
花丸 千歌
曜 鞠莉 -
ルビィ 善子 窓
ダイヤ 梨子 -
果南 俺
だった。
果南はさすがに窓側は嫌らしい…。
千歌と花丸はわーっ、とかおーっと感嘆の声をあげる。
善子も頬杖をつきながら窓の先を見つめる。
もちろん、ルビィの手を握りながら。
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「…ねぇ、ダイヤさん?」
「はい、どうしました?梨子さん」
「…今回の…北海道旅行ってさ…悠くんのお母さんが進めてくれたんだよね…?」
「えぇ…そうですね…?」
「…も、もしかしたら…北海道に着いた瞬間に…」
【Aqoursの人たちには私の可愛い悠を渡しません!!】
「…とか言われたり…して…?」
「…ぶっぶーーーーーーですわ!」
「おわっ…ダイヤどうした、急に大きな声出して…
果南がめちゃくちゃ驚いてるぞ…」
「ご、ごめんね悠くん!
…だ、ダイヤさん、冗談だよっ」
「…こ、こほん…まぁ、悠さんのお母様ともお話してみたかったので…大丈夫ですわ」
(ダイヤさん…目が本気だよ…っ)
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「…離陸したけど…果南、大丈夫か?」
「うぅ…やっぱり…怖いよぅ…」
泣きそうな目をしてこちらを見つめる果南。
…やべぇ…超可愛い…。
「…ほら、手を握ったら…少しは違うだろ?」
「…うん……///」
思い切りぎゅぅと手を握る果南。
「…不思議…落ち着いてきた…///」
「…そっか、よかった…」
何故か目を合わせることが恥ずかしくなり、手を握ったまま窓の先を見つめる俺。
……いつの間にか、果南が俺の肩に頭を寄せていた。
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「…ねぇ、曜」
「ん?どうしたの?」
キャビンアテンダントに敬礼をする曜に話しかけた。
「…ふふっ、なんでもないわ」
「何か嬉しそうだね、善子ちゃん♪」
「そうね…少なくとも…今年の春から…私の人生、変わったかも…しれないわね」
「それは…スクールアイドルってこと?」
「…それもあるわ……けど…」
「あっ、悠くんの事だね?♪」
「察しはやっ!
…まぁ、隠すつもりもないわ」
「…私も…かな…悠くんの…こと…大好きだし」
「…そうね…ふふっ」
2人で笑い合う。
3つ先の席にいる男の子は大きなくしゃみをした。
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「~…♪」
「あれっ、千歌ちゃん、その曲って…」
「そうだよっ、No.10!
…この曲が…私たちの絆を…深めた…から…♪」
「…いい曲ずら…♪」
「あはは、あの時の悠くん号泣してたもんね~♪」
「そういう千歌ちゃんも少し泣いてたずらよ?」
「そ、それは内緒~!」
あの時の曲は…しっかり、音源として…残してある。
いつでも…悠くんといなくても…聴けるように。
この曲を聴くと…悠くんや…みんながそばにいる気持ちになれるから…。
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案外乗ってみると早いもので北海道に着いた。
飛行機の中で困ったことといえば果南がトイレと言って扉の前まで俺を連れてきたことくらいだろうか。
ほんとに高いところダメなんだな…。
「あれ?悠くんのお母さんは?」
「…居ないな、先に着いてるって言ってたんだけど…」
「どこかすれ違いになったのでしょうか?」
空港を出て、キョロキョロ見回して見るが…母親の姿が見えない。
予定では俺らの1時間前に着いてると言っていたのだが…。
遅れるとしても連絡の1本があるはずなんだけど…。
「…しゃあない、連絡してみるか」
電話をすると数コールで出た母親。
「もしもし……」
「あ、母さん?今どこなの?」
「…あーーー…パリ…っす…」
「…は?」
「いや…パリ風邪?になってさ…
今渡辺さんに…介抱してもらってるとこ…」
「はいいい???
…北海道は?」
「…パスで」
「おおぃ!」
「私は…フランス大海賊時代の敗北者になったじゃきぃ…」
「そのネタまだ引っ張るのかよ!」
「なんで引っ張ってるか…明日までに考えといてください……あ、ホテルの場所はメールで教えるから…話は通してあるから…ほなまた…」
ぴっ。
「…あ、あのやろう…」
「ど、どうしたのですか…?」
「…………………いや実は…」
「「「「「えええええぇ~!?」」」」」
着いて早々、空港にAqoursの悲鳴が響いたとさ…。
この先どうなることやら…………………。
所々のネタは気にしないてください←
次回はホテル到着&散策編です。
Saint Snowはその次くらいから出させる予定です