Aqoursな日々   作:A×K

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更新遅れてほんとにすいません…お待たせしました。
新しい曲の曜ちゃん可愛い…抱きしめたい←

また頑張って進めるのでよかったら見てください


第88話

千歌を含めたAqoursの皆から部室に呼び出された。

 

呼び出される心当たりが無いし、なにかするというのも聞かされてなかった。

そして不思議なことで一緒に行こうと千歌と梨子を誘ったら……。

 

【あ、あー!梨子ちゃん今からみかん狩りにいこうよー!】

【そ、そうだねー!楽しみだなー!】

 

と、めっちゃくちゃ焦りながら断れて先に行かれた。

と言うかみかん狩りって新年早々やってるものなのか?

 

「ったく…」

あとでこちょこちょの刑だな。

なんて、ブツブツと言いながら部室へと向かうのであった。

 

 

────────────────────

 

「そっちは、準備できたー?」

「も、もー少しであります!」

 

「あっ、花丸ちゃんそこ少しズレてるよ♪」

「だぎゃぁっ、ほんとズラあ~…ルビィちゃんありがとうずら♪」

 

「さぁ、悠が来るまでもう時間ないよっ」

「ラストスパートね~っ♪」

 

部室では着々と準備が進められていた。

 

────────────────────

 

「…おかしい」

Aqoursのメンバーに誰一人として会わない。

もともと学校に来てる人なんて少ないが…明らかに怪しかった。

 

(まさか、騙された!?!?)

部室に行ったら──────誰もいませんでしたドッキリ、的な。

 

「…ないない」

なんて1人でツッコミを入れつつ部室のドアに手をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

ガラガラ……。

 

 

「おつかれさまで~…………………」

パンっ!パンパン!!

 

「………す?」

入った途端破竹音がしたと思ったら俺の頭の上に紙テープが降ってきた。

 

「「「悠(くん)、お誕生日おめでとう~!」」」

「……………………え?」

 

突然のことで頭の整理が追いつかない。

誕生日?俺の?

なんでAqoursのみんなが?

 

「さあさあ!主役の席はこっちこっち!♪」

千歌が嬉しそうに手を取り席へと誘導した。

 

「え、えっ?な、なんのこと?それに誕生日って…」

 

「千歌さんから聞きましたよ、お誕生日が今日だと」

「それで、マリー達みんなでお誕生日会を開こうって話になったのよ♪」

「もちろん、悠には内緒でね♪…もしかして、今の今まで気がついてなかったの?」

 

その問いに俺は静かに首を縦に振った。

「あははっ、なんだか悠らしいね♪」

 

「み、みんな…ありがと…う…」

ぐずって鼻をすするとAqoursのみんなが笑い始めた。

 

「あははっ、悠くん泣いてる~!」

「うっせ!少し早い花粉症だし!」

「泣くほど嬉しかった?♪」

「…正直、こうやって誕生日を祝ってもらうの…初めて」

 

「ゆ、悠さん!これルビィ達から!」

「あっ、ルビィ!気が早いわよ!…っこほん…マイリトルデーモンに1年生の私たちからプレゼントよ…」

「受け取って欲しいずらっ♪」

 

もちろん。と言い受け取りプレゼントを開けてみると…。

「お、おおっ……」

そこにはネックレスが入っていた。

善子が中心となって考えたのだろうか十字架というのがなんとも善子らしい。

 

「ルビィが付けてあげるね♪」

俺の後ろに回りネックレスを付けてくれるルビィ。

「ああっ、、、ルビィにもついに思春期が…!」

「ダイヤは一体どこ目線なの…」

 

付け終わると後頭部に柔らかい感触が…。

「悠さん…お誕生日おめでとうございます///」

なんとルビィが後ろから抱きついてきた。

柔らかい感触は…言わずもがなだった。

 

「はいはーい!2年生組からもプレゼント渡したいと思いまーす!」

若干ハイテンションで千歌が起立した。

 

「2年生の3人からは~…これであります!」

少し小さめの箱だった。

中をあけてみると………

 

 

 

「これは………」

中身は財布だった。

 

「ふっふっふ…男の子のステータスは財布だよ、悠くん?」

「といっても、雑誌の受け売りだけどね」

 

「ありがとう…重宝させてもらうよ」

「いや~…前々から思ってたけど…マジックテープ式は…ねぇ?」

「えっ…ダメ?」

「ダメではないけど…「「ねぇ~…?」」」

と、顔を見合わす3人だった。

 

────────────────────

 

「3年生の3人からは少し奮発したプレゼントを用意したよ♪」

「きっと気に入ってくださると思いますわ」

 

明らかに箱ではなく…出てきたのは…服。

 

「ふ、服……!?」

「そっ、スーツよ~♪」

「す、スーツって…気が早いよ!」

「あら、そうでも無いわよ?、冠婚葬祭で使ったり…ねぇ?」

「ダイヤが着てるとこ見てみたいってさ♪」

 

「い、言いましたけど…!!///」

たしかに、男のスーツ姿ってグッとくるものがある…らしい。

 

 

「みんな…ありがとうね、すごく大事にするよ」

「感謝したいのは千歌達の方だよ」

「…えっ?」

「0だったみんなを…1に…ううん1以上の力にしたのは…悠くんのおかげだと思ってるよ」

「現にそんな悠に惹かれてるからね♪」

 

「感謝してもしきれませんわっ」

「ルビィも…悠さんと出会えて…ホントに良かったって思ってるよ」

「悠さん、ありがとうずら♪」

 

 

……あぁ、今わかった。

鞠莉が、俺のことをキーになるって言った理由が…。

なんとなくだけど…見えてきた。

 

「俺の方こそ…夢やドキドキをくれてありがとう」

やっぱりAqoursは……最高だって、堂々と胸を張って誇れる。

そう感じた誕生日会だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

…結局、誕生日会は理事長(鞠莉)の権限で夜遅くまで及んだ。

母親からのプレゼントに気がついたのは帰ってきてからだった…

 

「母さん…女受けする香水って…」

 

母はお見通し、らしい。




次回は北海道より来たる!です!

更新今まで以上に頑張ります!
お待たせした皆さんはホントにすいません!
これからも見てください!

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