Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

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更新ペースが不安定な中待ってくださってる皆さん本当にありがとうございます…!

中々投稿出来ませんが一つ一つクオリティ高めで投稿していきます…!


第82話

「おかえり、悠♪」

 

ホテルに戻ると果南が笑顔で出迎えてくれた。

「悪いな、遅くなって」

「大丈夫だよっ、まだみんなも起きてるし♪」

 

そういうと、部屋の中は確かに賑やかな声がしていた。

「あははっ、北海道に来てまで…枕投げ大会?」

「まぁこれがAqoursらしさ…かな?♪」

 

「あ、悠くん!枕投げ大会しよ!」

俺が席を外してた事などどこ吹く風

いつも通りに接する千歌。

 

「…それもいいけど…みんな、少しいいかな?」

「………………?」

 

枕を投げる手を止め、視線をこちらに集めるメンバー。

ふぅと息を吐き皆の方を見る。

 

「明日の…クリスマスライブ、なんだけど…

''SaintSnow''の2人も…一緒にライブ、参加させても…いいかな?」

 

「「「えっ!?!」」」

「…Omg…」

「ふふっ、偵察に行って…何を言い出すかと思えば…さすがリーダーだね♪」

「い、いきなりどうしたのですか、悠さん!」

 

驚く1年生組と2年生組…そして呆然の鞠莉と動揺のダイヤ。

話は噴水公園のSaintSnowのライブ終わりだった。

 

───────────────────

 

 

「「ええっ!?」」

「あ、いや…あくまでも提案なんだけど…Aqoursとライブしたら…お互いの良さが…分かるんじゃないかって」

 

「…お互いの…良さ…」

「お、お断りよ!姉さま、こんな人の言うことなんて…!」

「…いつ、ですか?」

「姉さま…!」

 

「…明日…クリスマスライブをしようって…札幌タワーの前で」

「…振り付けは…そちらに合わせる形でいいのですか?」

「合わせると言うよりも…あくまでSaintSnowの振り付けで大丈夫だよ

…もし、OKしてくれるなら…歌詞も渡すし」

 

「………………………分かりました、貴方がそこまで言うのなら、やってみましょう」

「ね、姉さま……………?」

しっかりとした目付きでそう答えた聖良。

そんな姉の姿を見て驚きの表情を隠せない理亞。

 

 

「…明日の本番までに…大丈夫か?」

「見くびらないで下さい…北海道代表、ですよ?」

ふふっと微笑む聖良の姿を見てこちらも笑みが零れた。

 

「…そっか、悪かった…これ、俺の連絡先

後で……歌詞を渡すから」

「ええ、待ってます」

 

そう言って明日のクリスマスライブを一緒にやろうと約束し、俺は噴水公園を後にした。

 

 

「…理亞」

「は、はいっ…?」

「…ごめんなさい」

「………えっ…?」

 

「私1人の判断で…ライブを一緒にやることになってしまって…」

「そ、そんな!姉さまが謝ることは…!」

「…でも、これだけは…言わせてください」

「……えっ…?」

 

「…私たちが思ってる以上に…あの人は…大きな存在、なのかも…しれません…」

「…姉さま…それって…」

「……ライブに誘ってくれたのも…すごく…嬉しかった…なんて…///」

 

「…あの男が…そんな人だなんて…」

 

既に居ない人影を目で追っていた聖良。

その顔は赤く、胸の鼓動が早くなっていたのは自分だけが知っていた。

 

 

────────────────────

 

 

 

「……どう、かな?」

「うーーーーーーーん……敵に塩を送るって事でもないし…千歌は良いとは思うけど…」

提案はしてみたが即決快諾…という訳では無いようだ。

そんな中、思わぬ人が声を上げた。

 

「やろうよ…!!」

「…ルビィ?」

「一緒にライブ…しようよ!」

「…ルビィちゃん…」

 

「理亞ちゃん、まだ話したことないけど…同じ姉妹の妹として…もっと仲良くなれるはずって…思ってた!

それに…本戦では、ライバルになるけど…今はお互いのことをもっと良く知るべきだと思うの!」

 

「ルビィちゃん…」

「確かに…遠ざかってばかりじゃ…何も始まらないもんね

互いを知るっていうのは…大事、だよね…」

「あの二人も悪い奴らじゃないよ

それに、約束したからな…」

「約束…?」

 

「…いや、これはまだ先のお楽しみだな」

 

「…じゃあ、しよう!ライブ!

Aqoursのみんなと…SaintSnowの2人でクリスマスライブを!」

「ヨーソロー!いいライブにしようね!」

「2組の代表グループがやるライブなんて…すごい事だよね…!?」

千歌が嬉しそうに言った。

梨子は後々凄いことをするんだと思い知らされていた。

 

「名前は…Saint Aqours Snowいかがでしょうか?」

「ダイヤさん、ナイスネーミング!」

「Saint Aqours Snow…とってもシャイニーな響きね~♪」

 

S・A・S……

誰かがサタンオオカブトって言った気がするけど…気のせいか?

 

「(…良かった、これでお互いにとって、いい思い出になればいいな…)よしっ、じゃあ今日は寝ようか!」

「「はーいっ」」

 

────────────────────

 

 

みんなが眠りについたころ、俺は携帯を開いた。

 

【聖良さん、もう寝ちゃいましたかた?】

 

 

既読

 

 

(あれっ、まだ起きてたのか…?)

 

【まだ起きてますよ、どうしましたか?】

とりあえず、ライブの件について言わなきゃな。

 

【明日のクリスマスライブ…みんな大賛成でしたよ

お互いのことをよく知ろうって…仲良くなりたいって】

 

 

既読

 

 

【それは私たちも同じ気持ちです

…ああは言ってしまいましたが…やはり、仲良くしたいです

Aqoursの皆さんとも…悠さんとも】

【…えっ、俺?】

【…なんて、冗談ですよ】

 

あはは…なんか聖良さん、雰囲気変わったな。

 

【明日のクリスマスライブ…グループ名はSaint Aqours Snowって名前になったんですよ…!】

 

既読

 

【良い名前ですね…何だか、素晴らしいライブになりそうです】

【明日は…楽しみにしてます

夜遅くにすいませんでした】

【あっ、悠さん、待ってください】

【はい?】

【北海道には…いつまで居るのですか?】

【明後日の夕方には…空港に行きますが…】

【分かりました…明後日、少しだけ時間を貰えますか?】

【…?…分かりました】

【明日はよろしくお願いします…おやすみなさい】

 

明後日…少し時間…なんだろう、気になるな…。

 

「あ、いけね…千歌からライブの曲の名前聞くの忘れてた…」

 

ノートを見ようにも千歌達の部屋だし…。

「えーーっと…Awaken…なんだっけ?」

 

1人ライブの曲名と思い出すのに時間を費やす俺だった。

 

 

──────────────────

 

「…悠さん…」

横になった布団のなかで小さく彼の名前を呼ぶ。

 

「…変な、人…なのに…」

天井に向かって手を伸ばす。

どこか彼のことが…頭から離れない。

 

「……いえ、これは明後日まで……取っておきましょう」

ぐっと握りこぶしを作り、そのまま天井を見つめる聖良。

その顔はどこか微笑んでいて、柔らかい表情だった。




次回はクリスマスライブです!
聖良さんの気持ちとは…!?

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