Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

84 / 145
お待たせしました!
デート編です!


第84話

「よし…じゃあ、出掛けてくるね」

 

「悠くん、いってらっしゃ~い♪」

北海道旅行最終日、俺は鹿角姉妹のところに向かうことにした。

もちろん、聖良との約束のためだ。

 

────────────────────

 

「…さて、悠さんが居ない間に話をしておきましょう」

 

Aqoursのメンバーを集めてダイヤが咳払いをし、口を開き始めた。

 

「わかってるとは思いますが…ラブライブ本戦と同時に…私達3年生は来年の春で卒業致しますわ」

 

「…そう、だね…ダイヤさん達にとっても…最初で最後のラブライブ…だね」

 

「ノンノン、ダイヤが言いたいことはそうじゃないでしょ~?」

「ま、鞠莉さん…っ!

…コホン、本題に移りますわ…」

 

少し恥ずかしそうにごにょごにょと話すダイヤ。

 

「…そろそろ、悠さんも意中の人物を決めるはず、ですわ

なので…誰が選ばれても恨みっこなし、と言いたかったのですわ」

「つまり、ここからは駆け引きってことね~♪

あ、でもあくまでも公平に、よ?

明らかに度が過ぎるアプローチはNot!よ?」

 

その言葉に九者九様、頭の思考を巡らす。

 

(悠の誕生日って…いつだっけ?何かプレゼント選ばないと…)

(そもそも、悠さんが誰か一人に決めるってしないと思うよ…お姉ちゃん…)

 

(…と言うか、聖良さんとかライバルになる気がするって思ってるのは千歌だけかな…?)

 

人知れず9人のバトルの火蓋が切って落とされた…。

もちろん、その中心人物は気がつくことなく

茶房 菊泉に向かうのであった。

 

 

 

────────────────────

 

 

 

所変わって茶房 菊泉では……。

 

「姉さま…それは本当ですか!?」

「ええ、彼と少し出掛けてきます」

この後の予定を妹の理亞に話していた。

 

「…確かに、Aqoursの実力は分かりました…

ですが…私はあの人のことは…絶対に認め……っ…」

言いかけて口を噛み締める。

認めたくないが…姉さまが惚れた理由が何となくだが…わかった気がした。

 

「…私は…本戦が終わるまでは…答えは出しません

姉さまのその気持ちは…全力で応援します!」

「ありがとう、理亞(と、言うけど…理亞が自分から男の人の話するなんて…私は初めて聞きましたよ…多分、自分でも分かってるのでしょう…気になっている、と…)」

 

 

──────────────────────

 

 

「おーい、聖良いる~?」

ドアを開けると、そこにはちょうど聖良が居た。

 

「待っていましたよ、悠さん」

「私服姿も可愛いな」

「……い、いきなりなんですか…っ///」

北海道だから寒さ対策をしつつもオシャレに気を使っているのか、可愛らしい服装で待っていた聖良。

ライブ衣装も可愛かったが私服姿もまた新鮮だった。

 

 

「事実を言ったんだけど…まぁ、いいや…行こ?」

「はい、今日はよろしくお願いしますね」

 

菊泉を出る時にふと、違和感を覚える。

「…なんで、少し離れて歩いてるの?」

「…えっ…あ、こ、こういう時は男の人の2歩下がって付いて行くものだと…っ」

「時代錯誤だよ……ほら、手を貸して?」

 

すらっと長い聖良の手を掴む。

「手を握って歩けば暖かいだろ?」

「…………はい…///」

恥ずかしそうに少し俯きながら答える聖良。

 

「それで、どこに行きたい?」

「…実は…行先は決めてなかったんです」

「え?」

「…私は…悠さんと一緒に居れれば…いいな、って…///」

「聖良…」

 

「…変、ですよね…まだ会って間もないのに…」

「そんな事ないよ、ありがとうね聖良」

「………………///」

 

また俯く聖良。

その後、ずっと手を握りしめたまま、ウインドショッピングを楽しんだ。

途中買い食いしてたりした時もライブで見せた時の顔とは全く違い女の子らしい表情を浮かべた時は俺の心もドキッと感じていた。

 

 

────────────────────

 

 

「…もしもし、理亞…ちゃん?」

予想外な人から連絡が来た。

ライブ後に連絡先を交換した理亞ちゃんから電話が来た。

 

「…ルビィ、今いいかな」

「…う、うん…」

「単刀直入に聞くけど…悠って人…どう思ってるの?」

「えっ…?…どうって…」

 

「…好き、なの?」

その言葉に私は顔が赤くなった。

「…うん…私は…悠さんが好き、だよ…」

「…そう」

 

「…でも、どうして急に…?」

「…なんでもない、それじゃあ」

携帯の画面には通話終了の文字。

わずか45秒ほどの通話だった。

 

「理亞ちゃん…どうしたんだろう…」

ルビィは考えたが…思い当たる節も無く

ただ自分が悠に対する想いを話しただけだと思うとまた顔が赤くなった。

 

 

────────────────────

 

「……帰りの飛行機まで…あとどれ位ですか?」

「1時間半だね」

「…そう、ですか…ではここまで…ですね」

 

名残惜しそうに手を離そうとする聖良。

「…次会えるのは…ラブライブ本戦の時…かな?」

「…ええ…そう、ですね…」

 

「…よしっ、聖良!こっち向いて!」

「えっ、ど、どうしたんですかっ急に…っ」

びっくりしたような顔をする聖良と一緒にツーショット写真を撮る。

 

「…これを…聖良に送って…っと」

「あ、あのっ…これは一体…?」

「…1つでも思い出、欲しいなって…迷惑だったか?」

「…いえ…すごく…嬉しいです///」

送られた写真を見つめそう呟いた聖良。

 

「…大事にしますね…次、会う時まで…」

「ん、すぐ会えるさ」

「……悠さん…っ!」

「…っ……!」

 

突然、両手で顔を掴まれ唇を塞がれた。

携帯が落ちる音がした。

しかし、そんな事が気にならなくなるくらい俺は聖良に視線を奪われていた。

 

「…っ……これが…私が今できる…精一杯の気持ち…です…///」

「…聖良……」

「…たとえ…ラブライブ本戦が終わっても…たまに…会いに行っても…いい、ですか…?///」

「…うん、いつでもおいで?」

 

「…はいっ!」

夕陽が出てきた空の下、俺と聖良は指切りげんまんをした。

また会う約束と…本戦で最高のライブをしようと…約束をして。




聖良ああああああああ!!←
これはエピローグ聖良編も作ってもいいかもなぁ…←

評価・感想・お気に入り登録よろしくお願いします!

次回は大晦日編!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。