Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

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曜ちゃんSSさん、ライスマンさん
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第9話

そして来たる週末。

梨子も誘ったが、作曲がもう少しで完成しそうだからとお断りされてしまった。

 

今度別の機会に誘おう、と思いつつ今は騒がしい女の子の準備が出来るまで待ってるいる最中だ。

 

「お待たせー!悠くんー!」

ガサッと大きめの袋を持って千歌が出て来た。

 

「それなーに?」

「回覧板と…あとはお裾分けの品~」

うっすら、オレンジ色の物が見えた。

多分十中八九、ミカンだろう…。

 

「多分曜ちゃんがもうすぐ来ると思うんだけど…」

腕時計を見ると待ち合わせの時間5分前だった。

 

「おーーい!」

声がする方を振り向くと自転車に乗った曜が来た。

 

「おはよう、曜」

「おっはヨーソロー!いい天気になったね!」

「曜ちゃん、自転車ウチに止めてく?」

「うん!ありがとう!」

 

そして、俺と千歌と曜の3人はバスに乗りダイビングショップに向かった。

 

 

────────────────────

 

 

バスの中では俺が泳げない話に…。

 

「まさか悠くんが泳げないなんてね~」

「千歌…意外と気にしてるんだからやめてくれ…」

「プールの授業とかどうしてたの?」

「毎回休んでた」

「そもそも、なんで泳げないの?」

 

「……お風呂で溺れかけて泳げないことに気がついた」

「「え」」

 

あの時は死にかけた、いやホントに。

死因がお風呂で溺れたとかシャレにならん。

 

「あ、そうそう!」

携帯を操作し、なにか見せてきた曜。

 

「これは…?」

「ライブの衣装!もう完成しそうだよ!」

「曜ちゃんすっごーい!」

食い入るように衣装を見る千歌。

 

「あとは振り付けと歌だな」

「これからは朝練と放課後練習しなきゃね」

「場所とかどうしようかな~」

「あ、千歌良い場所知ってる!」

「お、じゃあ今度からはそこで練習しようか」

 

スクールアイドル部の練習場所やする事を打合せしてるうちに目的地に着いた。

 

 

「ここがダイビングショップだよ!果南ちゃーん!」

千歌が着くなり大声を出すと中から1人の女の子が出て来た。

 

「ん?千歌と…曜、それに男の子?」

長身のポニーテールが印象的な女の子。

ダイビング帰りなのか、水着の格好をしていた。

…かなり目のやり場に困る。

 

「悠くーん…?」

横にいた曜から脇腹を突っつかれる。

 

「あ、あはは……すいません…」

「はい、これ!」

千歌が大きめの袋を果南さんに手渡した。

 

「回覧板と、お裾分け!」

「どうせミカンでしょ?」

「文句ならお母さんに言ってよ~」

「あははっ、ありがとね♪」

 

やっぱり幼馴染ということもあるのか、かなり仲が良さそうだ

「それで、君は?」

「あっ、はじめまして冴木 悠と言います…えっと…」

「松浦果南、学年は3年だよ。今は学校お休みしてるけどね」

「果南さん、よろしくお願いします」

「なるほどね…君が噂の男子生徒って事ね」

「………?」

「ううん、なんでもない♪

それで今日はなにか用があって来たのかな?」

 

 

 

「あ、そうなの!実は悠くんがね………」

 

 

 

────────────────────

 

「なるほどね、つまり悠は全く泳げないと」

「だから果南ちゃんにね、教えてもらおうって!」

「うん、いいよ♪今日はお店もお休みだしね♪」

「やったー!着替えてこよー!」

聞くやいなや、千歌は曜を連れて奥へと消えていった。

 

「あははっ、千歌ったら元気なんだから」

「昔からあんな感じなんですか?」

「昔はもっとはしゃいでたよ、まぁ私に似たのかもね」

「…あ、俺どこで着替えたら…?」

「あー、千歌と曜が終わるまで待つしかないかなぁ」

あと数分はかかるだろう。

ここで気になることを聞くしか…。

 

