R-18の方は少し待ってくれるとありがたいんじゃ…。
「…………………」
朝7時半過ぎ。
まだ他のメンバーは寝ている。
静かにホテルを後にし、携帯を開く。
「茶房……茶房…ここか?」
ホテルから歩いて15分程のところ。
「…合ってる…よなぁ?」
しかし、調べても他に出てこなかったので、とりあえず向かうことに。
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「…ここか?」
着いたのは喫茶店だった。
「…って言っても…まだ営業時間外だし……」
「…あれ…っ…」
「…あ…か、鹿角さん!?」
ガラガラと扉を開けたのは鹿角姉だった。
「…聖良でいいですよ、どうしたんですかこんな朝早くから」
「えーっと…実は…」
「立ち話もアレですし…中にどうぞ?」
「えっと…お邪魔します…」
「それで、何故ここが分かったのですか?」
「…いや、母親から…ここに鹿角姉妹が居るって…」
「…なる、ほど………」
「それで、あの妹さんは…?」
「今、走り込みに行ってます…あの子、本戦にかなり気合が入っているので…」
…そっか…。
確かに本戦は一発勝負だからな…。
「…あの…昨日はすいませんでした…」
「えっ?」
「いや…あの後考えてみたんです
…確かに、お二人が言うように…スクールアイドルのリーダーが男って…おかしいのかなって…
俺の中では…それが自然になっていたって言うか…
2人に言われて気がついたって言うか…」
「………………いえ、私達の方こそ…」
「…あの…えっと……聖良さん…」
「はい?」
「…あ、いえ……その…理亞ちゃんにもそう伝えておいてください…」
「…あっ………待ってください!」
「…はい…?」
「その件については…ごめんなさい。
理亞の代わりに…謝ります。
もし…良かったら…私達の…ライブを…見て、ください…
貴方に見て欲しいです…私達の本気を…そうすれば…貴方の見方も変わる、と……」
「分かり、ました…」
「…今日の夜7時に…噴水公園で…待ってます」
「……はい」
その一言を最後に店を出た。
…聖良さんの…謝る姿が…どこか…頭から離れなかった。
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「不思議…なんでこんなに…私は必死になって…」
本戦では…ライバルになるはずなのに…。
あの人は…不思議な人だ。
「…Aqours…か…」
たしかに…あの人がここまでのスクールアイドルにさせたのは…事実なのかもしれない。
「もし私たちのリーダーだったら…どうなっていたのかしら…ね…」
クスリと笑う聖良。
帰ってきた理亞はその姿を見て驚いた顔をしていた…。
この話と今日の夜のライブのことは…内緒にしておくことにした聖良だった…。
次回は北海道散策とライブ編です!
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