バンバン更新できるまでもう少しお待ちください…!
「さてっ、今日はどこに行こうか?♪」
「その前に…悠はどこに行ったの?」
朝起きると、悠が居なかった。
不思議に思った果南が連絡したが、繋がらない。
「うーん…どこだろうね?」
「走りに行ったとか?」
「まぁ…悠ならありえると思うけど…」
「…あれ、みんなおはよ?」
噂をすれば何とやら、だった。
ドアを開けた悠が驚いた顔をしながらこちらを見ていた。
「あ、悠くん!どこに行ってたの?」
「えっ…あー…少し走り込みしてたんだけど…迷っちゃって…あはは…」
「繋がらないから心配してたんだよ~!」
「ごめんごめん…!」
「………………………」
謝る悠だったが、ただ1人…どこか腑に落ちない果南だった。
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「ここが札幌ドーム…!」
Aqoursのメンバーと俺は回りきれなかった北海道巡りの続きをしていた。
「うゆ……」
「ルビィ?どうした?」
「あ、人が多くて…」
「…ほら、手を握って?」
「…はいっ…///」
ぎゅっと握る手はどこか安心する気持ちだった。
「次は…やっぱり、札幌タワーかな?」
「正確には、さっぽろテレビ塔、ですわ」
「さすがダイヤさん…物知りずら~…」
「…あ、悠…っ」
「ん?どうした?果南」
「…いや…ごめん、なんでもないよ(…悠……何か隠してる?)」
ぐっと自分の首元に巻いたマフラーを掴みながらどこか寂しそうな顔をする果南だった。
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「ヨハネ…札幌の名所に…堕天!」
「…お前はいつでも元気だなぁ…」
「ヨハネの業火で札幌の雪を溶かすわ♪」
「顰蹙買うからやめておけ」
「ここで!千歌から発表がありまーーーす!」
札幌タワーを背景に千歌がこほんと咳払いしてみんなの前に立つ。
「発表?」
俺の頭にはハテナが浮かんだまま発表の内容を模索していた。
「では…曜ちゃん!」
「ヨーソロー!明日ここでライブをしようと思っているであります!」
「もう曲と衣装は出来てるんだよ♪」
「そ、そうなの!?」
明日って…クリスマスじゃん。
「Aqoursの…クリスマスライブだよっ♪」
「悠さんには内緒にしておこうとみんなで考えていたのですわ」
「これもサプライズ~♪ねっ」
「せっかくのクリスマスだもん、思い出作りたいもんね!」
「聖なる夜…特別に堕天使ヨハネも参戦しましょう」
「そのまま大天使にでもなっちゃうずら?」
「ならないわよ!!」
「そっか…クリスマスライブ楽しみにしてるね!」
「へへっ、まっかせて!♪」
嬉しそうに笑う千歌だった。
「…あ、そう言えば…曜?」
「ん?どうしたの?」
「…月さんって…知ってる?」
「えっ!?…な、なんで悠くんが月ちゃんを知ってるの…?」
「実はな………」
母親と月さんが一緒に居ることを曜に話した。
話を聞き終わると曜は納得したように手を叩いた。
「あー、月ちゃんまだイタリアに居るんだね~…
そうだよっ、従姉妹なんだっ♪」
「まさか、ウチの母親と居るなんてな…」
「(…まぁ、私はよく月ちゃんに悠くんのこと話してるから…ね…。
でも悠くんのお母さんも同じような反応なのかな?)よろしく伝えておくね♪」
「今度顔でも合わせられればいいな」
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「あっ…悠、まって」
ホテルに戻ろうとした時、果南に止められた。
「…果南?」
「…ごめん、呼び止めて…
ただ…どうしても聞きたいことがあって……悠、何か…隠してる?」
「…隠してる、とは…?」
「…だって…朝、走りに行ったはずなのに…汗もかいてなかったし…」
…バレバレか、さすが果南だな。
「…そっか…隠すつもりはなかったんだけど…」
俺は果南に今日の夜のライブのことを話した。
「…それで…悠はどうするの?」
「見に行くよ、もちろん
アソコまで俺たちAqoursに言い切ったからには…それ相応のものを見せて欲しいしな…」
「…ふふっ、やっぱり悠はAqoursのリーダーに相応しいね♪
…しっかり、偵察してきてね?」
「ああ、心配かけて悪かったな」
果南には口裏を合わせてもらうことにした。
夜に1人でホテルを出るのはさすがに怪しまれるからだ。
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そして、約束の時間の30分前。
「ほ、本気なのですか、姉さま!!」
「えぇ、本気です」
「あの男だけに…私達SaintSnowのライブを見せるなんて…!」
「遊びではないことを知らしめる為です…協力してくれますよね、理亞?」
「…っ………わかり、ました…」
(貴方に…伝われば…私はそれで構わない…遊びじゃないってことを…)
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「ここが…噴水公園…か?」
約束の10分前に来たが…人気がなく、静かに噴水の音だけがしていた。
「……さむっ……」
北海道の夜は東京以上に冷え込む。
噴水の縁に座ると目の前にはライトアップされた札幌タワーが見えた。
「なんだ…意外と近いんじゃん…」
「…あっ…悠さん、お待たせしました…」
「…来たか、待ってたよ…聖良さん」
「…ふんっ」
「理亞ちゃんもありがとうね」
「姉さまの為だから」
「……約束通り…1人で来て下さり…ありがとうございます」
「…ああ」
「この…私達SaintSnowと悠さんだけの空間…そこで行うライブで…私達の思いや伝えたい事が…伝わればいいなと思っています」
「見縊るつもりなんてないさ、あくまで君たちは俺たちの好敵手だからな」
「………では…見てください…私達…SaintSnowの本気を」
そう言うと噴水の周りがライトアップされる。
どうやら、1時間ごとにライトアップされるようだ。
ただ1人の観客である俺の目の前で行われたライブは…ネットで見るPVとは違い、心の奥底に響き伝わる歌詞と歌声とダンスだった。
その歌詞1節1節事に気持ちを乗せて表情豊かに歌い上げる。
これが…SaintSnowの本気。
決して負けたと思った訳では無い。
ただ…Aqoursとは違う良さが如実に表れていた。
歌い終わると同時に…噴水のライトアップが消えた。
何も言わずに拍手をする。
「…流石だな…正直、見蕩れた」
「はぁ…はぁ…Aqoursには…Aqoursの良さがあるのは…私達は知っています…ですが…私達…SaintSnowには…私達なりの良さがあると信じてます…っ…理亞と2人で…必ず…優勝します…っ」
「…ふぅ……見たわよね、これが…ラブライブ本戦の実力よ……本番は…これ以上の力とパフォーマンスを…見せるんだから…!」
「…どっちが上かとか…そんなことは言わないさ
ただ…見て思ったよ…せっかくなら…」
「SaintSnowとAqoursの2組で決勝に進んで…最高のパフォーマンス対決をしようぜ」
「……!」
「っ…!」
「約束だからな、俺達も本気で…本戦に臨むつもりだ」
「……はいっ…!」
「…あ、それと…2人が良かったら…だけど…」
「「……ええっ!?」」
意味有りげな2人の驚いた声で終わりすいません…!
果たしてこの意味とは…!?
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なるべく更新スピードは早くしていきます…R-18の方も…