「あの、果南さ………」

「お待たせー!」

しかし、思いのほか早く千歌と曜が来てしまった。

 

「はや…」

「下に着てたからね~………って!悠くん何言わすの~!」

「え、俺…?」

「あはは、2人とも準備万端だね♪

じゃあ、悠も着替えてきなよ」

「わ、分かりました…」

 

話の腰を折られてしまったが、仕方ないまたの機会に聞こう。

そう思い荷物の入ったカバンを持ち、奥へと進んだ。

 

 

────────────────────

 

「お待たせしました」

「へえ、意外と逞しいんだね。なにか運動やってたの?」

「陸上部に入ってました」

「なるほど、通りでね」

「…な、なんか悠くんの水着姿……見てる方が恥ずかしいんだけど!」

 

キャーと言いながら曜に抱きつく千歌。

…俺なんかしたか?

 

「じゃあ、行こっか♪」

果南さんを先頭に俺達は海へと向かった。

 

 

「おー!海だー!」

「全速前進、ヨーソロー!」

 

我先にと海へ向かう2人。

泳げるとこんなにもはしゃげるのか…。

 

「あはは、2人とも元気だねぇ。

さ、じゃあ泳ぎ方教えるね」

「よ、よろしくお願いします!」

「リラックスリラックス、だよ?」

 

…果南さんから出てくるお姉さん感に困惑しつつも泳ぎを教えてもらう事に。

 

 

 

「はっ!なんか胸騒ぎが…!」

「どうしたの、千歌ちゃん?」

「な、なんでもないよ!」

 

 

────────────────────

 

「ゆっくり顔を入れて~出して~」

「ぶはっ!」

果南さん指導のもと、泳ぎを教えて貰ってたが

なかなか上達はしない。

 

「ゆっくり自分のぺースで大丈夫だからね」

「す、すいません…」

分かってはいるけど、水が怖い。

でもまさかお風呂で溺れかけて泳げないことが分かったとか果南さんに言えないしなぁ…。

 

「じゃあ、こうしよ?」

俺の手を握る果南さん。

「手、掴んでるからこれなら安心でしょ?」

「は、はい…っ」

 

安心どころか緊張してきた。

突然とはいえ、女の子に手を握られたからだ。

彼女居ない歴=年齢の俺にはさすがに免疫はない。

 

「ゆっくり…ゆっくり」

「少し進んだね!」

ぎこちないが少し進めた。

これも教える人が上手いからだろうか。

 

「少し休む?」

「そ、そうしますね…」

 

水の抵抗もあってか、どっと疲れた。

しかし、千歌と曜は何処吹く風。

まだ泳いでいた。

 

…あれ、これ聞けるチャンスじゃない?

 

「…あの、果南さん」

隣で休んでる果南さんに話しかける。

 

「ん?どうしたの?」

「果南さんと千歌は幼馴染なんですよね?」

「そうだよ?」

 

「…千歌がスクールアイドル部を作ったんです

幼馴染として…どう思いますか」

「…知ってるよ、千歌から誘われたから」

初耳だった。

しかしどこか納得出来た。幼馴染にいの一番に誘うのは当たり前だ。

 

「でも……私はスクールアイドルは''絶対にやらない''」

簡潔に、だけれどどこか意味ありげにそう答えた果南さん。

 

 

 

「…そう、ですか」

「……さっ、あの2人にも休憩するように言ってきますか」

何事も無かったかのように千歌と曜の所に行こうとする果南さん。

 

 

「あ、あの!」

咄嗟に呼び止めてしまった。

 

「…なに?」

「……こんど、月末に…ライブがあるんです

良かったら……来て、ください。きっと彼女が伝えたいことが分かるはずです」

 

 

 

「………そっか」

たった一言だけ、そう告げて2人の元へ向かってしまった。




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次回はライブの練習編です
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